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朝夕疾風記  作者: 桐谷瑞香
第二章 江戸編
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終 朝から夕への手紙

 夕凪お姉ちゃん


 お久しぶり。元気ですか?

 こっちはあたしもお父さんも、優月や町の皆も元気にしているよ。

 最近は新しい友達もできたんだ。いい子だから、お姉ちゃんにも紹介してあげたいな。


 この前ね、すごい事件があったの。江戸の町に化け物が襲ってきて、それを町の皆で力を合わせて退治したんだ。あんな化け物を目にして、もう町も終わりじゃないかと思ったけど、何とかなるもんだね。

 あとね、江戸城の将軍も初めて見たんだ。とても綺麗でかっこいいお姉さんだった。しっかりした人で、この人ならついて行っても大丈夫なのかなと思ったよ。

 ちなみにその事件について書き、刷った瓦版の量は過去最高。反響もすごかったな。

 この瓦版だけでその様子が伝わるとは思えないけど、一枚手紙に同封しておくね。


 お姉ちゃんに話したいこと、たくさんあるんだけど、いつ戻ってくるのかな?

 そっちは決して治安のいい場所ではないって……、友達から聞いたの。お姉ちゃんが変なことに首を突っ込まない人だってわかっているけど、お父さんも心配しているから……さ。

 ある程度取材が終わったら、一度帰ってきなよ。それからまた日にちをあけて、賽ノ地が落ち着いたら、また行ってもいいと思うから。


 あ、お父さんがご飯はまだかって言っている。

 最近、料理の種類が減ったとか、味付けがイマイチだとかぼやいていて、困っちゃう。お姉ちゃんの料理にあたしは敵わないとわかっていて、言っているみたいだよ。

 久々にお姉ちゃんの手料理食べたいな。


 では、元気で。また手紙書くね。


 朝陽




お読みいただき、ありがとうございました。

これにて朝夕疾風記、賽ノ地編及び江戸編は完結です。

その後については現在のところ執筆予定はありません。もし本編が動いたら、その時はまた考えたいと思います。


コラボ侍の参加者様のキャラを、短いながらも好き勝手使わせて頂いた小説でした。

この場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

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