一 おはようございます
その日、ある男が死んでしまった。
それは、女神の不手際によってであった、、、、
故に、女神はその男を自身の世界に送るのであった、、、
その日ある一人の男がなくなってしまった、、
「始めました、私は女神「ネスティアス」です、貴方が「木崎 結城」さんですか?」
「えぇ、そうですが、、」
「今回のことはこちらの不手際のようで、本来ならあなたは天寿まで全うするはずでしたが先ほども言った通り、こちらの不手際であなたは死んでしまいまして、そのお詫びとして、私の世界にもう一度生を与えたいと思います。」
「そうですか、、」
「意外とすんなり受け入れるのですね?」
「まぁ、死んだらそれまでですので、それで、私はあなたの世界でどう生活を?」
「どう、、ですか、、簡潔に言ってしまえば自由に生活をしてください。」
「では、、怠惰でいてもいいのですか?」
「えぇ、ですが、罪は犯さないでくださいね、罪を犯した場合、私はあなたのことを見限りますので。」
「それはそうですね、私の生きていた日本でも、法を守らなければ見限られる、当たり前のことですね、わかりました。」
「では、あなたにスキルを与えます、何か要望はありますか?」
「そうですね、、スキルはどれほどあるのですか?」
「でしたら、スキル表を渡しますのでそこから選んでください。」
「わかりました。」
スキル表が手元に現れ、じっくりと選んでいく、、
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「決まりました。」
「これでいいのですか?怠惰でいたいのではないのですか?」
「えぇ、怠惰ではありたいです、でも、だからと言って努力をしないのは違いますでしょ?楽でいたいのであれば、努力を、生きたいのであれば、苦しみを、が私のモットーですので。」
「、、人間にしては殊勝な考えですね。」
「えぇ、楽なものがあるのであれば私たちはさらに愚かになる、それでも、楽を求めてしまうのは人間の性ですね。」
「そうですか、、では、最後にスキルの確認をしますね。
まず、「限界突破」、「剣神の業」、「魔導の極」、「先見の見切り」、「神の手」、「観測の眼」の六つでよろしいですか?」
「えぇ、それでいいです。」
「スキルの詳細を確認しますか?」
「一応しておきます。」
「わかりました。それでは詳細を確認しますね。
「限界突破」:努力をし続けることで自身の限界をなくすことができる
「剣神の業」:世界の過去、未来、現在のすべての剣の技を扱える
「魔導の極」:世界に存在するすべての魔術、魔法を使える
「先見の見切り」:未来視を有し、全ての攻撃、行動を見切れる
「神の手」:現存する武器を作ることができ、素材があれば神器も製造可能
「観測の眼」:世界を見渡すことができ、特定のものを見ることも可能
が六つのスキルの詳細となっています、お間違えありませんか?」
「えぇ、大丈夫です。」
「それでは、これより転移をします、なお、転移後は姿と声が変化しますが体に異変はありません、それでは、貴方に祝福があらんことを。」
「ありがとうございます。」
そうして、男の周囲が光に包まれ、姿を消した、、、
「行ってらっしゃいませ、「木崎 結城」さん、楽しんでくださいね、私の世界「メルサントル」を、、、」
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