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0006 悪役令嬢
アリアン、クワトローリアは下級騎士の生まれだ。
代々クワトローリア家は武芸の名門で、その投げナイフの技はクワト流派を名乗ってきた。
アリアンは武芸においては持ち前の運動神経もあってか他の兄弟よりも秀でており、アリアンは一家の棟梁を決める時の決闘に勝つ自信があった。
しかし、長男のシグマ、クワトローリアがアリアンを体術を持って打ち破り、掟に従いアリアンは城の兵卒についてお金を稼いでいた。
公爵令嬢の愛人になればどれだけのお金を稼げるか、しかしアリアンは断った。
アリアンにも生涯がある。きっちりとした嫁を貰わなければ。
「エリザベート公爵令嬢、その話ありがたきお言葉ですが、お引き受けできません。」
アリアンは仰々しく断った。
エリザベート公爵令嬢は膠着すると、悪役の顔になり、アリアンを捕縛しようとしたが、アリアンは塀を登って逃げてしまった。
アリアンは親友のリーラル、トルドと外の道を走った。
「なに考えてんだか、でもよかったな。」
「何が。」
「そんな動きにくい格好してないで、早く兵卒の服に着替えろ。」
「分かってる。」
アリアンはため息をついた。また、追ってこないだろうかと頭をかかえた。




