十五 管理者との対話
デスワームに対し、嫌悪を示すフォス、、
すると、フォスは躊躇せずに炎魔法を出す、、
そうして、ワームを干からびさせながら、階段に向かって歩く、、、
すると、階段を下りているフォスの目の前に管理者が現れる、、
フォスの周囲をこれまでのデスワームを超える大きさのワースがフォスを囲む、、
「気持ち悪い、、あぁ、、本当に!!炎魔法「炎命豪炎」!!」
フォスが唱えた魔法は、自身が燃え、周囲を乾燥させる、、
「はぁ、、加熱消毒だ、、」
フォスがそう言うと、地中にいたワームが暴れながら地上に出てくる、、
しかし、地上に出てきたワームはたった数分で干からびた、、
「、、これでいいか、、さぁ、次に行くぞ、、」
フォスは炎魔法を発動させながら次の階層に続く階段に向かって行く、、
「はぁ、、これで三階層、、道のりは長いな、、」
フォスが言葉をこぼすと、暗い階段の奥から声が聞こえる、、
「そう?こうやって階層を降りるってのは中々スリルあるじゃん?」
「誰だ?」
「ん?あぁ、私はこのダンジョンの管理者だよ。」
「ふ~ん、それで?管理者がどうして、私に?」
「あれ?俺じゃないの?」
「別に一人称なんてどうでもいいだろ?」
「確かにね。」
「それで?」
「あぁ、どうしてかって話だったね、、まぁ、簡単に言うと君、最後の階層まで行かない?」
「はぁ?そんなことできるのか?」
「うん、できるよ、管理者だからね、それで?どうする?」
「、、最後の階層じゃなくて、第八階層でどうだ?」
「え?最終階層まで行かないの?どうして、第八階層なの?」
「え?だって第八階層からのモンスターって「管理者」候補の強さなんだろ?なら戦ってみたいって話だ、、」
フォスは口角を上げながら話した、、
「随分と、戦闘狂なんだね?」
「は!戦いは鍛練だ!!ならば、強い相手とならいくらでも戦いたいってだけだ、、」
「そう、、なら、、」
フォスの話を聞いた、管理者は手を上げると、、
フォスと管理者の周囲が光った、、
「ん、、?ここは?」
「ここが第八階層、ステージは火山だ、、」
「火山か、、それは、、暑そうだな、、」
「まぁ、確かに暑いよ、、まぁ、ステージは教えてあげるよ、、」
「そうか、、それはありがたいね、、」
「ははは、、君から感謝を言われるとはね、、ステージについては、第八階層は火山、第九階層は海洋、第十階層は無だよ、、」
「は、、?まて、、第十階層が無ってどういうことだよ?」
「言葉のまんまだよ、ステージなんて存在しない、、ステージはボスが決めることができる、、それが「魔」の管理者の力だからね、、」
「は、、?「魔」の管理者、、?どう、、いう、、」
「ん~?それは、本人から聞きな?」
管理者がそう言うと、管理者はまるで姿を消すように消えた、、
「、、、はぁ、、まぁ、本人から聞くか、、」
フォスがそう言うと、第八階層に向かって歩いていった、、、
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