あなたのいる世界であなたの傍に。
私は、あなたの傍にいたい...
そして、あなたが笑ってくれるなら・・・・・
 ̄ ̄ ̄ーーー_____
 ̄ ̄ ̄ーーー_____
車の急ブレーキの音。そして、車が“何か”に衝突する音...。
季節は夏。晴れわたった空の下、セミの鳴き声が響く中に似合わない音が紛れ込んだ。
横断歩道の信号機が点滅して赤にかわろうとしている。
黒い軽自動車が不自然に止まり、その側に赤い血に染まる女の子。
横断歩道の白線が赤くなっていく。
そして、呆然とその光景を見つめる男の子。
私は、この時に肉体を失い死を迎えた。
でも、自分を責め続けるあなたを見てはいられなくて...
「泣かないで」
...言っても伝わらない。
だから私は、もう一度...あなたの傍にいくと決めた。
たとえ私の魂が消滅するとしても...
ーーー「泣かないで、優雅は大丈夫だから」
もう一度、あなたに逢いたい。ずっと一緒にいたい。
それが、私の願い。
それを叶えるために私はこの道を選んだから。
加筆修正しながらの投稿です。元が台本書きというかなり昔に書いた物のため見るのも恥ずかしくて放置状態だったのですが、今になって書き直しを始めました。