4話
戒徒「親が憎いか」
ヨナ「いえ、ですが思い出したくはありません」
戒徒「それじゃヨナの家の近くは通らなくていいぞ」
ヨナ「ご主人様がどのような旅をご計画されているかがまだわかりませんが、それは難しいと思われます」
戒徒「どうしてだ?」
ヨナ「ヨナが居た街は全ての原点であるテキンはこの場所からどこへいくにも通る必要があるからです」
戒徒「それでは余計に何故ついてきた?」
ヨナ「ご主人様と新しい世界を見てみたいのです」
戒徒「決して楽しい旅ではないと思うぞ」
ヨナ「ご主人様の側に居られるだけでヨナは嬉しいのです」
戒徒「そうか、変なことを聞いた」
ヨナ「大丈夫です。初めてここまで気持ちを吐露しました」
戒徒「少しはスッキリしたか」
ヨナ「はい!」
戒徒「それじゃ」
ヨナ「おやすみなさい」
―
戒徒「ん、ヨナは料理ができるのか」
ヨナ「多少はできます。お口に合うかどうかはわかりませんが、旅が終わるまでにはお口に合うように致します」
戒徒「もう少し早くしてくれ」
ヨナ「かしこまりました!」
―
戒徒「あまり期待していなかったがなかなかだな」
ヨナ「ありがとうございます」
戒徒「故郷の味がする」
ヨナ「ですと、同じような場所で育ったのかもしれませんね」
戒徒「そう言うことだろうな」
―
戒徒「あの見えてきた場所がテキンか」
ヨナ「はい。商業都市テキンです」
戒徒「金はたくさん貰えそうだな」
ヨナ「ご主人様お顔が怖いです」
戒徒「慣れろ」
ヨナ「はい…」




