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二十一 三球の混合

火球と水流魔術によって生み出された水蒸気によって視界を撃ばれた管理者、、

しかし、フォスは雷球を落とす、、

それを本能で回避する管理者、、

そうして、管理者は二種類の魔術を使う、、

フォスは残りの三球を一斉に落とす、、

フォスは、管理者に向かって雷球を落とす、、

管理者は、火球と水流魔術による水蒸気によって視界を奪われていた、、


「くそ、、視界が、、」


すると、激しい音が管理者の耳に届いた、、


「、、!?な、、何だ、、!?この激しい音は、、」


管理者がそうつぶやくと、本能が警告の鐘を鳴らす、、

それは、管理者として生きてきたが故に、自身の命に関わる攻撃に対し、反応したのであった、、


「な、、何かやばい!!土流魔術「土は我が身の盾」!!」


管理者が唱えた魔術は、自身の体を覆い被るように土壁を張った、、

その次の瞬間、水蒸気に雷球が落ちた、、

すると、雷により、水蒸気の温度が一気に上がり、巨大な爆破が起こる、、


「、、!?な、、何だ、、!?」


管理者が作った土壁であっても、削られ始める、、


「、、っ!!保たせる!!」


その巨大な爆破は、数分にわたった、、

管理者が作った土壁はその爆破を耐えきった、、、


「はぁ、、はぁ、、」


「耐えたか、、さすが、最古の管理者だな、、」


「そ、、それは、、どうもだな、、」


「ならば、残りの三球も落とすぞ、、」


「、、やはりか、、」


「まぁ、普通に落とすのでもいいのだが、、それでは面白くない、、、故に、落ちる間に混合させる、、」


「、、!?ど、、どういう、、!?」


「聞くな、、受けろ、、」


フォスがそう言うと、残りの水球、風球、土球を落とした、、

すると、風球が土球を削り、水球が風球に纏わる、、


「くそ、、!!火炎魔術「炎は我が槍となれ」!!」


管理者が唱えた瞬間、炎が管理者の足元から吹き出し、槍の形となり、三球に向かって行く、、

しかし、水球と風球によって、炎が完全に鎮火される、、


「は、、?そ、、そんなわけ、、な、、何かの間違いだ!!土流魔術「岩石は敵を砕く」!!」


管理者は火炎魔術をやめ、土流魔術を放つ、、

それは、水球と風球の防壁を超えた、だが、風球によって削られた土球によって砕かれた、、


「そういうことか、、生半可な遠距離魔術はあの水球と風球によってかき消され、質力だけの攻撃は中の削られた土球によって砕かれる、、ならば!!二つ同時に発動する!!炎土魔術「火炎纏いて岩石となれ」!!」


管理者は二種類の魔術を使った、、

二種類の魔術を使うことは、それぞれの特性を知り、そして、全く違う性質の魔力を偏らず均等に使うことが必要になってくる、、

これは、フォスを除き、できるものは最古の管理者たる「魔」、森の管理者たる「冥霊(めいれい)」のみである、、

そして、最古の管理者はフォスの落とした三球に向かって放った、、

お読みいただきありがとうございます。

誤字脱字、意見などありましたら、コメントなどしていただけると幸い。

高評価、ブックマークなどもよろしくお願いします。

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