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あるゆうしゃの物語  作者: 清水裕
獣の章
209/496

VS世界樹・挑戦

今回は疲れて、かなり眠いので……短いのと意味不明な箇所が多いです。

 世界樹ゴーレムの口の形をした洞が光った直後、高圧の水が彼女目掛けて撃ち出された。

 しかし彼女は洞が光った瞬間に、大扇を広げてその攻撃を防いでおった。


『GGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!』

「くぅ……っ!! 今は何とか、貫通されずには済んでますが……時間の問題ですよね」


 そう呟きながら、世界樹ゴーレムは高圧の水を一定時間出し終えたのか洞からの光が止むと同時に大扇を通じて彼女に伝わって来ていた衝撃が収まった。

 次の行動に移る前に、一度彼女はワンダーランドを見たが……高圧で放たれる水の威力は強力だったのか、水を受けていた箇所がめり込んでいた……。

 これは何度も受け続けていると穴が空いて、ワンダーランドはしばらく修復が必要となること間違いなしじゃろうな。その上、世界樹ゴーレムは次の高圧の水を放つことが出来るようになるまでの間、彼女を繋ぎ止めておくために蔓を動かし彼女へと襲い掛かった。


『UUUUUUUUUUUUUUUUUURRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRROOOOOOOOOOO』

「これは……燃やすのも面倒ですし……。昔の人が言っていた、虎穴に入らずんば虎子を得ず。を実践してみましょうか……」


 こんな状況で蔓に捕まってしまったら一貫の終わりだと考え、彼女は決意し……世界樹ゴーレムの口に向かって駆け出し始めた。

 正直、何考えてるんだこいつという状況ではあるし、血迷ったかと言われたらそう言いたくなるだろう。

 現にお主も呆れ返っておるの? うん、じばくとっこーするきかじゃと? ある意味難しい言葉を知っておるのう……。

 その一方で、世界樹ゴーレムも彼女が高圧の水を射出するための洞に近づいてくることに気づき、その身を捧げにきたのかと考え、目の部分らしき洞をニンマリと動かした。

 しかし、高圧の水はまだ水分が溜まりきっていないので、それまで蔓で捕獲するべきだと考え……彼女を狙う蔓の数を数倍に増やしたのじゃった。


『KKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKIIIIIIIIIIIIII!!』

「アタシがそちらに向かう理由を、どのように受け取ったのかは知りません。ですが、捕まえなくてもそちらの中に行きますから、心配しないでください」


 小さくそう呟き、なおも近づいてくる彼女へと全周囲から蔓が素早く巻き付いて来た。

 左右の腕を、足を、腰を、胸を、首を締め付けるようにし、蔓が彼女の身体へと巻きつく……が、彼女の身体に触れてしばらくすると、青々しく緑色……というわけではないが、少し毒々しい色になっている蔓が彼女に触れていた部分から白く炭化してボロボロと崩れ落ちていった。

 それには、さしもの世界樹ゴーレムも驚きを隠せなかったようであった。


「何故白く炭化したか分からないみたいですね? 答えは簡単ですよ。そちらに向かいながら、アタシは自身の身体の表面に薄く炎を張っていたんです。ですから、蔓で捕まえようとしてもすぐに……とは行きませんが、徐々に燃やして行きますよ。……さあ、アナタの高圧で撃ち出す水が発射されるのが早いか、アタシがアナタの口にたどり着くのが速いか……勝負です!」

『BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!?』


 彼女はそう言うと同時に、世界樹ゴーレムの肩に自身の靴の焼き跡を残しながら、一気に駆け出してきた。

 対する世界樹ゴーレムも……彼女の言葉が本気であると言うことを察し、洞の中に未だ溜まり切っていないが今ある分で彼女を攻撃しようと自身の体内の水分を全力で掻き集めた。


 世界樹ゴーレムの上を、彼女が駆ける――。


 世界樹ゴーレムの口が光りを放ち、今ある分で溜めた水に圧を加えられて行く――。


 両者がそれぞれのやるべきことを全力で行い、そして決着のときが来た――。


『OOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!』


 ……そう、勝ったのは世界樹ゴーレムだった。あと一歩で世界樹ゴーレムの口の中に入ろうとした彼女へと、チャージを終えた世界樹ゴーレムは、洞の中の小さな穴から高圧を加えた水を一気に撃ち出した。

 そうすれば、彼女の胸か顔は撃ち抜かれ、物言わぬ死体が出来るだろう。

 ……出来る、はずだったのだ。


「昔、テレビ番組でウォーターカッターで刀を切れるかという企画があったんですよね……。確か結果は、こんな感じでしたっけ?」


 大扇から小太刀に変化させたワンダーランドを正面に突き立てながら、彼女は高圧の水を真正面から受けておった。

 小太刀から分かたれるようにして、水は切り裂かれ……彼女は前へと進んで行く。けれど、切り裂かれても威力が少し削がれただけで、左右に分かれた水は彼女の持ち手とは逆の手の肩をぱっくりと切り裂き、時折撥ねる水飛沫も頬を切り裂いていった。

 正直痛くて転げ回りそうになっていた。けれど、彼女はそれを堪えて一直線に高圧の水を放つ穴へと小太刀を進ませる。

 そして、世界樹ゴーレムの中にあった水分が溜まった箇所へと小太刀は突き刺さり――水はドバッと、床に零れていった。


『GGGGGGGGGGGGGGGGGGGOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!?』


 洞の中がハウリングで震える中、彼女はその声を聞いて満足しながら……洞の中からそのまま世界樹ゴーレムの中へと入っていったのじゃった。

うん、ぶっちゃけますと……今これを書いてる夜の11時ですが……かなり眠いです。

というか、もう目がしょぼしょぼです。


>テレビ番組

動画サイトで探せば見つかりますので、ある意味面白いですよ。

ウォータージェットVS日本刀って。

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