八 管理者たる大地
「アルド」と「ウォース」が「紫電」を耐えていると、フォスが違う魔法を放つ、、
それは、「アルド」と「ウォース」を仕留めるには十分すぎた、、
しかし、「ウォース」が「アルド」に何かを渡した瞬間、「アルド」は管理者となった、、
それを見た、フォスは、、世界に嫌われた証拠を使った、、
フォスがもう一度「雷魔法」を、「アルド」、「ウォース」に撃つ、、
「、、雷魔法「創電進雷」、、」
そう唱えると、フォスの頭上に雷球が現れ、鳴り響く、、
「、、はぁ?な、、何だよ、、何が起こってんだよ!!」
「、、どうでもいいだろ?」
フォスがそう言うと、手を振り上げる、、、
「、、「紫電」はそのままにしといてやるよ、、防げよ?「紫電」と「創電」を、、、」
そうして、フォスは手を振り下ろす、、
すると、フォスの頭上で鳴っていた雷球が、鳥の姿を模し、「アルド」、「ウォース」に向かって行く、、、
「、、!?「雷鳥」!?ど、、どうしてここに!!」
「はぁ!?何言ってるの!!「雷鳥」は「五剣山」の「三剣」だろ!?ここにはいない!!あれは、、言いたくはないが、、あれは!!あいつの!!フォスの魔法だ!!」
「、、「紫電」を防ぎながら、「創電」をかわせるのか?」
「、、、っ!!「アルド」!!、、、あとは任せたぞ、、、」
「ウォース」がそう言うと、何かを「アルド」に渡し、倒れこんだ瞬間、「紫電」と「創電」が激しい音を立て、跡形もなくなくなった、、、
「、、、何だ、、?いきなり、、俺の魔法が、、」
フォスが考えていると、「アルド」がいる方向から土の槍が飛んできた、、
それは、フォスの頬をかすめ、後方に消えていった、、
「、、俺に傷を、、何をもらった、、「アルドバルド」、、」
そう問いた、フォスの顔には笑みがこぼれていた、、
すると、「アルド」の声が聞こえてくる、、
「何を笑ってんだよ!!破壊者!!」
「やっと、、管理者にふさわしい強さになったな、、「アルドバルド」、、、では、俺も得意な魔法で行こうか、、これは、俺が唯一、初めから知っていた魔法、、俺の人生を写したかのような魔法だ、、、」
「そうか、、ふぅーーー、、、初めてだな、、世の理に触れるのは、、」
「、、使えるようになったのか、、来い!!「アルドバルド」!!」
「あぁ、、これが俺なりの感謝だよ!!死ね!!「樹海の破壊者」フォス!!地魔法「天理地外」!!」
「アルド」が唱えた魔法は、まさに、「皆を支える大地」にふさわしいほどの威力、、それは、「魔境の樹海」の大地を空に浮き上がらせ、それをフォスに向かわせた、、それはフォスであってもまともに食らえば死に至るほどの威力、、
「おぉ、、素晴らしいな、、何を渡されたかは知らんが、、それほどの魔法を出せるとは、、いやはや、少々なめていたかもな、、」
「随分と余裕そうじゃないか!!あれを食らえば、さすがのお前もただじゃ済まんだろ!?」
「あぁ、あれを食らえばさすがに俺も死ぬな、、」
「、、、っ!!じゃあ!!、、」
「だが、それは俺が何もしなかったらの話だろ?」
「、、は?お前に何ができる!?」
「アルド」がそう問いかけるが、フォスは何も言わず、魔法を発動する、、
「、、怠惰魔法「無限重圧」、、」
フォスが使った魔法は、この世界で禁忌とされ、扱うことすら許されない、大罪魔法、、それは、世界が嫌った証明、神が興味と恐怖を抱いた証拠の魔法であった、、
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