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空耳の夕焼け

~『光』サイド~ 

 あの日、交差点に差し掛かるところで俺らは手をつないだ。北野の温もりが俺の手を包み込んだ。猛暑日和でジンジン体が焼け付く様だったのに、北野の温もりが伝わった左手はどうしようもなく心地よくて離したくないと思った。

    ―指先から中まで少しずつ熱が伝わっていくようで―


~『慎二』サイド~

 家に帰った。千道の温もりがまだ手に残ってる。少しずつとろけそうな千道の温もりが指先から伝ってきて…握りしめてしまった。離したくないのか?ただ、心地が良くて無意識につかんだかどうかなんて分からなかった。そんな俺をさっしたのか千道も指を絡めてきた。夕焼けに照らされて赤くなる体で頬がいっそう赤くなるのを感じた。

「…千道の手、あったたかった」

不意にそう呟いた。小さな思いが芽となってでてくる。それに慎二はまだキズカナイ。

-この気持ちはなんだろう…? 千道の温もりが欲しい?それとも…‐

「考えても仕方ない…か」

慎二は答えの見つからない考えに自問自答するのをやめ、布団につっぷした。

    -部屋には寝息が立ち、夜の街は時間を進めてゆく―

~IN 学校~

 『千道 光』サイド

 学校についた。一瞬、北野と廊下ですれ違った。昨日のことを思い出しうつむいてしまう。耳元で北野ささやいた。「ドキッ」と心臓が鳴るのを感じた。

「ひらい…」

体がこわばった。今のは『嫌い』と言いかけた…?昨日のがいやだった?頭の中が真っ白になった。

   -キラワレタ…?-

ただ一言だけが頭をよぎる。体が震えるのを感じた。

 心の中の『何かが』すっぽり抜けてしまったのを感じた。

~『北野 慎二』サイド~

 廊下で千道とすれ違った。昨日のことを思い出し、無意識に千道の耳もとでささやいていた。

「光」

名前を読んだだけなのにどうしようもなく恥ずかしくなってしまった。名前を言った後、千道が暗い顔をしていた。もしかして

  -イヤダッタ…?―

千道の暗い顔を見ると胸が痛くなった。

    -締め付けられるみたいで-   

いつもなら、「帰ろう」と言えるのに今日はそれどころか避けてしまった。

悲しい顔を見ると、どうしていいか分からなくなったから。いや、俺が単に臆病なだけかもしれない。そう、

    -嫌われたくなくて必至だー


-廊下でのすれ違いは心のすれちがいになってしまった。二人はどうなってしまうのか…?お互いの気持ちに気づけずにいる『二人』の行方は?―


次回予告;すれ違う『二人』心に変化が!?近づいていく『慎二』と『光』の距離、吸い寄せられるような『二人』 一体どうなってしまうのか!?

お楽しみに!!

 いっちょまえに次回予告なんて書いてすいません・・・。馬鹿だから、こいつ←大丈夫か?頭の中?と、いうかんじでスルーして頂ければ幸いですw

 さあ、展開がややこしいですねwwwがんばって書きますので応援よろしくです((殴

 乾燥…また間違えたw感想、評価して頂けたらうれしいです。

ではまた次回でお会いしましょう((

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