十七 魔喰の海洋
第八階層を氷海にかえ、第九階層に向かっておりていく、、
管理者がら聞いた話は、第九階層は海洋、、
そこにあったのは、そこも上もわからないほどの深さであった、、
そして、そこにいたモンスターはフォスの身体能力を軽々と超えるモンスターであった、、
フォスは第九階層に降りていく、、、
すると、海の独特の匂いが漂う、、
「海洋、、だったか?、、海の中に入るのか、はたまた海の上か、、海の中は動きづらいから勘弁したいな、、」
フォスが言葉をこぼす、、、
しかし、フォスの考えは下まで続く階段にて打ち砕かれた、、
「はぁ、、まぁ、ここは最難関、、そう簡単にはいかないわな、、」
フォスが目にしたのは、上からの光をまるで飲み込むかのように真っ暗な青い世界であった、、、
「、、見えないが、、ここも第八階層にいたあいつと同等か、、少し覗くか、、透視魔術「わが目に真実を」、、」
フォスが唱え魔術を使うと、真っ暗な青い世界を情報として入れる、、
すると、フォスに敵の情報も入ってくる、、
「、、マジか、、あいつよりでかいし強いぞ、、しかも、ここは相手のフィールド、、どうするか?」
フォスがそう考えていると、いきなり、フォスの目の前に敵が現れる、、
「、、っ!?、、、まじか、、」
目の前にいたのは、巨大な眼であったがその大きさは、フォスの何倍もあった、、
それは、全体がわからないほどの大きさであった、、
「、、ここまでか、、これが、、第九階層、、最終階層の一つ手前か、、」
フォスがそう言うと、その青い世界に足を踏み入れる、、
「、、入ったはいいものの、、海水ではあるが魔力を帯びている、、これは、、魔法や魔術を使えばさらに重たく硬くなっていくな、、」
フォスが考えていると、先ほど目の前を通ったモンスターがフォスの目の前に現れる、、
「、、まじか、、通りで、、」
フォスが納得していたのは、その巨体でどのように自身の目の前から消えたのかが今、わかったからである、、
その答えは至って単純、魔術を使えば自身が不利になる、ならば、魔術を使わず自身の肉体でこの海洋を動くことであった、、
「、、その体は、全て筋肉か、、それに、反射神経も海中にいるだけあって早いな、、」
海中での動き、反応速度、身体能力全て、フォスより相手の方が上、、
それが最難関の最終階層の一つ手前、第九階層、、
何人たりとも攻略できず、生きて返さずを体現してきたダンジョンである、、
「、、どうしたものか、、下手に動けばこちらが食われる、、しかし、相手に対し打つ手もなし、、上を目指そうにも、、、、どこまで上がればいいのか分からないほどの深さ、、さて、、どうするか、、?」
フォスが考えていると、モンスターはまるで空を飛ぶ鳥のように、泳いでフォスの目の前から消える、、
それは、フォスが追い詰められ始められたことを表す、、、
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