俺の嫌いな世界にgoodbey そして新しい世界にhello
1.始まりに満たないのstory
俺の名前は、493”(トラジ)、中学3年生の双子の弟であり、バスケ部の部員である。事の発端は、中学1年の3月から始まる。その月、サンウィルスが世界で流行り、学校は、休みとなり、店もほとんど閉まっており、家で、アニメやマンガ、ラノベ、ゲーム、動画といった娯楽をして7月まで過ごしていた。そして7月になってやっと学校が始まった。そして俺は、2年生になった。その時の俺は、声優という職業に興味を持っていた。そのためにいろいろな学校を探していた。学校では、身長が高いのに陰が薄く、なかなか目立たなくて、クラスの女子2人に「びっくりした」や「こっわ」などの声が聞こえるようになったり、ゴール少年に「アニヲタ」や「ヲタク」といった差別があった。そして、3年生になった。何かあったといえば、転入生のウェーセスが女子声優さん並みにかわいくツンデレで、隠れヲタクだったり、電気機器が大好きな鯖先生が、ヤンキーだったり、有名芸能人がアナウンサーが、結婚したり、政治家が不倫したりといったことがあった。そして、9月になった。俺は、いつも同じ夢を見ていた。それは、どこと知らない景色で爆発で死ぬ、それが、橋で落下して死ぬ、銃で殺される、などの夢が繰り返されていく。後々分かったことなのだが、それは、修学旅行で乗る、新幹線だった。そして、当日、俺は、兄のbladeとhot君と一緒に駅に行きクラスaとクラスbで並び、福岡行きの新幹線に乗り1号車に、俺とクラスaの生徒と担任のリトテン先生と副担任の鯖先生と美術のsono先生と学園長が座り、2号車に、兄とhot君とクラスbの生徒とバスケ部の顧問であり、担任のhuiku先生と副担任の三重先生と教頭とクラスeの孫悟空先生と地家先生が座り、後の3~15号車は、お客さんと会社員が座っている。事件は、9時39分に起こった。新幹線の中では、カードゲームしたり、小説を読んだり、おしゃべりしたりといったことをして、中は、ガヤガヤしていた。そして夢は、現実となってしまった。線路から体感もしたことのない地震が、起きた。だが、新幹線は、止まろうとしても止まらなかった。全員が、パニックになり、先生達に、「大丈夫ですよね」や「死にたくない」、「何かの、ドッキリならやめてくれよ」といった声が聞こえた。そして、やっと止まったかと思たら、新幹線ごと爆発した。そして、一号車が燃えた。493”は、夢なのでは、ないのか?、俺、死ぬの死ぬのか ?でも、そこまで悪い死にざまじゃないな~、やっと死ねる、楽になれると思っていた。だが、周りからは、悲鳴や爆発音やもがく姿が見られた。だが、出られなかった。道がふさがり、体と新幹線が、煙と炎に包まれたのだった。そして灰となって、消えてしまった。
2.新しい生活1
俺は、地べたに座っていた。周りに、レンガで、できた建物の町、パンのいい匂い、奥のほうには、謎の塔がそびえ立っている。目の前から、馬車、いやあれは、熊車だ。「そこあぶねーぞ」
「わぁー」
俺は、斜めに逃げてしまった。目の前には、白くて水が出ているものがあった。それは、噴水だった。俺は水の中に飛び込んでしまった。まわりからは、笑い声が、聞こえた。人々の中には、エルフとか、魔女とか、ビーストとかが、いた。そして、察してしまった。『ここは、異世界だーーーー‼』なぜか後ろから、声が聞こえた。後ろを回ってみると、あら、美少女のウェーセスがいるでは、ありませんか!。そして、ウェーセスは、俺に向かって、すごく嫌な目でこちらを見てきた。怖いけど、可愛い.
「こ、こんにちは」
「こんにちわ」
「なぜここにウェーセスがいるんだ」
「さあ、私にも、よくわかんない」
「でも、俺たちって、確か死んだんじゃないっけ」
「私って死んだの」
「逆に死んでないとでも思っていたのか」
「うん」
もしかして、ウェーセス、気を失ってしまていたか、いや確か、中二病みたいなセリフを言っていたな。もしかして…でもまあいいか。
「でも、確かなのは、俺とお前以外にもクラスの子がこの世界にいるということだよな」
「そうかもしれないけど、でも」
「でも?」
「アンタと私で、他の奴らを探したとしても、見つからないと思うわ」
「確かにな~」
そう、俺は、まだここがどこで、なんていう町で、スキルや魔法が使えるのか、ここからどうするのかを、考えていない。
「なんでそんなに、のんびりなのよ」
「いや、異世界ものの主人公とかって、いつもどうしてたかな~って」
「それは、あれよ、アレ」
ウェーセス、何も考えないなと思ったことを、顔に出さないようにした。
「じゃあ、まずは、ギルドに行ってみる?」
「いや、まずは、宿屋を探そう。」
「そうしたいところだが、俺たち、今お金が無いし、俺自身、今、腹が減っている」
「我慢しろ!!」
「じゃあ、今からアルバイトして、お金を貯めよう。」
「どうして」
「それは、宿屋代と、俺自身がギルドに入りたいから」
後は剣や、弓矢や、杖などの、武器類が欲しいとは、決してこんな可愛い少女には、言えない。
「なるほどね~」
「でも、どこで、寝泊まりするの?」
「それは、外で野宿するしかないと思うけど」
「それは嫌だ」
「ウェーセスの言っていたことを、そのままいうよ」
「我慢しろ!!」
3.Night love song
俺たちは、まずは、情報収集をすることにした。わかったのは、ここが、ジンジャーブレット王国のシュガー町だそうだ。この国は3っつの町に分かれている。一つ目の町は、アクアで、水や、緑が茂っているそうだ。二つ目の町は、ケーフで、麦や、野菜、果物などの農作物があるそうだ。三つ目の町は、今、俺達がいる、シュガーで、海産物や、武器、鉱山物などが、有名だ。この国の中心部に、城がある。そして、町の外には、よく、モンスターが出るので、誘拐などが多い。言語が、日本語に近い。そして、お金の単位は、金貨ルー、銀貨ルフィア、銅貨ブルという。ギルドは、国に何個かあり、職業が、戦士、魔導士、弓使い、獣使い、木こり、村長、パン屋、鍛冶職人、売人などがある。
「そろそろ夕暮れだけど、どうしようか」
「それは、決まっているよ」
「野宿」
「そうですよね~」
「まず明日、仕事を探すぞ。」
「じゃあ、おやすみ」
「おやすみなさい」
寝るの早いなと思った。今、考えてみると、まだそこまで時間がたっていないこととなぜ、俺が、ウェーセスと一緒のところにいるのか疑問であった。だが、ちょっと嬉しかった。なんだか、あまり、こいう、非日常で、クラスの中でも、一番可愛い子と、野宿なんて、なかなか、ないことだ。(寝顔とかってかわいいのかな)そしてみようとした瞬間、「私、眠れないわ」急に、そんな声が聞こえ、驚いた。
「今、アンタ何かしようとしたでしょう」
俺は、慌てて、「いや、何も」といってしまった。(すごく、危なかった)
「ならいいんだけどさ」
「ねえ、アンタさ、こ、コイバナできる」
「はい!?」
「コイバナよ、」
何、この子すごく乙女じゃん。コイバナか~、そいえば、あまりそいう話してなかったな
「できないならいいわよ」
「できるよ、でもあまり期待しないほうがいいよ」
「しないよ」
ウェーセスは、三角座りして聞いてくれた。
「俺が6年生のとき、すごく声が可愛い子がいたんだけど、その子のことが好きでさ、友達に言ったら他の子に言ったから、学年のみんなにその子のことが好きなことが、バレて、告れなくて、俺、その子を傷つけてしまけてしまて、謝れない、ままなんだ。」
これは、俺自身がずっと、抱えている悩みで、ずっと会いたいと、思ていた。なかなか会えなかった。「ごめんね、こんな、暗い話して」
ウェーセスのほうを見ると、彼女の額には、水滴が、流れていた。
「本当よ、なんで、最初からそんな話をするの」
「ご、ごめんでも、そこまで 泣くような話じ、思うけど」
俺は、また、女の子を泣かせてしまった。ある、キャラクターがこんなこと言っていた。「レディーを泣かせるんじゃねぇ」俺は、その言葉を大切にしていたのに、泣かせてしまって、胸が痛い、苦しい。
「じゃあ、話題変えない?」
「うん」
「じゃあさ、この世界に来る前、大人になったら何になりたかった。」
俺は変な質問をしてしまったきがしてしょうがない。
「俺は、声優かな、ウェーセスは、」
「通訳ガイドとか、キャビンアテンダントとか、かな」
「じゃあ、アンタわさ、なんで声優になりたかったの?」
「アニメに恩を返したいのと、憧れの声優の松禎さんと、仕事がしたいからかな、お前は、」
「私を、お前呼ばわり!、まあいいは、私は、優しくて、何でも話せる人になりたかったからよ」
こんなに自然と 打ち解けたのは、いつぶりか。クラスでも、あまり人と話さないし、特に独り言が激しい俺は、嫌われていたし、人を好きになれなかった。
「小説が好きって言ってたけど、どんなのが好きなの?」
「ミステリーとか、異世界ものとか、アンタは、」
「俺は、アニメ化してればその小説を読むかな」
「ねえ、いつもどうして、休み時間兄弟と話してるの?」
「それは、クラスの中に、声優とか、アニメの話できる人がいないっていうのもあるけど、人との付き合い方が、わからないから」
本当は、あまり人と、かかわりたくないからだ。
「そろそろ寝よう」
「え~せっかく盛り上がってきたのに~」
ウェーセスは、頬っぺたを、膨らませた
「じゃあ、まだやる?」
あんな顔で言われたら、こう言うしかない。
「うん」
「じゃあさ、ウェーセスのコイバナ教えてよ」
「いいわよ、クラスBの生徒会長が好きかな」
「そ、それは、どうして」
「だって、しっかりしていて、イケメンで、誰とも話せるじゃないあとは…」
正直俺もそう思う。確かに、動きが速くて、運動もできて、学年の中でも頭がいい。完璧だ。だが、俺は、そんな彼が苦手だった。なぜなら、言っていることが、別次元のようだった。
「いてる、ねえ、ねえてば」
「ごめん、ボーとしてた」
「私、もう寝る」
「了解した、おやすみであります」
なぜか、軍の人、みたいになった。
(明日早起きして、ウェーセスの寝顔見よう)
4.夢想
俺は、夢を見ていた。目の前には、死神の鎌を持った獅子がいた。俺は、剣を持って戦っていた。後ろには、仲間がいて、杖を持つウェーセスと、曲刀を使うエルフの少女と、弓矢を使う少年がいた。だが、俺は、傷だらけで、ウェーセスの魔法に助けてもらってばっかりで、なかなか獅子は、やられない。あとの二人は、獅子を攻撃をしながら、俺と、同じく傷だらけで、ウェーセスに、助けてもらっている。俺も攻撃をしようとしたら、動きが鈍く、鎌に切られて死んだ。そして、起きた。まだアサヒは、出てないようだった。ウェーセスは、まだ寝ている。(寝てる姿可愛い、もし、スマホがあったら、カメラで撮っていたな~)「はぁ~」あれは、正夢なのでは、ないのか。俺は、デジャブなどが多く、似たようなことが起きる。可能性は、ないわけでは、ない。脳の奥で、留めておこう。そして、俺は、二度寝をした。
「ぉきて、起きて」
「はぁ~、おふぁよう」
「おはよう」
「じゃあ、さっそくアルバイト探すよ」
「は~い」
「俺、パン屋で働いていいか」
「急ねぇ、でも、どうして」
「1回だけパンを作ったかとあるか」
ここで、いつも母に『マッサージしてー』と言われてるなど言えない。
「ふうん~わかったわ、私は、適当に探すは、」
「了解」
「じゃあね」
「あ、ちょっと待って」
「なによ」
「集合場所ここでいい?」
「いいわよ」
「じゃあ、夕暮れ前に、ここ集合」
『じゃあ、行ってきます。』
俺は、走った。この時は、まだ知らなかった。俺自身が、アルバイトを、甘く見ていたことを。そして、その辛さを知らなかった。
5.baker
まずは、パン屋さんを、見て回った。まずは、人の数だ、この町に、6軒だ。その中でも、3軒が人気だ。だが俺は、売れていない後の、3軒がいいと俺は、思った。なぜなら、そこだと、新しいメニューが出せると思ったのと、なんとなく、かっこいいと思ったから。だが、よく考えてみると、人気の店のほうが、ちゃんと、指導してくれる。だが、改革したいけど、でもな~など、天使と悪魔が、闘ってるようなことが起きた。整理がつかなくなり、つい「異世界ものの主人公ならどうするかな」、「でもな~お母さんとか絶対に、売れてるほうを、選ぶだろうな~」、「でもな~売れないほうにも、何かいい何かいいことがあるはず」などの、独り言が発生した。結局、欲張ることにした。まず、売れている店からの順番に、お願いして行った。1軒目は、フォルナイ、種類が、豊富で、人気だ。昼に、店主に、お願いしてみたものの、「もう間に合ってる」といわれた。2軒目は、パステロ、コロネなどがあった。ここでも同じく「もう間に合ってるのよ」と言われた。3軒目は、フレジ、サンドイッチが有名なようだ。ここも同じく「間に合ってるから、帰った、帰った」といわれた。4軒目は、ぺカロ、ラスクが人気のようだ。ここも同じく。5軒目は、ブルド、ここは、固焼きパンが有名なようだ。ここも同じく。6軒目でやっと入れた。「まだ出店したばかりで、アルバイトを雇いたかったんだよ」と言われた。店の名前は、ウヴェッタ、まだメニューが少ない。
「今、時間ある」
「は、はいあります」
「じゃあさ、今から、買い物に行ってくれない」」
「わかりました。じゃあ、お金もらっていいですか」
「え、君お金持ってないの?」
ここで僕、異世界転生したんです、はずがないがない。ていうか、わかるはずがない。どうにか誤魔化さないと。
「なんか、すいません、僕、まだ、ここに来たばかりで」
「そうか、じゃあこれだけ渡しておく」
銀貨7枚と銅貨20枚渡された。あとメモを渡された。メモには、こう書いてあった。
「リンゴ2個、ぶどう1房、オレンジ3個、ピーナッツ、ワルナッツ、アーモンド25粒ずつ、バター2個、小麦粉1袋、蜂蜜1瓶、ミルク2缶、ニンジン5本、ジャガイモ、トマト5個、ソーセージ1連、レタス、オニオン2玉、卵10個、スナッパー2匹、あと、荷車を持っていくの忘れずに。」
「じゃあいってきます」
「いってらしゃい」
俺は、買い物に行ってきた。この町のお金を使うのも、見るのも、初めてだ。しかも中学生でアルバイトなんて、夢のようなことが、今、起きている。できるだけ早く、行かないと。
「あれ、荷車ってどこにあるんだっけ?」
「あぁ、店長に聞いてない」
俺は、すぐさま、店のドアを開けた。
「店長、荷車ってどこにありますか」
「ああ、店の横にあるよ」
「すいません、ありがとうございます」
6.ideali e realta
俺は、まず町の市場でメモ通り、買ったら、お金がすっからかんになった。荷車は、物があふれていた。すごく重い。だが、この重さは、久しぶりだ。1年生の時の誕生日にあった、バスケの試合の帰りに持って行った、試合用具のボールケースと一緒だった。あの時は、すごく疲れていたな~。そして、20分~30分経ったら、店に着いていた。
「ただいま店長、買って来ましたよ」
「ありがとう、そこら辺に置いといて」
「わかりました」
まず、軽い果物から、おいていき、次に野菜類、その次に、蜂蜜とスナッパー、卵、その次に、小麦粉とアーモンド、ワルナッツ、ピーナッツ、最後に牛乳。牛乳だけすごく、重い。明日からこれを絶えないといけないのか。そう悪くないけど、絶対疲れる。
「これでいいですか、じゃあ、僕は、これで帰らせてもらいます」
「ちょ、ちょっと待って」
「は、はい」
「君、どうやって暮らしてるの?」
どうしよう、笑顔で、野宿してるんですよ、なんて言えないし、こんないい人に迷惑をかけたくない。でも、ウェーセスには、風邪をひいてほしくないしな~どうしようかな、この人にだけは、嘘をつきたくないしな。正直に言った、ほうがいいよな。
「今、友達と一緒に野宿をしているんです」
「そうなの。」
「えぇー、風邪ひくじゃない。」
「すいません」
「じゃあ、ここの上の部屋が1部屋、空いてるけど使う?」
「一回、友達と話して後で、回答していいですか」
「それでも、いいけど」
「そろそろ、友達と、待ち合わせてるので、相談して決めます。」
そして、俺は、ウェーセスと待ち合わせている場所に向かっている。
できるだけ早く着けるようにした。だが、俺が着いた時には、ウェーセスは、そこにいた。
「ちょっと遅い」
「ごめん、店長と話してて、そうだ、相談したいことがあるんだけど」
「そう、で、話って」
「バイトが決まった」
「そう」
「で、言いにくいんだけど」
「何?」
「同居しない?」
「そう、うん?、えぇー」
「うん、そうなるよね」
予想は、していた。誰だって、そいう反応になる。
「店長に、今の状況を伝えたんだ。そしたら、一部屋空いてるから使いなって言ってもらえたから、ウェーセスがいいなら、お願いするけど、どうする」
「俺は、いい話だと思うけど、だって、ずっと野宿だと、ウェーセス、風邪ひくだろうし、雨が降ったらどうしようもないし、信じて後悔したいし」
ちょっと、かっこいい決め台詞みたいなことを、言ってしまった。松禎さんもアニメでこんなこと言ってたな確か。
「なるほどね~、分かったは、でも同居じゃなくてシェアルームね」
「じゃあ、店長に返事しに行ってくるけど、一緒に来る?」
「うん、一緒に行くは、」
「了解」
俺たちは、ウヴェッタに向かった。店に着いた頃には、夜だった。
「店長、お世話になります」
「まずは、自己紹介からですよね。僕が493”です。で、この子が、ウェーセスです。」
「こんばんは、私が、ウェーセスです。これからお世話になります」
「こんばんは、僕の名前は、グリム、ここでパン屋の店長をやってる。これからよろしくね。」
「部屋は、台所を入って、階段を上って右にあるから」
「わかりました」
「後で、493”は、明日の仕込み手伝って」
「はい」
俺は、元気よく返事をした。俺は、ウェーセスと一緒に部屋を見に行った。その後、下の台所に行った。
「じゃあ、まず野菜を洗らって」
こいうことやるのは、何年ぶりだろうか。そいえば、こいうのは、小学5年生の林間合宿で作ったカレー以来か。あの時の最終日、俺、最低なことしたんだよな。そこまでいい思い出ないな。俺は、首を振った
「終わりました」
「次に、皮むいていって」
「はい」
これは、サンウィルス以来か。あの時、確かお母さんに言われてやってたんだよな。ジャガイモってすごく難しいんだよな~。ニンジンとかって、ピーラーでやるのが当たり前だったな~レタスと、オニオンは、手でむけるから安心だよな。
「終わりました」
「じゃあ、次に、オニオンを1個とジャガイモを切っていって」
「あ、ジャガイモは、細かく、オニオンは、薄く切ってから、半分に切って」
「了解しました」
これ、切った後ってどうするんだろう。この世界にも冷蔵庫みたいな物が、あるのかな。そんなことを、考えていると、オニオンの、バランスが変になった。確かこの切り方って、輪切りだったきがするな。オニオンを、4等分に切ってその後、薄く切ったほうがいいきがしてきたな。俺は、4等分に切り、その後、1つずつ薄く切っていく。ジャガイモは、レストラン系ドラマで見たことがあるような切り方で、ジャガイモを、サイコロ状に切った。
「終わりました」
「じゃあ、トマト潰していって」
「りょ、了解しました」
「店長、麺棒みたいなのってありますか」
「あるよ」
「どこに、ありますか?」
「棚の中にあると思うけど」
「探してみます」
一番左の棚にあった。まず、トマトを、サイコロ状に切ってボールに投入。麺棒の先で、トマトをすり潰した。まるで燃えるような赤だった。
「終わりました」
「次に、オニオンの中の部分を、取り除いて、一緒にすり潰して、ざるで種を取り除いておいて」
「わかりました」
俺は、何回も、それを繰り返した。すごく楽しく、疲れる。
「お、終わりました」
「じゃあ、鍋に入れて。そこに、緑色の、葉っぱのローリエと、赤色の唐辛子、花みたいなクローブ、茶色のシナモンスティックを入れて、トマトがぐつぐつなるまで煮て」
「わ、わかりました」
この作業って案外簡単なんだよな。でも、この料理のやり方って、覚えられるかな。そいえば、この世界に、羊皮紙ってあるのかな。でも、羊皮紙が無くても、俺、何となく紙の作り方、覚えてるんだよな。確か、漫画で読んだんだよな。そんなことを思ってる、うちに、鍋の中は、ぐつぐつ煮詰まっていった。
「店長、煮詰まりましたよ。このあとどうすればいいですか?」
「鍋の中に入れた、香辛料を取り除いて、とろみがつくまで、ゆっくり混ぜていって」
「わかりました」
こいうの、家でやってたな~。でも、野菜炒めだったな、たまに、麻婆豆腐だったかな。
そして、何分か経つと、とろとろになった。なので、火を、止めるとケチャップみたいな、匂いがした。
「これってトマトケチャップですか?」
「そうだよ」
店長は、パンを練っていた。
「じゃあ終わったら、僕の手伝いして」
「はい」
では、アーモンドを、12粒薄く切って、後の粒を、ワルナッツと、ピーナッツを一緒に潰しておいて」
「了解しました」
もう夜の11時くらいだけど、ここからは、集中しないといけないんだよな。こいうのって、あの世界の、パン屋の人ってどうしてたんだろう。途中、こっくりこっくりと、船に乗ってしまいそうになった。あんなことになったのは、声優のラジオ聴くたびになっていた。
「終わりました」
「じゃあ、マヨネーズ作るから、卵と、塩と胡椒、油を用意して」
「了解」
俺は、急いで用意した。この世界の油って、オリーブオイルとかなのかな。
「用意できました」
「じゃあ、まずボールの中に、卵4つ割って、卵黄と白身を、分けて,卵黄のボールに、さっきの材料全部を入れて、溶けたチーズみたいになるまで、混ぜて」
「わかりました」
これさっきの、ケチャップみたいなことを繰り返すっていうことだよな。案外楽しいからいいよな。
店長は、パン生地を、切っていた。できるだけ早く作業を終わらせよう。そうしたら眠れる。俺は、生クリームからクリームを作るように混ぜた。
「終わりました」
「鍋に水と卵を5個入れて火にかけって」
「わかりました」
「あと、オニオンを細かく切っておいて」
「わかりました」
ハンバーグ作るときの、切り方だと考えた。確か、みじん切りだったような気がする。まず、半分に切って、その後、薄く横に、切っていって、縦に切っていくはず。
「終わりました」
「じゃあ、そろそろ卵いいかも。じゃあ、卵、割って、皮むいていって」
「わかりました」
そろそろ2時位かな、こんなに起きたのは、久々だな。でも、まだ頑張ろう。卵の皮をむいていきながら、そんなことを考えていた。
「終わりました」
「じゃあ、次に、卵を、細かく切って」
「了解しました」
今更ながらだが、俺さっきから店長に向かっての返事が、了解か、わかりましたのみだよな。さっきから、なかなか静かすぎるような気がするな。そんなことを思ってるうちに終わっていた。多分このあと、タルタルソース作るな。
「終わりました」
「あ、そいえば、どこかの棚に、ピクルスがあるはずだから、3本位、細かく切っておいて」
「はい」
もうちょっとの辛抱だ。俺ってあまり料理しないから、なかなか早く切れないよな。
「終りました」
「じゃあ、刻んだ材料を、マヨネーズの中に入れて、混ぜてそしたら、タルタルソースの完成」
「わかりました」
これでタルタルソースの完成か。やっと、終わるのかな。店長は、今、俺の刻んだ、材料をいためている。だが、こんなものでは、ないことを、後々に知ることになる。
「お、終わりました」
「じゃあ、今、僕がやってるのを代わって」
「きつね色になるまでやって」
「りょ、了解しました」
もうちょっとで終わると思っていた自分がバカだった。そろそろ、集中力がなくなる。だが店長のほうが一番頑張ってるはずだ。なら負けてられない。
「終わりました」
「パンに包むから手伝って」
「了解しました」
7.outside
「きろ、起きろ~朝だぞ」
朝から何かと騒がしい。目の前に肌色の何かが見える。
「起・き・ろ!!」
「ふぁ~い」
「なにボーとしてるの」
顔の目の前で手をたたかれた。びっくりして。
「わぁっ」
「アンタ、どこでどうやったらそんなところで、寝るのよ」
よく周りを見ると、床に寝ていたみたいだ。記憶をたどってみると、確かふらふらしながら、2階に上がって、ドアを開いた瞬間、倒れるようるように寝たのだ。
「ねぇ、今って朝の何時位?」
「10時位」
多分やばい、いやこれは、本当にやばい。早く、下に行かない。早足で、下に降りた。
「遅れました」
「大丈夫だよ、僕も、起こさなかったのも、悪いから」
なんて、優しい人なんだろう。早くここに、なじまないといけない。できるだけ、お客さんを、呼びかけないと。そういえば、店長って、いつもどうやって店に客を呼んでいたんだろう。
「店長、いつも店にどうやって、客を呼んでいたんですか?」
「そんなことやってないけど」
「え、えーー」
俺は驚いた。せめて時間を変えて、呼びかけたりするでしょうに。おれは、慌てて、理由を聞いた。
「それは、どうして」
「だって、一人だし、あと、なかなか時間がないから」
確かにそうでは、ある。パンを作るのにも、材料を集めるのにも、時間がかかる。
「店長、僕に提案があるんですけど」
「なんだい?」
「耳を貸してください」
「ごにょごにょごにょ」
「それで、売り上げ上がるの」
「可能性は、低いですが、でもやる価値は、あります」
「じゃあ、試しにやってみるか。」
「はい」
「まず、朝作った、パンを1個切ってください」
「最後に、パンを、お盆の中に入れてください。ただし、種類ごとに、分けてください。」
「すごく簡単だね」
「あとは、ウェーセスに手伝ってもらえればいいんですが、じゃあ、俺、二階に行ってきます」
俺は、すぐさま、上の寝室に向かった。着いた瞬間、思いっきり、ドアを開けた。
「ウェーセス、時間ある?」
「あるけど、急にどうしたのよ」
「お願いがある。客呼ぶの手伝って」
「なんで、私なの、」
「恥ずかしいけど、か、可愛いから」
「なんでそんなこと言うのよ」
「しょうがないだろ、わかりやすい理由がそれしか、無いんだもん」
俺は、顔が、赤くなるほど熱くなった。
「で、やるの、やらないの」
「分かったわよ、やるわよ」
「OK、じゃあ、今すぐ、下に降りてきて」
俺は、すぐに、下に降りた。
「店長、返事もらえました」
「じゃあウェーセスちゃんが来たら、行こうか」
「はい」
「お待たせしました」
「じゃあこれ持って、出発するよ」
「は~い」
俺たちは、外に、出た。町の中で一番集まっている、所に行った。
「ここででやるんだよね」
「はい、ここが一番人がいて、注目される場所だと思います。」
「ねえ、私、まだ詳しく聞いてないけど」
「じゃあ、再確認として、説明しますね。」
「町の人に、店の味を知ってもらうために、試食ということをします」
「なるほどね」
「じゃあ、始めますよ」
『試食いかがですか』
俺は、大きな声で、言った。できるだけお客さんに注目されるくらいの、大きさで。だが、なぜか、2人の声が聞こえない。やはり大きすぎた。自慢では、ないが、俺の声は、大きすぎる。なぜなら、同じ声優志望で同級生の、サザメに負けたくなかったからだ。5月の体育祭で、3年が踊る、ソーラン節で、俺は、誰よりも声を出す気でいた。だが、サザメに負けた。踊りも、何もかも。でも、そのおかげで、バスケ部で一番、声がでかくなった。ただ、それでチームに、プレシャーをかけられた。何とか3か月耐えた。あと、こんなことをしている人を見るのは、サンウィルス以来だが、やるのは、初めてだ。
「2人共、もっと声出して」
『試食いかがですか』
「もっと大きく」
『試食いかがですか』
ついに、一人来た。
「これいただいていいですか」
「どうぞ」
「これは、おいしい。」
「ありがとうございます」
「どれくらいで売ってますか?」
「銀貨3枚で売ってます」
そしてなぜか、その一言によって急に、人が集まり始めて、すぐに試食のパンは、なくなった。
そして、店に帰ると、人が並んでいた。
急いで、店に戻り、すぐに準備をした。だが、俺は、レジの仕方も、使い方も知らない。だが、見たことがあった。西洋風の古いレジだった。だが、ちょっとゲームみたいに探していけば何となく、使い方がわかるのでは、ないのかな~と思っている。そもそも、俺は、どれがいくらか、知らないし、メニューの名前も知らないのだ。あと、パンが足りるかだ。
「店長、足りますかね」
「今どれくらいの人がいるの」
「多分、50人弱ですかね。僕の予想ですが、足りないと思います」
「そうかもね」
「じゃあ、どうしますか」
「売り切れですって謝ってくれない」
「わかりました」
俺は、さっそく店に、お客さんを、店に入れた。
「お待たせしました。どうぞ」
できるだけ早く、会計のところに移動した。そして、早くも1人目が、来た。サンドイッチと、野菜パンを買っていった。そして、どんどん並んでいき、最終的には、ほとんどの、パンが売り切れた。
「今日は、売り切れです。すいません、また明日、再販します。」
あまりにも、売れたのか、レジの、お金が、増えていた。
「じゃあ、また、お使い頼める?」
「はい」
「じゃあ、昨日の食材の2倍、いや、3倍。昨日書いた、メモある」
「多分、あると思います」
「じゃあ、多分これで足りると思うのと、多分、荷車の荷物置くところがなくなると思うから、ウェーセスちゃんといっしょにいってきな。」
銀貨21枚、銅貨60枚を巾着袋に入れた。
「わ、わかりました」
すごく嫌だ、なぜなら、俺は、あまり人に何かしてもらうのが嫌だからだ。何より家族以外の人にしかも女子などに、何かをされるなど、そこまで好きになれない。
「一応確認で聞いておきますけど、昨日のメモのものを、3倍買えばいいんですよね」
「うん、そうだよ」
「じゃあ、ウェーセスを呼んできます」
また、2階に上がった。今度は、ゆっくりドアを開けた。開けたら、ウェーセスは、寝ていた。起こそうと、ベットに近寄ると、ウェーセスの寝顔が、目に入ってしまって、つい見てしまった。だが、そんなことしている暇などないのだ。
「起きろ、ウェーセス」
「おふぁよう、ふぁ~、どうしたの」
こいつ、絶対起きてないなしょうがない。今日やられたことやり返ししてやろう。ウェーセスの目の前で、手を叩いた。
「うわぁ」
「やっと起きた」
「ど、どうしたの」
「店長が、お使いを、2人で言って来てって、言ってたから、手伝ってくれない」
「わかったけど、店長、じゃあ、ダメなの?」
「多分無理、あの人一番疲れてるだろうし、さすがにお世話になっている身で、お使いに行かせたら、死んでしまうよ」
「確かに、一緒に行ってあげる代わりに、絶対1m以上離れてね」
なに、娘が父親に言う台詞。こんなこと普通に、言われるのか。
「わ、わかった」
「じゃあ、行こうか」
俺たちは、下に降りて店長に、「行ってきます」と言い外に出た。
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俺達は、市場に向かった。俺は、荷車をこぎ、ウェーセスは、1m離れたところに、いる。なんだか、不安でしょうがない。あいつ可愛いし、いつ,ナンパされてもおかしくない。親みたいな目線で、見てしまう。そんなことを考えていると、何か変な違和感を抱き、後ろを見ると、2m以上ウェーセスと離れていた。ちょっと早歩きしすぎた。俺は、止まった。ウェーセスは、走って俺の近くに来た。息が切れていた。
「はぁ、はぁ、アンタ、早すぎ」
すごく疲れていそうだ。市場に歩くのを再開しながら話た。
「ごめん、考え事をしてて、つい」
「何が、『つい』よ、私を、走らせないで」
「すいません」
「わかればいいのよ」
「じゃあ、一緒に話しながら、歩いて行く?」
「いやよ」
「じゃあ、荷車に乗る?」
「それなら、いいけど。いや、やっぱりやだ。」
「わかったよ。ナンパされても知らないぞ」
「さ、されないわよ」
「されたら、いつでもこっちに来ていこっち」
俺は、ゆっくり市場に向かった。さっきのって、恋人と間違えてしまうということなのだろうか。俺は、そう思われてもいいが、多分そうは、思われないと、思う。ウェーセスは、160cm、俺は、175cmだ。町の人からは、兄妹に見えるのでは、ないのかなと、思う。まあいい、そんな風に言われることは、ないだろう。そんなことを考えてると、いつの間にか、市場の前に、いた。後ろを振り返ってみると、ウェーセスは、もう、すぐそこにいた。はじめてのおつかいみたいな、ナレーションみたいに考えてしいまった。
「おまたせ、じゃあ行くよ」
そして、市場の中に入った。まず野菜類と果物類を買いに行く。昨日買いに行った所がすぐそこにあるので、そこに行った。
「ウェーセスすぐそこの、八百屋のおばさんがすごく明るい人なんだよ」
「こんにちは」
「いらっしゃい、今日は、妹と一緒かい?」
「違いますよ、こいつは、ただの友達ですから」
「そうです。こんなやつと、兄弟なんて、嫌です」
なんか、ちょっと傷ついてしまった。咳払いをして、気を取り直した。
「おばちゃん、トマトとジャガイモ15個、オニオンとレタス6玉、ニンジン15本、リンゴ6個、ブドウ3房、オレンジ9個お願い」
「はいよ、銀貨、2枚と銅貨5ね」
「はい、これでいい」
「毎度あり、いつでも来な」
「ありがとうございます、おばちゃん」
「ほかの女にとられないうちに、付き合いな」
「そんなことする日は、来ないと思いますけど」
何か聞こえた気がするが、勘違いだろう。荷車に、荷物を、置いた。次に、ナッツ類を買いに行った。
「ここの店主は、優しい、バーテンダーンみたいな顔立ちだから」
「いらっしゃい、今日は、何が欲しいのかな」
「ピーナッツ、ワルナッツ、アーモンド75粒ください。」
店主は、後ろを、振り返り、今、俺が頼んだ、物を、入れてくれた。
「で、さっきから気になっていたけど、そこにいる少女は誰だい?」
「こいつは、俺の友達です」
「そうかい、てっきり、恋人かと」
「そ、そんなことあるはずがないです。こんな僕に、彼女なんてできるはずがないですよ」
「でも、君、顔立ちいいじゃん」
「そんなことないですよ、そんなこと言ったら、店主だって、顔立ちいいじゃないですか」
「あの~そろそろやめてもらっていいですか」
「ごめんね。少女ちゃん飴いる?」
「いりません」
「大人っぽいね、この子」
多分店主何か誤解してる。
「店主、こいつ、これでも、14歳です。」
「そうかい、じゃあお代もらいたいのだが」
いつの間にか終わっていた。
「はいはい、いくらですか」
「銀貨2枚銅貨5枚」
「わかりました、はいこれでいいですか」
「はい毎度あり。また、よろしくね」
「は~い」
次は、牛乳などのものを買いに行く。
「さっきの店主ムカつくわね~、何が、飴いるよ」
「まあその背だからね」
俺は、他にもウェーセスが、そう見える理由が、ある。顔が幼児ぽくて、しかも、目がキラキラしているし、あと髪が長いし、絶対ツインテールにしたら、可愛いからだ。
「アンタも、アンタでひどいわよ」
「すいません」
「わかればいいのよ、わかれば」
「はい」
俺は、しょぼくれていた。ウェーセスにすごく、責められているが、何となく慣れた。
「そいえば、次行く店の店主すごい人だよ。見ればわかるよ」
「どんな人なの」
「西洋のガンマンみたいな人」
そんな話を、していると、店の前に来てしまった。店のドアを開けた。
「こんにちは、店主」
「よう、ボーイそこの、ガールは、ボーイの、シスターかい」
「違いますよ、私達は、フレンドです」
何となく、英語が、混じっているが、さすがだと思う。なぜなら彼女、マレーシアに1人で、留学していたからだ。
「じゃあ、ボーイ今日は、何が欲しいの?」
「小麦粉と3袋と、バター3個と牛乳缶6個ください」
「OK、お代は、この羊皮紙に書いておくぜ」
「わかりまには」
羊皮紙には、銀貨12枚、銅貨6枚。そのお金を、カウンターにきっちり置いておいた。
「店主ここに、お金を置いとききます」
「ボーイここに置いとくよ」
「ウェーセス、荷車まで手伝ってくれ」
「牛乳は、1人で持って行ってね」
「は~い」
めんどくさいが、しょうがない。男なら耐えないと試練みたいなものだろう。
「ガール、あのボーイを早くとるんだぞ」
「そんなことをすることは、ありません」
「はくしょん」
誰かに噂されている気がする。この世界でも、噂は、されるのか。
「早くいくわよ」
「なんだか、ウェーセス、顔、赤いよ。何かあった」
「なんでもない」
「そうか」
「最後は、肉屋ね。そこの店主は、強面だけど、すごく優しい男の人だよ」
「へ~、どれくらい怖い人なの」
「リトテン先生の、2倍大きくて、中国包丁を持ってるみたいな感じ」
「そろそろ、着くよ」
そして店に着いた。店の外から何らかの、殺気みたいなものが、感じられる。
「こ、こんにちは、店主」
「やぁ少年、今日は何が欲しいんだい」
なんて、喉太いのだろう。声優の、安貴さんみたいな声だな。
「ソーセージ3連ください」
「わかった。で、そのおチビちゃんは、誰だい?」
「僕のお友達です」
「そうかい」
「やぁ、俺は、メッツガの、店主のファージだ」
「私は、ウェーセス。よろしくお願いします」
「嬢ちゃんって呼んでいいか」
「いいですけど」
「じゃあ嬢ちゃん、少年とお使いなんて偉いな」
「店主、こいつ、何歳だと思ってます?」
「10だろ」
「14です」
「そうなんです。さっきから、よく間違えられてましたよ」
「ほんとよ」
「嬢ちゃんって、少年のパン屋で働いてるのか」
「いいえ、ただ住ませてもらってるだけですが。それがどうしたんですか?」
「じゃあここで働かないか、」
「ウェーセス、どうする」
ウェーセスは悩んでいる。俺も性別が女だったら、悩む。
「無理とは言わねえ」
「考えておいていいですか」
「いいぜ。いつでも待ってるぜ」
何となく、こんな会話を、アニメで聞いた気がする。
「そうだ、少年、はいこれ」
ソーセージを渡された。すっかり忘れていた。
「いくらですか」
「銀貨15枚と、銅貨5枚だ」
「わかりました」
「はいちょうど」
「毎度あり、いつでも待ってるからね」
「は~い」
そして荷車から、果物袋を、ウェーセスに持たせた。ソーセージを、牛乳の缶の上に置いた。
「で、どうするの」
「今すぐには、決められないわよ」
「まあゆっくり考えろ」
何だか口調が、先生ぽいような気がする。
「そうするわよ」
「なあ、この世界で、どこか、面白そうなとこあった」
「ん~、あまりなかったかな」
「じゃあ、今欲しいのは、」
「服、かな」
「それは、そうだよな」
「アンタは、何が欲しいの」
「俺は、服と、武器かな」
「そっか、アンタ、もあるのね」
「俺だってほしいのは、あるよ」
「じゃあさ、どんな服が欲しいの」
「フード付きの魔女の服かな」
「ああ、白雪姫の、毒リンゴの、おばあちゃんが来ていたみたいなやつね」
「アンタはどんなのが欲しいの」
「黒服で、フード付きのと、長刀か片手直剣かな」
「後半のは何なの」
「剣の種類だよ」
俺は、あるラノベを読んでだいたいの剣の種類は、わかるようになった。
「へ~、アンタ剣好きだもんね」
「でもなんで、剣が欲しいのよ」
ぎくっ。俺は、アルバイトを、やめたらギルドに入りたいと思っていた。これを、ウェーセスに話すべきか、それとも話さないほうがいいのか。
「怒らないなら話すけど」
「怒らないわよ」
「じゃあ、話すよ」
「俺は、この世界で、餡パンが、作れたら、ギルドに入ろうと思ってる。まだこの世界では、まだ、餡パンみたいなものがこの世界には、存在してないし、それであの店を、人気にさせたい。」
「質問していい、なんで、餡パンなの」
「俺が、得意なのが、餡パンだから」
「そう。で、続き話して」
「で、人気にさせたら、店をやめて、多分、お金がその頃には、貯まってるはずだからその頃に、武具とかをそろえておきたい」
「じゃあ、のちのち、アンタは、あそこをやめるのね」
「もう一つ、質問させて」
「いいけど」
「住むところは、どうするの」
「そこは、考えておく」
まだ、仕事には慣れていないが、あの人には、恩がある。できるだけそんな日が早く、来れるように頑張らないといけない。
「ねえ、アンタ、双子の兄弟いるはよね」
「いるけど、どうしたの」
「喧嘩とかするの」
「するよ。だいたい俺から仕掛けるけど」
「なんでよ」
「すごくイライラする時、あるもん」
「例えばどんなこと」
「う~ん、特撮の話とか、芸能人の話とか、あとは…学校の話とかかな」
「そうよね」
「そういえば、ウェーセスにも、妹か、弟居なかったっけ」
「いるわよ」
「どんな子なの」
「あの子は、とにかくかわいいけど、でもうるさいし、人任せすぎ」
ほとんど俺と一緒だ。俺も人任せだ。できるだけ、自分で回りを見るようにしている。
「まあ、次女らしいな」
「そうなの」
「あまり話したくないけど、テレビで、そんなことやってたよ」
「へ~、じゃあ、アンタは、お兄ちゃんって感じだから、長男でしょ」
「いや、よく言われるけど、俺、次男なんだよな」
「う、嘘でしょう」
ウェーセスに驚かれた。よく言われる。だからどう対処すればいいのか、わからない。
「本当、俺、学校では、しっかりしてるように見えて、家では、全然だから。だらしないよ」
「意外、アンタがそんな感じなんて」
咳払いをして、気を取り直した。
「ねえ、もしさ、違う方法で、転生できたなら何になりたかった」
「私は、姫かな」
「それは、どうして」
「かっこいい王子様に会えるじゃん」
「たしかに、舞踏会とかあるもんな」
「そうなのよね、しかも、女王様気分が、味わえるから憧れちゃうわよね、あと服、いっぱい着れるし、部屋から見れる、景色とかきれいそうじゃない」
「確かにな~、でも前半部だけ、俺は、わからないな~」
「じゃあ、アンタは、何になりたかったのよ。」
「あまりないかな」
「どうして」
「多分もう、人生、諦め掛けているのかもな」
「それは、理由になってない」
「だって、モンスターだったら、暴れるだろうし虫とか昆虫だと、殺されるか死ぬかだし、王子様とかだと、運動とかできないし、マナーは、守らないといけないから嫌かな」
「なるほど、それもそうね」
「まあ結果は、これだけど、しょうがないよな」
「そうね~」
そろそろ店に着く。店まで案外早かった。
そして、着いた頃には、夕日が沈みそうだった。
「ただいま店長」
「お帰り」
「これお釣りです」
「荷物、持ってきますね」
「じゃあ終わったら、二人共、キッチンに余ったパン残ってるから食べな」
『はい』
俺たちは、荷物を置いたら、余ったパンを食べた。
「食べ終わったら、水浴びてきな。ああ、ふく、僕の古着だけど、多分ぴったりだと思うから、それ着な」
「は~い」
「じゃあ、まず、ウェーセスが最初に行きな」
「じゃあ、行ってくる」
「いってらしゃい」
20分くらいになったら、ウェーセスが出てきた。
「じゃあ行ってくる」
「い、行ってらっしゃい」
なんだか震えてるような気がする。外に行って、水を浴びた。水は、冷たいが覚悟を決めるしかない。心の中で、3,2,1,goと数えた。
その後、ボロボロの、tシャツと、ズボンを履いて、キッチンに向かった。
「493"、昨日の倍作るけど、やろうか」
「はい」
9.新メニュー
そして転生してから約1年経った。俺は、未だに、目標達成は、できていない。だが武具のお金は、何とか貯めている。何より、ウェーセスは、メッツガで働いている。そして、ウヴェッタに新しい仲間が2人、入ってきた。一人目は、ジン、静かな男の子、優しく、すぐ仕事に取り掛かってくれる。2人目は、マリー、気の強い女の子で、俺と違って、メンタルが強い。ただ、たまに可愛い。
ただ、未だに、上の部屋で、俺とウェーセスと2人で、シェアハウスをしてる。あと家具が部屋に増えた。ウェーセスの服をかけるためだ。
「店長行ってきます」
「いってらしゃい、ウェーセスちゃん」
『行ってらっしゃいウェーセスさん』
「頑張れよ」
これが今の俺の日常であった。慣れていき、最近なかなか、現実のことを、忘れかけている。
「じゃあ、みんな仕事に取り掛かって」
『はい』
いつものメニューを、、いつも通りに作っていた。俺は、今では、会計も、パンの作り方もできるようになった。なので、周りを見て、早く動けるようになった。ただ、お使いは、毎日のようにしている。そのおかげか、足の筋力が上がった気がする。
「じゃあ、493”は、俺とパン作り、ジンは、会計、マリーは、掃除と、ジンの手伝い」
『わかりました』
「じゃあ、開店しようか」
そして、マリーが、店の外に行き、看板をひっくり返した。そして外「いらいしゃいませ」
のあいさつが、聞こえた。常連客が店に入ってきた。
「おお、兄ちゃん、いつものくれ」
「わかりました。銅貨9枚になります」
「じゃあ、また明日来るは、」
「またよろしくお願いします」
この声が聞こえると開店したんだと、思ってしまう。
「作り方は、いつも通りだから」
「わかってますよ、店長」
俺は、いつもの作り方でやってる。この時間は、いつも集中してやる。ただ朝ということもあってか、集中力が長くつく。あとは、この時間を楽しんでる。俺は、こんな日常を、待っていたのかもしれない。ただ俺は、まだ、焼くといった作業が、まだできない。そこを店長に任せている。俺は、タイミングと、焼き加減の調整ができない。あまりうまくいかないので俺は、なかなかやらせてもらえない。苦手だと、思われてしまっているのだろう。
「店長、そろそろ新しいメニュー作りませんか」
「それ何回も聞いた」
「すいません」
「でも、ここ最近、店に来る人も減ってるような気がします」
「確かに、ここ最近は、人が来てない気がするね」
「じゃあやる?新メニュー製作」
「やりましょう」
この時の俺は、まだ知らなかった。新メニュー製作する辛さと達成感を。
「じゃあ、まずは今やってることに集中しよう」
「はい」
時間は、夕暮れ近くになった。そろそろ店を閉める時間、そして、2人が帰る時間とウェーセスが、帰ってくる時間だ。
「お疲れ様2人共」
「お疲れ様です。お先に失礼します」
「明日もよろしく」
「は~い」
こんな、いい後輩は、俺が知ってる中でも1人だけだ。バスケ部の中で一番早かった子でどこか、俺の知ってる彼の、兄とよく似てた。俺は、他の後輩は、そこまで、好きになれなかった。着替えるのが遅く、何より、明るい陽キャが多いせいか、好きになれない。あの2人は、よく話を聞いてくれて、動きが早い。やっぱこいう子が好きだな。
「そろそろ、ウェーセス帰ってくるかな」
メッツガにつながる道を見ると、人影が見えた。多分、ウェーセスだろう。
「ただいま」
「お帰り、お疲れ様」
「水浴びてきな、あと台所に晩ご飯あるから」
「は~い」
俺とウェーセスは、店の中に入った。
「じゃあ、俺は、店長との会議があるから」
「じゃあね」
そして、俺は、台所に向かい、ウェーセスは、2階に向かった。
「お待たせしました」
「じゃあ、始めようか」
「では、僕の新メニューの案は、豆をほぐしたジャムが入ったパンです」
「それは、豆じゃないといけないの」
「豆じゃないといけないんですが、ただ、甘いのじゃないといけないです」
「そうか」
「はい」
「で、いつから始めるの」
「明日から始めればいいと思っています」
「じゃあ、明日からね」
「まず朝から、市場がやってるので、その時に、豆を買おうと思っています、なので、銀貨5枚ほどくれませんか」
「わかった」
「すいません。本当にありがとうございます。
「絶対成功させろよ」
「は、はい」
「返事は、」
「はい!!」
「じゃあ、僕は、これで失礼します」
「おやすみなさい」
「おやすみなさい、店長」
なんだか、学校の先生にプレシャーという圧を、かけられているみたいだ。
「水でも浴びて寝るか、」
そして俺は、水を浴びて、寝る準備をした。寝ようとしたが、、なかなか寝れなかった。ベットの上に、寝ている。
「ウェーセス、まだ起きてるか」
「Z…」
ここ最近、あまり話してないな。
「店長、本気の目をしてたな」
声は聞こえなかったが、ウェーセスの静かないびきだけ聞こえた。
「俺、多分店長の地雷を踏んでしまったからあんな目をしていたんだろうな」
そう、俺はあんな目を、何回も見たことある。というか何度も見せられた。それは、まだ、新男子バスケ部が始まった頃のことだった。huiku先生が顧問になったばかりの頃、俺は、持ち物の、軽食を、昼に帰るからという理由で、持っていかなかったのだが、huiku先生に羊羹を貰った時の顔は、呆れと怒りとこいつ馬鹿だ、といった感情が読めた。あの時の顔を思い出すと、怖さと死にたいの一点張りだ。そのまま、学校には行ったものの、ただ呆れの顔をしていたが、それは、他の先生もそうだった。3年の先生は、ほとんどの人がそんな顔している。いつも早く家に帰りたいと思っていた。集団は、あまり好きに馴れない
「なんだか、今回は、本気で挑まないといけないんだろうな。」
なんだか、祈さんの声を聞きたいな。でも、もうあの世界に戻りたくないな。あんなことが起こって1年経っても、そこまで恋しくない。あの世界で、ずっと一人暮らしをしたいと思ったのは、何度もあったが、今一人暮らしではないが、俺はウェーセスと一緒にいるせいか、底までさみしくないし、結構、幸せな時間をこの世界で、過ごしていた。もう寝よう。
「おやすみ」
一応ウェーセスに言っておいた。脳を真っ白にして目をつぶって寝た。何となく今日は、癒される夢を見たかった。だが、そこまで現実は、甘くなかった。
俺は、ある、ふもと原で、寝ていたら、誰かに殺され、虫や生き物に俺の肉を食われた。そして、炎に包まれて、閻魔大王みたいな人が目の前に立ってた。そして、閻魔大王の持っている扇子を俺に向けられて、火の玉がこっちに飛んできた。
10.start
「ふぁ~」
いつもの朝、いつもの空気、底までいい夢を見れた感覚は、無いが、今日もいい日になるのだろう。今日は、新メニュー製作ために使わないといけないが、できるだけ早く取り掛かれるようにしないといけない。その前に、ウェーセスを起こさないといけない。
「起きろ、起きろ」
「もうちょっと寝させて」
「起きろウェーセス」
「ふぁ~、おふぁよう」
「おはよう」
「起こしてくれてありがとう」
「どういたしまして。多分、キッチンに弁当あると思うよ」
「そう、じゃあ着替えるから外に出て」
あくび気味に言っている。なんだか、可愛い。
「は~い」
俺は、ドアの外に出て、下に向かった。下には、店長がいた。
「おはようございます」
「おはよう」
「じゃあ、朝ごはん食べたら、準備しようか」
「はい」
そして、食べるのが早いからか、ウェーセスが下に降りてくる前にペロリとたいらげた。
「おはようウェーセスちゃん」
「おはようございます」
「台所に、弁当置いてるから」
「は~い」
そんな声を聴きながら作業に入った。いつも通りに、生地を作った。いつ買い物に行こうかな。多分だが、夕方なのはそうなのだが、タイミングが合うかわからない。どうしよう、店を後輩に任せようかな、でも、不安だけど、店長がいるから大丈夫だろう。そう考えると、昼に、買い物行けるのではないのか。
「店長、493”行ってきます」
「いってらしゃい」
よし、店長に言おう。あれ、ちょっと待った、何か忘れているような気がする。そう思って、周りを見てみると、バスケットが台所にあった。ウェーセスの、弁当だ。ということは、アイツは、忘れたということになる。
「店長、ウェーセスの弁当届けてきます」
「え、ウェーセスちゃん持って行ったでしょ」
「あそこに置いてあるでしょ」
「本当だ。早く、届けに行って」
「わかっています」
ドアを慌てて開けた。ウェーセスは、3分前くらいに出た。まだ間に合うだろう。俺は、走った。
角度を52度くらいに構えて早く移動した。バスケ部の後輩から聞いたのだが、委員長の走り方は、52度の倒れるくらいの角度で、走ると早くなると聞いた。その時、体育祭が近かったため、できるだけそれに近い角度で走った。走っていくうちに、ウェーセスらしき人が見えた。
「お~い、ウェーセス」
「どうしたのよ」
「お弁当忘れてたよ」
「あ、ごめんありがとう」
「じゃあ、いってらしゃい」
そして、俺は、途中まで軽く走り、後は、歩いた。さっき、店長の言っていたこと、芸人サウリーの言っていたことと似ていたような気がした。帰ったら、店長に言わないと。数歩、歩いたら店に着いた。
「ただいま、店長」
「お帰り、届けられた?」
「大丈夫でした」
「じゃあ続きやって」
「あの~店長、僕昼から買い出し言っていいですか?」
「わかった」
「ありがとうございます」
「じゃあやりますね」
そして俺は、すぐに作業に入った。時間がたつにつれて、マリーとジンが来た。
『おはようございます』
「おはよう二人共じゃあ、今日は、ジン君が、掃除で、マリーちゃんが、会計お願いね」
『はい』
そして二人共、作業に入った。そして、俺は、材料を細かく切り、炒めた。数分経つと、店を、開ける時間になった。外からジンの、声が聞こえた。
「いらっしゃいませ」
「今日もいつものお願いね」
「は~い」
いつも通りの常連客が来た。本当にありがたい。毎日来てくれる人は、何人かいるが、店の中で1番に来る人は、この人だけだ。なので、ありがたい。だが、俺は、隠れて、あの人を、見ることし
かできないが、その人の記憶に残らなくていい。
「ありがとうございます」
「また来るよ」
「またよろしくお願いします」
そして、おれは、パン作りを、昼まで作った。昼終わりに、客が減ってきたので、店長にお金を貰い、市場に出発した。数分歩いたら、市場に着いた。いろいろな豆の店を回って、1袋ずつ買っていった。そして、買っていくうちに時間が経っていた。空を見ると日が暮れていた。多分、ウェーセスが帰ってくる時間だろう。なんの、打ち合わせをしてないのに、市場の入り口で、待っていた。餡パン、の豆ってどれくらい、煮るのかな。いつも市販のしか、使ってなかったしな。ゴマとかって、多分アーモンドとか、代用するしかない。そんなことを考えていると、ウェーセスがいた。
「よっ、お帰り、ウェーセス。帰るか」
「ただいま、なんでここにいるのよ」
「えっと、餡パンの材料買いに来たら、夕暮れだったから、そろそろ、ウェーセスが帰ってくるかな~と思って、ここで待ってた」
「ちょっと待って、アンタ、餡パン作るの」
「前もこんな話しなかったけ?」
「あぁ、そいえば言ってたわね」
「でしょ、俺、言ったよ」
「まあ、できることを、期待するは」
「期待に応えられるように頑張ります」
プレッシャーに応えないといけないのか~、でもこんな美少女に応援されることなど、人生でもうないであろう。いや待てよ、そもそもこれは、応援なのか、いや、絶対に違う。
「お前、ただ食いたいだけだろう」
「ば、バレたか」
「まあ、いいよ。どおせえ、ジンとマリーにも試食させようと思ってたし、ウェーセスも、餡パンできさせてあげるよ」
「ありがとう」
「まあ、時間は、かかるけどね」
「そうよね、」
そう、俺は、この世界に来て、まだ、1年しか経っていないし、貯金のことしか考えてなかったから、餡パンの材料を買おうとは、思わなかった。企画をたてることしか考えていなかった。
「いつくらいにできるの」
「まだわからないよ。作ってもいないし、この世界の、豆をまだ試していないからね~」
「そりゃあそうか、アンタあまり外に出ないもんね」
ギクッ。やめてくれ、俺は、あまり外に出ないことを出さないでくれ。この世界でも、あの世界でも、俺は、誘われない限りは、外に出ない。そして、咳払いをして、切り替えた。
「まあ、できたら、食べさせるから」
「はいはい、もうすぐ見せね」
「そうだな」
話している間に、店が、目の前に見えていた。案外早かった。
「ただいま、店長」
「お帰り、2人共。493”買ってきたね」
「はい。この後、新メニュー作りしますよ」
「は~い」
「ウェセスちゃん、晩ご飯いつもどおり台所に置いてるから」
「わかってます」
「ならいいよ」
そして、俺は準備に取り掛かった。だがその前に、パンを、1個食べた。ここから、餡パン作りが始まる。
11.やはり俺は、この世界が好きだ
まず、鍋や、ヘラを用意した。
「じゃあ、今日は、豆を煮こんでいきます」
「わかった」
まず、鍋に500mlの水を入れた。次に火にかけた。
「じゃあ、まずは、この豆から使います」
中身は、緑色の豆だった。見た目は、枝豆だった。豆を入れて、10分ずつ確認していった。緑の豆を、約60分煮た。あまり柔らかくならないし、甘くもない。ただ、これは、違う新メニューで使えるはず。例えば、べーこんと枝豆、枝豆の、クリームのパンとかもいいかもな。次に、肌色の豆が出た。約40分煮た。食感は、煎り豆だった。おいしいは、おいしいのだが、甘くない。次に小豆色の豆が出たが、給食に入ってるナンの豆みたいだった。これも同じく約40分煮た。食感は、柔らかいが、あまり、甘くない。現実の味と、同じだった。次に黒い豆が出た。大きさは、大きい。これは、約60分煮た。食感は、お寺で食べた、黒豆だ。ただ、餡に使えるといわれると、使えない。甘いけど、甘すぎるし、違うお菓子のほうがいい気がする。砂糖に着ける、昔ながらの和菓子屋で置いてあるような、お菓子を作るほうがいい気がする。あれって、なんっていうお菓子だったかな~まあ、いいや。次は、濃い茶色の豆が出た。これは、絶対に似ちゃダメな豆だ。
「どうして煮ないの」
「これは、煮ちゃいけないやつです」
「それは、なんで」
「これは、すり潰して、お湯で、飲むやつです」
「へ~、なんで知っているの」
「それは、よく市場で見ているからですよ」
「へ~そうなんだ」
これは、嘘だ。あの世界で、毎朝コーヒーを飲んでいたからだ。
「でも、これは、新メニューとして使えますよ。例えば、さっきの、緑の豆は、パンに使えますし、黒い豆は、砂糖をくっつければできますし、濃い茶色の豆は、飲み物として出せます。」
「へ~なるほどいいね」
「やりましょう」
「まあ、疲れるけどやろう」
「決定っでいいですか」
「ああ、いいよ」
こんなに自由にアイディアを考えられて、賛成されるのは久々だ。すごく今が楽しい。こんなに楽しいのは、なかなかない。
「店長これで最後です」
「やっと終わる」
そして俺は、最後の袋を開けた。小豆色の豆が、入っていた。しかも、あたりだ。大きさも同じだし、色合いもあの世界と同じだった。小豆色の豆を、約40分ほど、煮た。これは、求めていた通りの、甘さ、柔らかさだ。
「店長これです。この豆が、僕の求めていた、甘さです」
「やっと終わったんだね」
「いいえ、まだ餡ができてないですけど、明日にやります」
「そいえば、餡って何」
「餡っていうのは、ジャムみたいなものです」
「じゃあ、僕は、寝るからおやすみ」
「おやすみなさい」
「は~やっと第1段階は、終わった」
ちょっと小腹がすいたので俺は、さっき使った枝豆と煎り豆とナンの豆を食べた。疲れた時に食べる、豆がうまく感じる。俺がおっさんくらいになったら、多分お酒とか絶対欲しくなるのだろうな。コーヒーの豆袋の中に入れたまま、麺棒ですり潰していった。粉々になるまですり潰しておいた。そして、それを、1日置くことにした。明日の朝、試しに飲んでみるか。そして俺は、上に行った。部屋に行き、寝た。さすがに腰に来ているようだ。疲れてしまっているが、こんなに夢中になったのは、久々だ。
こんなことをずっと、どこかでやりたかった。あの世界にいることがつらかった。何度も自殺をしたかった。正直、自分を責めて何度も何度も"死にたい"と思った。誰にも気が付かれないまま、毎日過ごしていた。学校を休みたいとも思った。ただ、あの世界では、親には、迷惑をかけたくない、無理やり生かされるだけだった。学校でも、ただ毎日、プレッシャーという圧とイラつきを感じて過ごすのみだった。だから1年前の出来事は、正直のところ楽になれると思っていた。だが、現実的ではありえないっと思っていた、異世界転生をした。だが、嬉しかった。俺自身が、一番憧れていた、事であった。
アニメを見ていたせいもあってか、俺は、異世界系が好きであった。松禎さんに憧れたのも、その中の作品だ。この世界だったら、楽になれると思った。誰も俺のことを知らないし、求めていた世界にこれたのだから満足なはずっだったが、後ろに、可愛い少女がいることには、驚かないはずがない。だが、イラつきも、怒りさえなかった。ただ、驚くことしかできなかった。でも、安心感が生まれていた。こいつと新生活を始めるんだと思った。やはり俺は、この世界が好きだ。
12.現実世界
俺達は、1人の子供を亡くした。出来事は、1年前に上る。子供が、修学旅行に、行く新幹線で、起きた。新幹線が、爆発が起きて。一番後ろにいたもう一人の子供は、いたから火傷で収まったが、前の席にいた、子供は、死んだ。前のほうだけ、全焼して、2両車の半分、燃えたみたいだ。そのせいで、42人の子供と先生が、死んだ。そして18人火傷、5人重傷だ。この事件でけがを負った人達は、病院で、入院することになると、親は、全員思っていたのだが、世界で未だに解決しない、サンウィルスのせいで、病院は、埋め尽くされていて、入れなかった。そのせいで、親は、国に文句を言ったが、結局何も考えてくれなかった。警察は、この事件を『修学旅行爆破事件』と、呼び、事件を1年、調べた結果、犯人が分かった。犯人は、蒲田佐祐33歳、鎌倉出身、彼が、殺した理由は、仕事に失敗して、みんなに馬鹿にされて、あの子たちに笑われて、それにイラついて爆発したという。しょうもなかったが、反吐が出てしょうがなかった。ただただ恨み、何もできなかった自分に後悔し、悲しかった。父親として情けなかったし、何も叶えてあげられなかった。ただ、もう一人の子供が生きていたことは、嬉しかった。
何もかもが終わったと思った。こいつがいなくなったら、俺は、自分をコントロールできないだろう。
こんな感情を抱いたのは、何度かあったが、久しぶりだった。そんな思いで1年過ごしていた。だが、もう一人の子供は、半年間、起きなかったがやっと起きた。
「おはよう」
「俺、どれくらい寝てた?」
「半年間寝ていたんだ」
俺は、泣いていた。ただ泣いていた。
「お帰り、blade」
「ただいまって、痛い」
「お前、火傷してるんだぞ、きおつけろよ」
「そうなの」
「じゃあ、俺は、仕事に行くから」
「わかった。あ、そいえば493”は、」
「今夜また来るから、その時話すは、」
「わかった」
「じゃあな」
起きてくれたのは、嬉しいがあの話をするのは、辛い。そして夜がやってきた。
「じゃあ、話すよ」
「教えてくれよ、今、493”はどこにいるの。ここには、いない気がするけど」
「わかった。493”は、死んだ」
「え、どうして」
「新幹線が燃えてアイツのクラスと先生が死んだ」
「って言いうことは、a組の全員が死んだの。そんなのないじゃん」
「ああ、ここに入院できてるのはお前のクラスの人ばかりなんだ」
「だから、今は、受け止められないかもしれないが、出来るならば、後で、受け止めてほしい」
「わかった、なんで守れなかったのかな。悔しいね。こんな気持ちは、初めてだよ」
「だろうな、お前バスケしてても、そんな顔したことないもんな」
「うん」
「やっと話せたよ、じゃあな」
「じゃあね、またね」
そしてまた半年がたった。この間、blaidは、リハビリを未だに頑張っている。ついに、幸せな時間が、送れる。そして、お葬式が行われた。これで、別れられるのだ。
「じゃあね、493”。あっちで頑張れよ」
13.餡パン
何か、聞こえたっ気がする。まあ、あの世界でも、こっちでもあった、神様の予言かもしれない。これは、たまあに、起こることだった。毎回、直前によぎることがある。bleadが、「玩具が、欲しい」といえば、「俺もそう言うと、思った」という。最初は、双子の勘かと思ったが、他の人も通用することもある。ウェーセスも、ゴール、後は、ジンやマリーや店長もそうだ。けど、一つ不思議だったのは、信号と忘れ物もなぜか出てくる。小学校5、6くらいの頃、たまたま、信号前で指パッチンをしたら、赤から青に変わったのだ。それを何度も繰り返していくうちに、神様の予言が脳内に聞こえるようになった。忘れ物は、中学生になってからで、道端で毎回起こる。ただ、場所によって取りに行けなくなってしまうからデメリットのほうが大きい。だが、もう慣れてるせいか、スルーしている。昨日の餡作りを早くやらないといけない。すぐさま、キッチンに向かって、準備をした。
「おはよう」
「おはようございます」」
「店長、何か布見たいみたいなものありますか」
「服のでいいなら、あるよ」
「ありがとうございます」
「じゃあ上から持ってくるよ」
店長は、上に行った。これで、あんこができるはず。小豆の水を抜いたら、餡の部分ができる。あとコーヒーも同じことをする。
「お待たせ、これでいい」
「はい、これで大丈夫です」
ちゃんとした、シャツだった。この布さえ切ればいい。そうすれば、水分が抜けると思われる。そして、実践してみた。予想通りできたが、問題が発生した。餡の砂みたいに細かい粒々がついてしまった。そして、今更ながらだが、レシピを変えてみることにした。なぜか、本日2回目の、神様の予言が起きた。テレビで、お婆ちゃんが小豆を蒸しているのを見たことがある。そいえば、あの世界で、妖怪の中に、小豆洗いっていうのがいたはず。
「店長、やり方を変えます」
「今更、そろそろ、ウェセスちゃん、起きるんじゃない」
「大丈夫です。あいつには、もう言ってあるので」
「ならいいけど。で、何か使うものある?」
「鍋を、2つほど、使わせてください」
「わかった」
「ありがとうございます」
俺は、棚から、鍋を出した。まず、鍋に水を入れて、上に鍋を重ねた。次に、上段のところに、先ほど切った、シャツを鍋の中に広げて、その上に、小豆をのせる。俺の母親がよくやっていた、肉まんみたいに蒸す。これは、テレビでやっていたような気がするやり方だ。お餅だったか、饅頭だったか、和菓子屋で、やっていた気がする。ただこれで成功するかは、わかんないが、ただやってみるかちわある。
そして何分か経っていたもでいたので開けたら、きれいに蒸し上がっていた。これを、潰していく。ただ水を、200ml入れる。まず小豆を、ポテトサラダやマッシュポテトみたいに潰していく。混ぜながら、水をちょっとずつ入れていく。これで、多分柔らかくなるなるはずだ。
「おはよう」
「おはよう、朝ごはんキッチンにあるから」
「わかりました、お弁当ってどこにありますか」
「隣にあるよ」
「わかりました」
毎回思うが、店長ってお母さんか、何かじゃないのか。朝早く、弁当を作ってるからな~、だんだん本当のお母さんに見えてきた。
「アンタ、餡パン作ってるの。いつくらいにできる?」
「わかんない、ただ言えるのは、1,2か月の間でできると思う」
「出来たら、食べさせてね」
「わかってます」
「じゃあ行ってきます」
『行ってらっしゃい』
「店長、今作ってるのが終わったら、生地作ってください」
「わかった」
「お願いします」
俺は、餡作りに、集中した。あんこができたら、丸める。これは、真ん丸じゃなくてもいい。おはぎより小さいくらいいがいい。これを、あんこが、無くなるまで作る。これは、あまりやったことなかったが、今考えると、おにぎりを作るみたいにやる。これは、小学5年から、お弁当を作らせられて、それを、4年間やっていた。なぜか、そこまで嫌がることなく、自分からやっていた。ただ何も考えずに、手を動かすだけで、数分が過ぎていた。
「おはようございます。大丈夫ですか」
「はっ」
いつの間にか、ジンとマリーが来ていた。夢中になりすぎて気が付かなかったみたいだ。
「おはよう、ごめん二人共、気が付かなくて」
「大丈夫ですよ」
「本当ですよ、何してたんですか」
「何、聞いてんだよ、すいません」
「いいよ、どおせい二人にもいうつもりだったし」
「そうだったんですか」
「うん、じゃあ話すよと言いたいところだけど、そろそろ開店の時間だから、仕事が、終わり次第話すよ」
『わかりました』
「じゃあ、準備お願い」
『はい』
ジンとマリーが準備しに行ったが、何やらこそこそ話が聞こえた気がした。手のひらを見てみると、もう終わっていた。機械みたいに動いていたみたいだ。
「店長、終わりました」
「了解。この焼き立て出しておいて」
「わかりました、生地お願いします」
「その、生地って、どんなのがいい」
「包めるのであれば何でもいいですよ。ただし、食パン以外でお願いします」
「了解、じゃあ別に生地は、そこまで求めないのね」
「はい」
「じゃあ、やっておくよ」
「お願いします」
「はいよ」
俺は、パンを置きに行った。ここに立つのって、久々のような気がする。すぐにパンを置いて、店長の手伝いをした。生地は、俺の思った通りのだった。色も形何より、弾力もそうだ。
「これでいいの?」
「大丈夫です」
そして、台所に小麦粉を、広げる。そこに生地をのっけて、15等分する。次に、生地を丸め、麺棒で、一つずつ伸ばしていく。次に、生地の上に丸めた餡をのせ、餡を包み、卵黄を、刷毛で塗り、違うパンっで、使った、アーモンドなどをゴマの代わりに、のせて、ピールにパンをのせて、窯で焼く。
「どれくらい焼くの」
「ちょっと焦げ目がつくくらい焼いてください」
「わかった」
焼き加減を調整しながら、時間をつぶした。約50分経ったら、ピールで餡パンを1つずつ取り出した。
「できた~」
「まだ、出来てないですよ。試食というのが、残っています」
「そうか~」
「ただ、これを、試食するのは、全員がそろってからにしましょう」
「わかったよ」
「じゃあ、店長は、休んでいてください」
「493”は、どうするの?」
「僕は、違う新メニューをやります」
「了解」
14.第2段階
俺は、昨日すり潰しておいた、コーヒー豆を、使う。さっき使った鍋の水がそろそろ、冷めている頃だろう。そいえば、店長にやかんがあるか、聞くのを忘れていた。店長を探しに行った。
「ジンかマリーのどっちか、店長がどこ行ったか、知らない?」
「店長なら、さっき上に行きました」
「ありがとう」
「どういたしまして」
上に急いで登った。下で、多分バタバタ聞こえているであろう。店長の部屋のドアをノックした。
「店長、休んでいるときにすいません、やかんってどこにありますか」
「真ん中の棚にあると思うけど」
「ありがとうございます」
下に降りた。そいえば、謝らないといけないな~。早く降りて、謝らないと。
「すいません、急にうるさくしてしまって」
「大丈夫ですよ」
「お客様も、すいません」
「本当よ、喧嘩してるのかと思ったわ」
「大丈夫だよ、少年」
「すいません」
一瞬、「新商品作ってるんですよ」と言いそうになった。これを言うと、ジンとマリーに悪いような気がした。正直言えば言いたいが、サプライズみたいなことをしたかった。もしかしたら、来てくれるのかもしれないが、言う気になれなかった。そして台所に行った。そして、真ん中の棚を開けて、やかんを探した。奥らへんにあったので、気おつけて出した。まず水を、やかんの中にいれて、火にかけた。そして水がわくまで、コップに布にコーヒーの粉末を上にのっけったのを載せた。そして水が、わいたので、お湯を、布を上に乗せたコップに入れた。問題は、これで、黒く濁るかだ。一応、布を絞ってみたが、絞る前は、薄い紅茶みたいな色だった。絞ると、すごい水分が出たが、それと混じって水が濁っていた。これも味だが、これは、人によって好き嫌いがわかれる飲み物である。だからしょうがない、俺が飲むしかない。そもそも言えば、俺が飲みたかったから、作ったのだから、責任をもって飲むのは、絶対といっていいほど、俺だ。そしてゆっくり飲んだ。めっちゃ苦いが、求めていた味だ。ある漫画とラノベで、主人公が飲んでいるのに、ただ憧れて、キャンプで一気に4杯飲んだら、カフェインショックで倒れそうになった。それが2日間続いたことを、覚えている。どうしても、嫌いには、なれなかった。その後、だんだん飲めるようになった。なんだか、久々に飲むせいか、落ち着く。紙コップみたいなのを作れたら、売れるのだが。ちょっと待てよ、俺はその作り方を知っているはずだ。ただ子供ぽいが、しょうがない。この際お金を使うしかない。ここで店長にお願いするのは、なんだか、悪気しかない。明日、コップと、鍋を買おう。そして飲み干してしまった。そして上から下に降りていく音がした。多分、店長が下りてきた気がした。そして、外を覗くと、もう夕方だった。ということは、そろそろ閉店の時間だということだ。あとは、ウェーセスが帰ってくる時間でもある。ということは、試食会ができる。そしてジンとマリーが看板をかたずけてる音がした。そして2人共、台所に帰ってきた。
『お疲れ様です』
『お疲れ様」
「そいえば話って何ですか」
「そうそう、忘れてた。じゃあ話すよ。ここ最近お客さんが来てない気がして、今、新メニューを作ってるんだよ」
「なるほど、じゃあそれを手伝えばいいのですね」
「意味は、違うくないけど、まあ、あってる」
「それってどいう意味ですか?」
「ただ、試食をしてほしい」
「はい?」
「だから、試食してほしい。ただ、ウェーセスと一緒にやってほしい」
「なるほど~じゃあ、僕達は、ただ試食すればいいんですね」
「そう。まあ、いつかそのやり方は、いつか教えるから」
「わかりました」
「ただいま~。あれ、なんで二人共いるの」
「もう、だいたいわかっ」
「いや、わかってにいけど」
ズッコケそうになった。
「じゃあ説明するよ。餡パンの試食会を今からやるよ」
「なるほど~。もうできたの?」
「いや、まだ未完成だよ。一応みんなには、試食してもらおうと思って」
「わかったは、じゃあ食べていい?」
「いいよ。ジンもマリーも食べな」
「じゃあいただきます」
そして、全員で一緒に食べた。うまかった。パンは、ふあふあしていて、餡は、冷めているが、あの世界に近い食感では、ある。ただ、出せるかは、わからない。何か物足りない気がする。出すか出さないかは店長に任せるとしよう。
「どうですか?」
「大丈夫かな~」
「ウェーセスは、どう思う」
「おいしいには、おいしいけど、何か足りない気がする」
「確かにな~、じゃあ、ジンは、」
「僕には、わかりません。ただ、この皮いりますか?」
「できれば、入れときたいけど、別に入れなくてもいいかもね。マリーは、」
「私は、嫌いじゃありませんけど」
「じゃあこれを踏まえて改善していくは、」
「じゃあ、2人共帰っていいよ」
「お疲れさまでした。これで失礼します」
『お疲れ様。じゃあね」
「で、いつこれをやるの」
「明日ですかね~。多分今から買いに行っても、市場は、閉まってるでしょうし、作っても、深夜までやるでしょうね」
「わかった。また、明日やろう」
「はい」
「じゃあどうするの」
「僕は、他の新メニュー作ります」
「わかった、じゃあ、やっておいて」
「わかりました」
「そいえば余ってるの?」
「大丈夫です。ちゃんとあります」
「ならいいけど」
「じゃあ、僕は、昨日の疲れがたまってるから、寝るね」
「わかりました」
そして、新メニュー製作の準備をした。豆を煮るための、鍋とベーコンやオニオンを、炒めるための、フライパンと油を出す。あとは、銀色の銀色のトレイと砂糖を用意した。まず、緑の豆を約60分煮た。
その間、オニオンとベーコンを炒めて、その後、パンの生地を作った。だが、途中で豆が茹で上がった。そして、水などで、冷ました。そして、生地を作る続きをやった。そして、生地ができたので、さっき炒めた、オニオンとベーコンと豆を混ぜた。あと、銀色のトレイに砂糖を入れた。そして、約40分、黒い豆を煮た。そして、一粒ずつ砂糖に漬けて、いき、さっき使った、コーヒーの袋に入れた。さっき作った、パンを店長にどうせえ、バレるだろうが、焼いていく。そして、約60分きつね色になるまで、窯で焼いていった。待ち時間に、さっき漬けておいた、豆を1粒食べようと思ったが、やめた。どうせえ、後で一人で、試食するだろうから、我慢することにした。そして、ちょっとずつ見ていき約60分経った。見た目は、完璧だが、食感と味が良ければあとは、いいのだが、何となくダメな気がする。こんな初挑戦みたいなことをしているのだから、失敗しているのでは、無いのかと思う。そしてパンを薄く切った。まず、パンを食べた。食感は、いいのだが、しょっぱさが、足りない気がする。あとは、チーズがあればおいしいかと思う。あとは、砂糖につけた豆菓子を1粒食べた。これは、甘い。これは採用だと思う。あとは、これを、店長に食べてもらって、採用をもらえたらいいのだが。まあ、後は、結果次第だ。そして疲れたので、上に行って、部屋で寝た。
15.new menu
俺は、起きた。なんだか嫌な予感がした。俺は、周りを見た。すると、ウェーセスはいなかった。ということは、遅刻をしている。早く下に降りて準備をした。
「店長、遅れました」
「遅い、早く準備をしな」
「すいません」
「口を動かす前に、手を動かして」
「はい」
これは、夢ではないのは確かだ。もし夢なら…と思ったが、さすがになかった。
「そいえば、あの豆パンとコーヒー豆の袋の中に入っていた豆食べましたか?」
「いいや食べて、いないけど。ウェセスちゃんは、食べてたよ」
「わかりました。もしよければ、食べてみてください」
「わかったよ」
そして、仕事に集中した。できるだけ早く仕事を終らせないといけない。早く、鍋などを買わないと行けない。そして生地を、早く作るといっても、そこまで早くない。そんなに早くは、作れないし、失敗する。そしてまた、いつもの日常が来た。いつもの、常連客、いつもの時間に来る、ジンとマリー。そして、ここ最近多いが、買い出しだ。自分の貯めていたお金を使うことにした。市場に向かった。まずは、食材を買っていく。チーズと豆類を買ていく。そして、すぐさま、鍋やコップが売っている店に行った。そして、コップを2個と、魔女の使いそうな鍋を買った。これで何とか、足りると思う。店に戻った。もう、店の看板は、閉まっていた。
「ただいま」
「おかえりなさい」
「店長、買って来ましたよ」
「はいよ」
「そいえば3人、これ食べてください」
「わかっているよ。2人共食べな」
「いただきます」
店長達は、1切を食べた。
「何か、意見が言っていいよ」
「じゃあ、しょっぱさと辛さが足りない気がする」
「僕も、それは、思いました」
「他には?」
「ないです」
「あとは、このパンにチーズを入れたいと思いますけど」
「それは、いいかもね」
「ただいま」
「おかえり」
「そいえば、ウェーセスさあ、朝食べたパン、どうだった」
「う~ん、あ、しょっぱさが足りない気がする」
「それは、わかった。他には」
「ないわね」
「了解」
「じゃあ、この豆菓子は、どうですか?」
「甘いね」
「何か意見はありますか」
「ないね」
「じゃあ、これは、改善点は、無いですね」
「そうですね」
これは、予想通り採用した。
「じゃあこれは、店に出しましょう」
「そうだね。あとは、他の新メニューを完成させよう」
「じゃあ、僕たちはもう帰ってもいいでしょうか?」
「いいよ。2人共お疲れ」
「お疲れ様です」
「じゃあ、僕は、新メニューに取り掛かりますね」
「わかった。じゃあ、僕は上で、寝てるから」
そして生地を作っていった。その後にさっき買った食材を使う。まずは、生地を作っていった。そして、まずは、小豆を蒸した。小豆の改善点は、皮だ。皮は、網など取り除いていく。そして、枝豆は、塩を一つまみして、それをお湯の中に入れた。これは、料理でよくやる方法だったはずだ。そして、胡椒を炒めたオニオンとベーコンに入れた。あと、マヨネーズも使った。そして、チーズは、薄く切ってパンの上にのせた。それを釜の中で、焼いた。これを60分焼いた。餡パンっも60分焼いた。これで完成したはずだ。あとは、コーヒーのコップのみだが、今更だが、雑草をとるのを忘れていた。明日やろう。今、外に行ったら、モンスターに、殺されるだけだろう。じゃあ、今日買った、黒豆をまた同じレシピで作った。そして、作り終えたので、また、上の部屋で寝た。
そして、日が昇って、窓から日が差していた。そして、下に降りて、生地を作った。
「おはよう」
「おはようございます」
相変わらず、店長は、起きるのが早い。なかなかここだけは、勝てない。毎回、部活行くとき、ある一人の先輩しか、早くなくて、なかなか早くいっても、勝てなかった覚えがあった。あの人は、今頃何を、やっているのだろうか。そして、準備をした。
「で、出来たの?新メニュー」
「まだ試食してませんが、出来ました」
「そうか」
「あとで、ジンとマリー達と、一緒に食べましょう」
「はいはい、わかってるよ」
そして、生地作りに、集中した。こいうのに最近慣れ始めた。こいうのが、毎日あるせいか、もう慣れてしまった。昨日、店長をイラつかせてしまったのに。何を考えているのか。そして、ウェーセスが下に降りてきた。
「おふぁようございます」
「おはよう。ご飯、昨日作った、新作パン食べて。感想とかは、帰って来てから聞くから」
「ふぁ~い」
そして、ウェーセスは、ゆっくり、朝食を食べた。そしていつも通りの場所に、弁当が、置いてあって、いつもの時間に店を出ていった。そして、ジンとマリーが来た。
「おはようございます」
「おはよう。2人共、新作パン食べな」
「わかりました」
「何か意見は、あるかな」
「今回は、完璧です」
「これは、店に出せるんじゃないですか」
「よっしゃあ!」
「あとは、店長の判断に任せます」
「わかった、後で食べるよ」
「わかりました」
店長は、今、生地を作っているので、それが終わり次第食べると意味だと、理解した。そして生地を作り終わって、パンを焼いた。そして、いつも通りの時間に店を開いた。そして、宣言通り、新作メニューを食べてもらった。
「これ食べていいんだよね?」
「どうぞ」
「これは、いいかもね」
「じゃあ採用で、いいんですか」
「いいよ」
「あとは、売れたらいいのですが」
「そうだね」
「まあ、最初のころにやった、試食会みたいなことをしてみよう」
「そうですね」
今、よく考えてみるとコーヒーアを出すのは、難しい気がしてきた。いっそのこと、もうやめよう。あの鍋は、ここに置いておこう。
「店長、仕事が終わったら、話をさせてください」
16.
「で、話って」
「こんな急に話すのは失礼かもしれませんが、よく聞いてください」
「わかってる」
「じゃあ、話しますよ」
俺は、覚悟を決めて話すしかないと、この時思った。こんなことは何度もあった。俺が高校生になったら行きたかった専門学校にいけないか、親に説得しても、無理だった時の、後悔と悔しさがあった時と同じ気持ちと一緒だった。
「今日話すのは、僕自身の話です。僕がここで働きに来たのは、あのパンを作るのが目標で、ここに来たのです。他のパン屋でも、いいのですが、ここでしかない味みたいなものがある気がして、ここに来たのです」
「そいえばそれ、僕聞いたっけ」
「聞いてないと思います。続きを話しますね。僕は、あのパンを作るためにここまで来ました。ですが、もうその目標もなくなってしまって、結構前から考えていた、次の目標が、ギルドに入りたくて、いつか、ここを離れようと思って、それだけを今日伝いときたくて今話しました。なので、2か月後にここをやめさせてもらいます」
「わかってますode
修学旅行、俺とクラスメートは、死んだ。そして、炎の渦で体ごと焼かれ灰となって消えたのだった。
1.始まりに満たないのstory
俺の名前は、493”(トラジ)、中学3年生の双子の弟であり、バスケ部の部員である。事の発端は、中学1年の3月から始まる。その月、サンウィルスが世界で流行り、学校は、休みとなり、店もほとんど閉まっており、家で、アニメやマンガ、ラノベ、ゲーム、動画といった娯楽をして7月まで過ごしていた。そして7月になってやっと学校が始まった。そして俺は、2年生になった。その時の俺は、声優という職業に興味を持っていた。そのためにいろいろな学校を探していた。学校では、身長が高いのに陰が薄く、なかなか目立たなくて、クラスの女子2人に「びっくりした」や「こっわ」などの声が聞こえるようになったり、ゴール少年に「アニヲタ」や「ヲタク」といった差別があった。そして、3年生になった。何かあったといえば、転入生のウェーセスが女子声優さん並みにかわいくツンデレで、隠れヲタクだったり、電気機器が大好きな鯖先生が、ヤンキーだったり、有名芸能人がアナウンサーが、結婚したり、政治家が不倫したりといったことがあった。そして、9月になった。俺は、いつも同じ夢を見ていた。それは、どこと知らない景色で爆発で死ぬ、それが、橋で落下して死ぬ、銃で殺される、などの夢が繰り返されていく。後々分かったことなのだが、それは、修学旅行で乗る、新幹線だった。そして、当日、俺は、兄のbladeとhot君と一緒に駅に行きクラスaとクラスbで並び、福岡行きの新幹線に乗り1号車に、俺とクラスaの生徒と担任のリトテン先生と副担任の鯖先生と美術のsono先生と学園長が座り、2号車に、兄とhot君とクラスbの生徒とバスケ部の顧問であり、担任のhuiku先生と副担任の三重先生と教頭とクラスeの孫悟空先生と地家先生が座り、後の3~15号車は、お客さんと会社員が座っている。事件は、9時39分に起こった。新幹線の中では、カードゲームしたり、小説を読んだり、おしゃべりしたりといったことをして、中は、ガヤガヤしていた。そして夢は、現実となってしまった。線路から体感もしたことのない地震が、起きた。だが、新幹線は、止まろうとしても止まらなかった。全員が、パニックになり、先生達に、「大丈夫ですよね」や「死にたくない」、「何かの、ドッキリならやめてくれよ」といった声が聞こえた。そして、やっと止まったかと思たら、新幹線ごと爆発した。そして、一号車が燃えた。493”は、(夢なのでは、ないのか?)、(俺、死ぬの死ぬのか ?)(でも、そこまで悪い死にざまじゃないな~)、(やっと死ねる)、(楽になれる)と思っていた。だが、周りからは、悲鳴や爆発音やもがく姿が見られた。だが、出られなかった。道がふさがり、体と新幹線が、煙と炎に包まれたのだった。そして灰となって、消えてしまった。
2.新しい生活1
俺は、地べたに座っていた。周りに、レンガで、できた建物の町、パンのいい匂い、奥のほうには、謎の塔がそびえ立っている。目の前から、馬車、いやあれは、熊車だ。「そこあぶねーぞ」
「わぁー」
俺は、斜めに逃げてしまった。目の前には、白くて水が出ているものがあった。それは、噴水だった。俺は水の中に飛び込んでしまった。まわりからは、笑い声が、聞こえた。人々の中には、エルフとか、魔女とか、ビーストとかが、いた。そして、察してしまった。『ここは、異世界だーーーー‼』なぜか後ろから、声が聞こえた。後ろを回ってみると、あら、美少女のウェーセスがいるでは、ありませんか!。そして、ウェーセスは、俺に向かって、すごく嫌な目でこちらを見てきた。(怖いけど、可愛い)「こ、こんにちは」
「こんにちわ」
「なぜここにウェーセスがいるんだ」
「さあ、私にも、よくわかんない」
「でも、俺たちって、確か死んだんじゃないっけ」
「私って死んだの」
「逆に死んでないとでも思っていたのか」
「うん」
もしかして、ウェーセス、気を失ってしまていたか、いや確か、中二病みたいなセリフを言っていたな。もしかして…でもまあいいか。
「でも、確かなのは、俺とお前以外にもクラスの子がこの世界にいるということだよな」
「そうかもしれないけど、でも」
「でも?」
「アンタと私で、他の奴らを探したとしても、見つからないと思うわ」
「確かにな~」
そう、俺は、まだここがどこで、なんていう町で、スキルや魔法が使えるのか、ここからどうするのかを、考えていない。
「なんでそんなに、のんびりなのよ」
「いや、異世界ものの主人公とかって、いつもどうしてたかな~って」
「それは、あれよ、アレ」
ウェーセス、何も考えないなと思ったことを、顔に出さないようにした。
「じゃあ、まずは、ギルドに行ってみる?」
「いや、まずは、宿屋を探そう。」
「そうしたいところだが、俺たち、今お金が無いし、俺自身、今、腹が減っている」
「我慢しろ!!」
「じゃあ、今からアルバイトして、お金を貯めよう。」
「どうして」
「それは、宿屋代と、俺自身がギルドに入りたいから」
後は剣や、弓矢や、杖などの、武器類が欲しいとは、決してこんな可愛い少女には、言えない。
「なるほどね~」
「でも、どこで、寝泊まりするの?」
「それは、外で野宿するしかないと思うけど」
「それは嫌だ」
「ウェーセスの言っていたことを、そのままいうよ」
「我慢しろ!!」
3.Night love song
俺たちは、まずは、情報収集をすることにした。わかったのは、ここが、ジンジャーブレット王国のシュガー町だそうだ。この国は3っつの町に分かれている。一つ目の町は、アクアで、水や、緑が茂っているそうだ。二つ目の町は、ケーフで、麦や、野菜、果物などの農作物があるそうだ。三つ目の町は、今、俺達がいる、シュガーで、海産物や、武器、鉱山物などが、有名だ。この国の中心部に、城がある。そして、町の外には、よく、モンスターが出るので、誘拐などが多い。言語が、日本語に近い。そして、お金の単位は、金貨ルー、銀貨ルフィア、銅貨ブルという。ギルドは、国に何個かあり、職業が、戦士、魔導士、弓使い、獣使い、木こり、村長、パン屋、鍛冶職人、売人などがある。
「そろそろ夕暮れだけど、どうしようか」
「それは、決まっているよ」
「野宿」
「そうですよね~」
「まず明日、仕事を探すぞ。」
「じゃあ、おやすみ」
「おやすみなさい」
寝るの早いなと思った。今、考えてみると、まだそこまで時間がたっていないこととなぜ、俺が、ウェーセスと一緒のところにいるのか疑問であった。だが、ちょっと嬉しかった。なんだか、あまり、こいう、非日常で、クラスの中でも、一番可愛い子と、野宿なんて、なかなか、ないことだ。(寝顔とかってかわいいのかな)そしてみようとした瞬間、「私、眠れないわ」急に、そんな声が聞こえ、驚いた。
「今、アンタ何かしようとしたでしょう」
俺は、慌てて、「いや、何も」といってしまった。(すごく、危なかった)
「ならいいんだけどさ」
「ねえ、アンタさ、こ、コイバナできる」
「はい!?」
「コイバナよ、」
何、この子すごく乙女じゃん。コイバナか~、そいえば、あまりそいう話してなかったな
「できないならいいわよ」
「できるよ、でもあまり期待しないほうがいいよ」
「しないよ」
ウェーセスは、三角座りして聞いてくれた。
「俺が6年生のとき、すごく声が可愛い子がいたんだけど、その子のことが好きでさ、友達に言ったら他の子に言ったから、学年のみんなにその子のことが好きなことが、バレて、告れなくて、俺、その子を傷つけてしまけてしまて、謝れない、ままなんだ。」
これは、俺自身がずっと、抱えている悩みで、ずっと会いたいと、思ていた。なかなか会えなかった。「ごめんね、こんな、暗い話して」
ウェーセスのほうを見ると、彼女の額には、水滴が、流れていた。
「本当よ、なんで、最初からそんな話をするの」
「ご、ごめんでも、そこまで 泣くような話じ、思うけど」
俺は、また、女の子を泣かせてしまった。ある、キャラクターがこんなこと言っていた。「レディーを泣かせるんじゃねぇ」俺は、その言葉を大切にしていたのに、泣かせてしまって、胸が痛い、苦しい。
「じゃあ、話題変えない?」
「うん」
「じゃあさ、この世界に来る前、大人になったら何になりたかった。」
俺は変な質問をしてしまったきがしてしょうがない。
「俺は、声優かな、ウェーセスは、」
「通訳ガイドとか、キャビンアテンダントとか、かな」
「じゃあ、アンタわさ、なんで声優になりたかったの?」
「アニメに恩を返したいのと、憧れの声優の松禎さんと、仕事がしたいからかな、お前は、」
「私を、お前呼ばわり!、まあいいは、私は、優しくて、何でも話せる人になりたかったからよ」
こんなに自然と 打ち解けたのは、いつぶりか。クラスでも、あまり人と話さないし、特に独り言が激しい俺は、嫌われていたし、人を好きになれなかった。
「小説が好きって言ってたけど、どんなのが好きなの?」
「ミステリーとか、異世界ものとか、アンタは、」
「俺は、アニメ化してればその小説を読むかな」
「ねえ、いつもどうして、休み時間兄弟と話してるの?」
「それは、クラスの中に、声優とか、アニメの話できる人がいないっていうのもあるけど、人との付き合い方が、わからないから」
本当は、あまり人と、かかわりたくないからだ。
「そろそろ寝よう」
「え~せっかく盛り上がってきたのに~」
ウェーセスは、頬っぺたを、膨らませた
「じゃあ、まだやる?」
あんな顔で言われたら、こう言うしかない。
「うん」
「じゃあさ、ウェーセスのコイバナ教えてよ」
「いいわよ、クラスBの生徒会長が好きかな」
「そ、それは、どうして」
「だって、しっかりしていて、イケメンで、誰とも話せるじゃないあとは…」
正直俺もそう思う。確かに、動きが速くて、運動もできて、学年の中でも頭がいい。完璧だ。だが、俺は、そんな彼が苦手だった。なぜなら、言っていることが、別次元のようだった。
「いてる、ねえ、ねえてば」
「ごめん、ボーとしてた」
「私、もう寝る」
「了解した、おやすみであります」
なぜか、軍の人、みたいになった。
(明日早起きして、ウェーセスの寝顔見よう)
4.夢想
俺は、夢を見ていた。目の前には、死神の鎌を持った獅子がいた。俺は、剣を持って戦っていた。後ろには、仲間がいて、杖を持つウェーセスと、曲刀を使うエルフの少女と、弓矢を使う少年がいた。だが、俺は、傷だらけで、ウェーセスの魔法に助けてもらってばっかりで、なかなか獅子は、やられない。あとの二人は、獅子を攻撃をしながら、俺と、同じく傷だらけで、ウェーセスに、助けてもらっている。俺も攻撃をしようとしたら、動きが鈍く、鎌に切られて死んだ。そして、起きた。まだアサヒは、出てないようだった。ウェーセスは、まだ寝ている。(寝てる姿可愛い、もし、スマホがあったら、カメラで撮っていたな~)「はぁ~」あれは、正夢なのでは、ないのか。俺は、デジャブなどが多く、似たようなことが起きる。可能性は、ないわけでは、ない。脳の奥で、留めておこう。そして、俺は、二度寝をした。
「ぉきて、起きて」
「はぁ~、おふぁよう」
「おはよう」
「じゃあ、さっそくアルバイト探すよ」
「は~い」
「俺、パン屋で働いていいか」
「急ねぇ、でも、どうして」
「1回だけパンを作ったかとあるか」
ここで、いつも母に『マッサージしてー』と言われてるなど言えない。
「ふうん~わかったわ、私は、適当に探すは、」
「了解」
「じゃあね」
「あ、ちょっと待って」
「なによ」
「集合場所ここでいい?」
「いいわよ」
「じゃあ、夕暮れ前に、ここ集合」
『じゃあ、行ってきます。』
俺は、走った。この時は、まだ知らなかった。俺自身が、アルバイトを、甘く見ていたことを。そして、その辛さを知らなかった。
5.baker
まずは、パン屋さんを、見て回った。まずは、人の数だ、この町に、6軒だ。その中でも、3軒が人気だ。だが俺は、売れていない後の、3軒がいいと俺は、思った。なぜなら、そこだと、新しいメニューが出せると思ったのと、なんとなく、かっこいいと思ったから。だが、よく考えてみると、人気の店のほうが、ちゃんと、指導してくれる。だが、改革したいけど、でもな~など、天使と悪魔が、闘ってるようなことが起きた。整理がつかなくなり、つい「異世界ものの主人公ならどうするかな」、「でもな~お母さんとか絶対に、売れてるほうを、選ぶだろうな~」、「でもな~売れないほうにも、何かいい何かいいことがあるはず」などの、独り言が発生した。結局、欲張ることにした。まず、売れている店からの順番に、お願いして行った。1軒目は、フォルナイ、種類が、豊富で、人気だ。昼に、店主に、お願いしてみたものの、「もう間に合ってる」といわれた。2軒目は、パステロ、コロネなどがあった。ここでも同じく「もう間に合ってるのよ」と言われた。3軒目は、フレジ、サンドイッチが有名なようだ。ここも同じく「間に合ってるから、帰った、帰った」といわれた。4軒目は、ぺカロ、ラスクが人気のようだ。ここも同じく。5軒目は、ブルド、ここは、固焼きパンが有名なようだ。ここも同じく。6軒目でやっと入れた。「まだ出店したばかりで、アルバイトを雇いたかったんだよ」と言われた。店の名前は、ウヴェッタ、まだメニューが少ない。
「今、時間ある」
「は、はいあります」
「じゃあさ、今から、買い物に行ってくれない」」
「わかりました。じゃあ、お金もらっていいですか」
「え、君お金持ってないの?」
ここで僕、異世界転生したんです、はずがないがない。ていうか、わかるはずがない。どうにか誤魔化さないと。
「なんか、すいません、僕、まだ、ここに来たばかりで」
「そうか、じゃあこれだけ渡しておく」
銀貨7枚と銅貨20枚渡された。あとメモを渡された。メモには、こう書いてあった。
「リンゴ2個、ぶどう1房、オレンジ3個、ピーナッツ、ワルナッツ、アーモンド25粒ずつ、バター2個、小麦粉1袋、蜂蜜1瓶、ミルク2缶、ニンジン5本、ジャガイモ、トマト5個、ソーセージ1連、レタス、オニオン2玉、卵10個、スナッパー2匹、あと、荷車を持っていくの忘れずに。」
「じゃあいってきます」
「いってらしゃい」
俺は、買い物に行ってきた。この町のお金を使うのも、見るのも、初めてだ。しかも中学生でアルバイトなんて、夢のようなことが、今、起きている。できるだけ早く、行かないと。
「あれ、荷車ってどこにあるんだっけ?」
「あぁ、店長に聞いてない」
俺は、すぐさま、店のドアを開けた。
「店長、荷車ってどこにありますか」
「ああ、店の横にあるよ」
「すいません、ありがとうございます」
6.ideali e realta
俺は、まず町の市場でメモ通り、買ったら、お金がすっからかんになった。荷車は、物があふれていた。すごく重い。だが、この重さは、久しぶりだ。1年生の時の誕生日にあった、バスケの試合の帰りに持って行った、試合用具のボールケースと一緒だった。あの時は、すごく疲れていたな~。そして、20分~30分経ったら、店に着いていた。
「ただいま店長、買って来ましたよ」
「ありがとう、そこら辺に置いといて」
「わかりました」
まず、軽い果物から、おいていき、次に野菜類、その次に、蜂蜜とスナッパー、卵、その次に、小麦粉とアーモンド、ワルナッツ、ピーナッツ、最後に牛乳。牛乳だけすごく、重い。明日からこれを絶えないといけないのか。そう悪くないけど、絶対疲れる。
「これでいいですか、じゃあ、僕は、これで帰らせてもらいます」
「ちょ、ちょっと待って」
「は、はい」
「君、どうやって暮らしてるの?」
どうしよう、笑顔で、野宿してるんですよ、なんて言えないし、こんないい人に迷惑をかけたくない。でも、ウェーセスには、風邪をひいてほしくないしな~どうしようかな、この人にだけは、嘘をつきたくないしな。正直に言った、ほうがいいよな。
「今、友達と一緒に野宿をしているんです」
「そうなの。」
「えぇー、風邪ひくじゃない。」
「すいません」
「じゃあ、ここの上の部屋が1部屋、空いてるけど使う?」
「一回、友達と話して後で、回答していいですか」
「それでも、いいけど」
「そろそろ、友達と、待ち合わせてるので、相談して決めます。」
そして、俺は、ウェーセスと待ち合わせている場所に向かっている。
できるだけ早く着けるようにした。だが、俺が着いた時には、ウェーセスは、そこにいた。
「ちょっと遅い」
「ごめん、店長と話してて、そうだ、相談したいことがあるんだけど」
「そう、で、話って」
「バイトが決まった」
「そう」
「で、言いにくいんだけど」
「何?」
「同居しない?」
「そう、うん?、えぇー」
「うん、そうなるよね」
予想は、していた。誰だって、そいう反応になる。
「店長に、今の状況を伝えたんだ。そしたら、一部屋空いてるから使いなって言ってもらえたから、ウェーセスがいいなら、お願いするけど、どうする」
「俺は、いい話だと思うけど、だって、ずっと野宿だと、ウェーセス、風邪ひくだろうし、雨が降ったらどうしようもないし、信じて後悔したいし」
ちょっと、かっこいい決め台詞みたいなことを、言ってしまった。松禎さんもアニメでこんなこと言ってたな確か。
「なるほどね~、分かったは、でも同居じゃなくてシェアルームね」
「じゃあ、店長に返事しに行ってくるけど、一緒に来る?」
「うん、一緒に行くは、」
「了解」
俺たちは、ウヴェッタに向かった。店に着いた頃には、夜だった。
「店長、お世話になります」
「まずは、自己紹介からですよね。僕が493”です。で、この子が、ウェーセスです。」
「こんばんは、私が、ウェーセスです。これからお世話になります」
「こんばんは、僕の名前は、グリム、ここでパン屋の店長をやってる。これからよろしくね。」
「部屋は、台所を入って、階段を上って右にあるから」
「わかりました」
「後で、493”は、明日の仕込み手伝って」
「はい」
俺は、元気よく返事をした。俺は、ウェーセスと一緒に部屋を見に行った。その後、下の台所に行った。
「じゃあ、まず野菜を洗らって」
こいうことやるのは、何年ぶりだろうか。そいえば、こいうのは、小学5年生の林間合宿で作ったカレー以来か。あの時の最終日、俺、最低なことしたんだよな。そこまでいい思い出ないな。俺は、首を振った
「終わりました」
「次に、皮むいていって」
「はい」
これは、サンウィルス以来か。あの時、確かお母さんに言われてやってたんだよな。ジャガイモってすごく難しいんだよな~。ニンジンとかって、ピーラーでやるのが当たり前だったな~レタスと、オニオンは、手でむけるから安心だよな。
「終わりました」
「じゃあ、次に、オニオンを1個とジャガイモを切っていって」
「あ、ジャガイモは、細かく、オニオンは、薄く切ってから、半分に切って」
「了解しました」
これ、切った後ってどうするんだろう。この世界にも冷蔵庫みたいな物が、あるのかな。そんなことを、考えていると、オニオンの、バランスが変になった。確かこの切り方って、輪切りだったきがするな。オニオンを、4等分に切ってその後、薄く切ったほうがいいきがしてきたな。俺は、4等分に切り、その後、1つずつ薄く切っていく。ジャガイモは、レストラン系ドラマで見たことがあるような切り方で、ジャガイモを、サイコロ状に切った。
「終わりました」
「じゃあ、トマト潰していって」
「りょ、了解しました」
「店長、麺棒みたいなのってありますか」
「あるよ」
「どこに、ありますか?」
「棚の中にあると思うけど」
「探してみます」
一番左の棚にあった。まず、トマトを、サイコロ状に切ってボールに投入。麺棒の先で、トマトをすり潰した。まるで燃えるような赤だった。
「終わりました」
「次に、オニオンの中の部分を、取り除いて、一緒にすり潰して、ざるで種を取り除いておいて」
「わかりました」
俺は、何回も、それを繰り返した。すごく楽しく、疲れる。
「お、終わりました」
「じゃあ、鍋に入れて。そこに、緑色の、葉っぱのローリエと、赤色の唐辛子、花みたいなクローブ、茶色のシナモンスティックを入れて、トマトがぐつぐつなるまで煮て」
「わ、わかりました」
この作業って案外簡単なんだよな。でも、この料理のやり方って、覚えられるかな。そいえば、この世界に、羊皮紙ってあるのかな。でも、羊皮紙が無くても、俺、何となく紙の作り方、覚えてるんだよな。確か、漫画で読んだんだよな。そんなことを思ってる、うちに、鍋の中は、ぐつぐつ煮詰まっていった。
「店長、煮詰まりましたよ。このあとどうすればいいですか?」
「鍋の中に入れた、香辛料を取り除いて、とろみがつくまで、ゆっくり混ぜていって」
「わかりました」
こいうの、家でやってたな~。でも、野菜炒めだったな、たまに、麻婆豆腐だったかな。
そして、何分か経つと、とろとろになった。なので、火を、止めるとケチャップみたいな、匂いがした。
「これってトマトケチャップですか?」
「そうだよ」
店長は、パンを練っていた。
「じゃあ終わったら、僕の手伝いして」
「はい」
では、アーモンドを、12粒薄く切って、後の粒を、ワルナッツと、ピーナッツを一緒に潰しておいて」
「了解しました」
もう夜の11時くらいだけど、ここからは、集中しないといけないんだよな。こいうのって、あの世界の、パン屋の人ってどうしてたんだろう。途中、こっくりこっくりと、船に乗ってしまいそうになった。あんなことになったのは、声優のラジオ聴くたびになっていた。
「終わりました」
「じゃあ、マヨネーズ作るから、卵と、塩と胡椒、油を用意して」
「了解」
俺は、急いで用意した。この世界の油って、オリーブオイルとかなのかな。
「用意できました」
「じゃあ、まずボールの中に、卵4つ割って、卵黄と白身を、分けて,卵黄のボールに、さっきの材料全部を入れて、溶けたチーズみたいになるまで、混ぜて」
「わかりました」
これさっきの、ケチャップみたいなことを繰り返すっていうことだよな。案外楽しいからいいよな。
店長は、パン生地を、切っていた。できるだけ早く作業を終わらせよう。そうしたら眠れる。俺は、生クリームからクリームを作るように混ぜた。
「終わりました」
「鍋に水と卵を5個入れて火にかけって」
「わかりました」
「あと、オニオンを細かく切っておいて」
「わかりました」
ハンバーグ作るときの、切り方だと考えた。確か、みじん切りだったような気がする。まず、半分に切って、その後、薄く横に、切っていって、縦に切っていくはず。
「終わりました」
「じゃあ、そろそろ卵いいかも。じゃあ、卵、割って、皮むいていって」
「わかりました」
そろそろ2時位かな、こんなに起きたのは、久々だな。でも、まだ頑張ろう。卵の皮をむいていきながら、そんなことを考えていた。
「終わりました」
「じゃあ、次に、卵を、細かく切って」
「了解しました」
今更ながらだが、俺さっきから店長に向かっての返事が、了解か、わかりましたのみだよな。さっきから、なかなか静かすぎるような気がするな。そんなことを思ってるうちに終わっていた。多分このあと、タルタルソース作るな。
「終わりました」
「あ、そいえば、どこかの棚に、ピクルスがあるはずだから、3本位、細かく切っておいて」
「はい」
もうちょっとの辛抱だ。俺ってあまり料理しないから、なかなか早く切れないよな。
「終りました」
「じゃあ、刻んだ材料を、マヨネーズの中に入れて、混ぜてそしたら、タルタルソースの完成」
「わかりました」
これでタルタルソースの完成か。やっと、終わるのかな。店長は、今、俺の刻んだ、材料をいためている。だが、こんなものでは、ないことを、後々に知ることになる。
「お、終わりました」
「じゃあ、今、僕がやってるのを代わって」
「きつね色になるまでやって」
「りょ、了解しました」
もうちょっとで終わると思っていた自分がバカだった。そろそろ、集中力がなくなる。だが店長のほうが一番頑張ってるはずだ。なら負けてられない。
「終わりました」
「パンに包むから手伝って」
「了解しました」
7.outside
「きろ、起きろ~朝だぞ」
朝から何かと騒がしい。目の前に肌色の何かが見える。
「起・き・ろ!!」
「ふぁ~い」
「なにボーとしてるの」
顔の目の前で手をたたかれた。びっくりして。
「わぁっ」
「アンタ、どこでどうやったらそんなところで、寝るのよ」
よく周りを見ると、床に寝ていたみたいだ。記憶をたどってみると、確かふらふらしながら、2階に上がって、ドアを開いた瞬間、倒れるようるように寝たのだ。
「ねぇ、今って朝の何時位?」
「10時位」
多分やばい、いやこれは、本当にやばい。早く、下に行かない。早足で、下に降りた。
「遅れました」
「大丈夫だよ、僕も、起こさなかったのも、悪いから」
なんて、優しい人なんだろう。早くここに、なじまないといけない。できるだけ、お客さんを、呼びかけないと。そういえば、店長って、いつもどうやって店に客を呼んでいたんだろう。
「店長、いつも店にどうやって、客を呼んでいたんですか?」
「そんなことやってないけど」
「え、えーー」
俺は驚いた。せめて時間を変えて、呼びかけたりするでしょうに。おれは、慌てて、理由を聞いた。
「それは、どうして」
「だって、一人だし、あと、なかなか時間がないから」
確かにそうでは、ある。パンを作るのにも、材料を集めるのにも、時間がかかる。
「店長、僕に提案があるんですけど」
「なんだい?」
「耳を貸してください」
「ごにょごにょごにょ」
「それで、売り上げ上がるの」
「可能性は、低いですが、でもやる価値は、あります」
「じゃあ、試しにやってみるか。」
「はい」
「まず、朝作った、パンを1個切ってください」
「最後に、パンを、お盆の中に入れてください。ただし、種類ごとに、分けてください。」
「すごく簡単だね」
「あとは、ウェーセスに手伝ってもらえればいいんですが、じゃあ、俺、二階に行ってきます」
俺は、すぐさま、上の寝室に向かった。着いた瞬間、思いっきり、ドアを開けた。
「ウェーセス、時間ある?」
「あるけど、急にどうしたのよ」
「お願いがある。客呼ぶの手伝って」
「なんで、私なの、」
「恥ずかしいけど、か、可愛いから」
「なんでそんなこと言うのよ」
「しょうがないだろ、わかりやすい理由がそれしか、無いんだもん」
俺は、顔が、赤くなるほど熱くなった。
「で、やるの、やらないの」
「分かったわよ、やるわよ」
「OK、じゃあ、今すぐ、下に降りてきて」
俺は、すぐに、下に降りた。
「店長、返事もらえました」
「じゃあウェーセスちゃんが来たら、行こうか」
「はい」
「お待たせしました」
「じゃあこれ持って、出発するよ」
「は~い」
俺たちは、外に、出た。町の中で一番集まっている、所に行った。
「ここででやるんだよね」
「はい、ここが一番人がいて、注目される場所だと思います。」
「ねえ、私、まだ詳しく聞いてないけど」
「じゃあ、再確認として、説明しますね。」
「町の人に、店の味を知ってもらうために、試食ということをします」
「なるほどね」
「じゃあ、始めますよ」
『試食いかがですか』
俺は、大きな声で、言った。できるだけお客さんに注目されるくらいの、大きさで。だが、なぜか、2人の声が聞こえない。やはり大きすぎた。自慢では、ないが、俺の声は、大きすぎる。なぜなら、同じ声優志望で同級生の、サザメに負けたくなかったからだ。5月の体育祭で、3年が踊る、ソーラン節で、俺は、誰よりも声を出す気でいた。だが、サザメに負けた。踊りも、何もかも。でも、そのおかげで、バスケ部で一番、声がでかくなった。ただ、それでチームに、プレシャーをかけられた。何とか3か月耐えた。あと、こんなことをしている人を見るのは、サンウィルス以来だが、やるのは、初めてだ。
「2人共、もっと声出して」
『試食いかがですか』
「もっと大きく」
『試食いかがですか』
ついに、一人来た。
「これいただいていいですか」
「どうぞ」
「これは、おいしい。」
「ありがとうございます」
「どれくらいで売ってますか?」
「銀貨3枚で売ってます」
そしてなぜか、その一言によって急に、人が集まり始めて、すぐに試食のパンは、なくなった。
そして、店に帰ると、人が並んでいた。
急いで、店に戻り、すぐに準備をした。だが、俺は、レジの仕方も、使い方も知らない。だが、見たことがあった。西洋風の古いレジだった。だが、ちょっとゲームみたいに探していけば何となく、使い方がわかるのでは、ないのかな~と思っている。そもそも、俺は、どれがいくらか、知らないし、メニューの名前も知らないのだ。あと、パンが足りるかだ。
「店長、足りますかね」
「今どれくらいの人がいるの」
「多分、50人弱ですかね。僕の予想ですが、足りないと思います」
「そうかもね」
「じゃあ、どうしますか」
「売り切れですって謝ってくれない」
「わかりました」
俺は、さっそく店に、お客さんを、店に入れた。
「お待たせしました。どうぞ」
できるだけ早く、会計のところに移動した。そして、早くも1人目が、来た。サンドイッチと、野菜パンを買っていった。そして、どんどん並んでいき、最終的には、ほとんどの、パンが売り切れた。
「今日は、売り切れです。すいません、また明日、再販します。」
あまりにも、売れたのか、レジの、お金が、増えていた。
「じゃあ、また、お使い頼める?」
「はい」
「じゃあ、昨日の食材の2倍、いや、3倍。昨日書いた、メモある」
「多分、あると思います」
「じゃあ、多分これで足りると思うのと、多分、荷車の荷物置くところがなくなると思うから、ウェーセスちゃんといっしょにいってきな。」
銀貨21枚、銅貨60枚を巾着袋に入れた。
「わ、わかりました」
すごく嫌だ、なぜなら、俺は、あまり人に何かしてもらうのが嫌だからだ。何より家族以外の人にしかも女子などに、何かをされるなど、そこまで好きになれない。
「一応確認で聞いておきますけど、昨日のメモのものを、3倍買えばいいんですよね」
「うん、そうだよ」
「じゃあ、ウェーセスを呼んできます」
また、2階に上がった。今度は、ゆっくりドアを開けた。開けたら、ウェーセスは、寝ていた。起こそうと、ベットに近寄ると、ウェーセスの寝顔が、目に入ってしまって、つい見てしまった。だが、そんなことしている暇などないのだ。
「起きろ、ウェーセス」
「おふぁよう、ふぁ~、どうしたの」
こいつ、絶対起きてないなしょうがない。今日やられたことやり返ししてやろう。ウェーセスの目の前で、手を叩いた。
「うわぁ」
「やっと起きた」
「ど、どうしたの」
「店長が、お使いを、2人で言って来てって、言ってたから、手伝ってくれない」
「わかったけど、店長、じゃあ、ダメなの?」
「多分無理、あの人一番疲れてるだろうし、さすがにお世話になっている身で、お使いに行かせたら、死んでしまうよ」
「確かに、一緒に行ってあげる代わりに、絶対1m以上離れてね」
なに、娘が父親に言う台詞。こんなこと普通に、言われるのか。
「わ、わかった」
「じゃあ、行こうか」
俺たちは、下に降りて店長に、「行ってきます」と言い外に出た。
8.tool×shop
俺達は、市場に向かった。俺は、荷車をこぎ、ウェーセスは、1m離れたところに、いる。なんだか、不安でしょうがない。あいつ可愛いし、いつ,ナンパされてもおかしくない。親みたいな目線で、見てしまう。そんなことを考えていると、何か変な違和感を抱き、後ろを見ると、2m以上ウェーセスと離れていた。ちょっと早歩きしすぎた。俺は、止まった。ウェーセスは、走って俺の近くに来た。息が切れていた。
「はぁ、はぁ、アンタ、早すぎ」
すごく疲れていそうだ。市場に歩くのを再開しながら話た。
「ごめん、考え事をしてて、つい」
「何が、『つい』よ、私を、走らせないで」
「すいません」
「わかればいいのよ」
「じゃあ、一緒に話しながら、歩いて行く?」
「いやよ」
「じゃあ、荷車に乗る?」
「それなら、いいけど。いや、やっぱりやだ。」
「わかったよ。ナンパされても知らないぞ」
「さ、されないわよ」
「されたら、いつでもこっちに来ていこっち」
俺は、ゆっくり市場に向かった。さっきのって、恋人と間違えてしまうということなのだろうか。俺は、そう思われてもいいが、多分そうは、思われないと、思う。ウェーセスは、160cm、俺は、175cmだ。町の人からは、兄妹に見えるのでは、ないのかなと、思う。まあいい、そんな風に言われることは、ないだろう。そんなことを考えてると、いつの間にか、市場の前に、いた。後ろを振り返ってみると、ウェーセスは、もう、すぐそこにいた。はじめてのおつかいみたいな、ナレーションみたいに考えてしいまった。
「おまたせ、じゃあ行くよ」
そして、市場の中に入った。まず野菜類と果物類を買いに行く。昨日買いに行った所がすぐそこにあるので、そこに行った。
「ウェーセスすぐそこの、八百屋のおばさんがすごく明るい人なんだよ」
「こんにちは」
「いらっしゃい、今日は、妹と一緒かい?」
「違いますよ、こいつは、ただの友達ですから」
「そうです。こんなやつと、兄弟なんて、嫌です」
なんか、ちょっと傷ついてしまった。咳払いをして、気を取り直した。
「おばちゃん、トマトとジャガイモ15個、オニオンとレタス6玉、ニンジン15本、リンゴ6個、ブドウ3房、オレンジ9個お願い」
「はいよ、銀貨、2枚と銅貨5ね」
「はい、これでいい」
「毎度あり、いつでも来な」
「ありがとうございます、おばちゃん」
「ほかの女にとられないうちに、付き合いな」
「そんなことする日は、来ないと思いますけど」
何か聞こえた気がするが、勘違いだろう。荷車に、荷物を、置いた。次に、ナッツ類を買いに行った。
「ここの店主は、優しい、バーテンダーンみたいな顔立ちだから」
「いらっしゃい、今日は、何が欲しいのかな」
「ピーナッツ、ワルナッツ、アーモンド75粒ください。」
店主は、後ろを、振り返り、今、俺が頼んだ、物を、入れてくれた。
「で、さっきから気になっていたけど、そこにいる少女は誰だい?」
「こいつは、俺の友達です」
「そうかい、てっきり、恋人かと」
「そ、そんなことあるはずがないです。こんな僕に、彼女なんてできるはずがないですよ」
「でも、君、顔立ちいいじゃん」
「そんなことないですよ、そんなこと言ったら、店主だって、顔立ちいいじゃないですか」
「あの~そろそろやめてもらっていいですか」
「ごめんね。少女ちゃん飴いる?」
「いりません」
「大人っぽいね、この子」
多分店主何か誤解してる。
「店主、こいつ、これでも、14歳です。」
「そうかい、じゃあお代もらいたいのだが」
いつの間にか終わっていた。
「はいはい、いくらですか」
「銀貨2枚銅貨5枚」
「わかりました、はいこれでいいですか」
「はい毎度あり。また、よろしくね」
「は~い」
次は、牛乳などのものを買いに行く。
「さっきの店主ムカつくわね~、何が、飴いるよ」
「まあその背だからね」
俺は、他にもウェーセスが、そう見える理由が、ある。顔が幼児ぽくて、しかも、目がキラキラしているし、あと髪が長いし、絶対ツインテールにしたら、可愛いからだ。
「アンタも、アンタでひどいわよ」
「すいません」
「わかればいいのよ、わかれば」
「はい」
俺は、しょぼくれていた。ウェーセスにすごく、責められているが、何となく慣れた。
「そいえば、次行く店の店主すごい人だよ。見ればわかるよ」
「どんな人なの」
「西洋のガンマンみたいな人」
そんな話を、していると、店の前に来てしまった。店のドアを開けた。
「こんにちは、店主」
「よう、ボーイそこの、ガールは、ボーイの、シスターかい」
「違いますよ、私達は、フレンドです」
何となく、英語が、混じっているが、さすがだと思う。なぜなら彼女、マレーシアに1人で、留学していたからだ。
「じゃあ、ボーイ今日は、何が欲しいの?」
「小麦粉と3袋と、バター3個と牛乳缶6個ください」
「OK、お代は、この羊皮紙に書いておくぜ」
「わかりまには」
羊皮紙には、銀貨12枚、銅貨6枚。そのお金を、カウンターにきっちり置いておいた。
「店主ここに、お金を置いとききます」
「ボーイここに置いとくよ」
「ウェーセス、荷車まで手伝ってくれ」
「牛乳は、1人で持って行ってね」
「は~い」
めんどくさいが、しょうがない。男なら耐えないと試練みたいなものだろう。
「ガール、あのボーイを早くとるんだぞ」
「そんなことをすることは、ありません」
「はくしょん」
誰かに噂されている気がする。この世界でも、噂は、されるのか。
「早くいくわよ」
「なんだか、ウェーセス、顔、赤いよ。何かあった」
「なんでもない」
「そうか」
「最後は、肉屋ね。そこの店主は、強面だけど、すごく優しい男の人だよ」
「へ~、どれくらい怖い人なの」
「リトテン先生の、2倍大きくて、中国包丁を持ってるみたいな感じ」
「そろそろ、着くよ」
そして店に着いた。店の外から何らかの、殺気みたいなものが、感じられる。
「こ、こんにちは、店主」
「やぁ少年、今日は何が欲しいんだい」
なんて、喉太いのだろう。声優の、安貴さんみたいな声だな。
「ソーセージ3連ください」
「わかった。で、そのおチビちゃんは、誰だい?」
「僕のお友達です」
「そうかい」
「やぁ、俺は、メッツガの、店主のファージだ」
「私は、ウェーセス。よろしくお願いします」
「嬢ちゃんって呼んでいいか」
「いいですけど」
「じゃあ嬢ちゃん、少年とお使いなんて偉いな」
「店主、こいつ、何歳だと思ってます?」
「10だろ」
「14です」
「そうなんです。さっきから、よく間違えられてましたよ」
「ほんとよ」
「嬢ちゃんって、少年のパン屋で働いてるのか」
「いいえ、ただ住ませてもらってるだけですが。それがどうしたんですか?」
「じゃあここで働かないか、」
「ウェーセス、どうする」
ウェーセスは悩んでいる。俺も性別が女だったら、悩む。
「無理とは言わねえ」
「考えておいていいですか」
「いいぜ。いつでも待ってるぜ」
何となく、こんな会話を、アニメで聞いた気がする。
「そうだ、少年、はいこれ」
ソーセージを渡された。すっかり忘れていた。
「いくらですか」
「銀貨15枚と、銅貨5枚だ」
「わかりました」
「はいちょうど」
「毎度あり、いつでも待ってるからね」
「は~い」
そして荷車から、果物袋を、ウェーセスに持たせた。ソーセージを、牛乳の缶の上に置いた。
「で、どうするの」
「今すぐには、決められないわよ」
「まあゆっくり考えろ」
何だか口調が、先生ぽいような気がする。
「そうするわよ」
「なあ、この世界で、どこか、面白そうなとこあった」
「ん~、あまりなかったかな」
「じゃあ、今欲しいのは、」
「服、かな」
「それは、そうだよな」
「アンタは、何が欲しいの」
「俺は、服と、武器かな」
「そっか、アンタ、もあるのね」
「俺だってほしいのは、あるよ」
「じゃあさ、どんな服が欲しいの」
「フード付きの魔女の服かな」
「ああ、白雪姫の、毒リンゴの、おばあちゃんが来ていたみたいなやつね」
「アンタはどんなのが欲しいの」
「黒服で、フード付きのと、長刀か片手直剣かな」
「後半のは何なの」
「剣の種類だよ」
俺は、あるラノベを読んでだいたいの剣の種類は、わかるようになった。
「へ~、アンタ剣好きだもんね」
「でもなんで、剣が欲しいのよ」
ぎくっ。俺は、アルバイトを、やめたらギルドに入りたいと思っていた。これを、ウェーセスに話すべきか、それとも話さないほうがいいのか。
「怒らないなら話すけど」
「怒らないわよ」
「じゃあ、話すよ」
「俺は、この世界で、餡パンが、作れたら、ギルドに入ろうと思ってる。まだこの世界では、まだ、餡パンみたいなものがこの世界には、存在してないし、それであの店を、人気にさせたい。」
「質問していい、なんで、餡パンなの」
「俺が、得意なのが、餡パンだから」
「そう。で、続き話して」
「で、人気にさせたら、店をやめて、多分、お金がその頃には、貯まってるはずだからその頃に、武具とかをそろえておきたい」
「じゃあ、のちのち、アンタは、あそこをやめるのね」
「もう一つ、質問させて」
「いいけど」
「住むところは、どうするの」
「そこは、考えておく」
まだ、仕事には慣れていないが、あの人には、恩がある。できるだけそんな日が早く、来れるように頑張らないといけない。
「ねえ、アンタ、双子の兄弟いるはよね」
「いるけど、どうしたの」
「喧嘩とかするの」
「するよ。だいたい俺から仕掛けるけど」
「なんでよ」
「すごくイライラする時、あるもん」
「例えばどんなこと」
「う~ん、特撮の話とか、芸能人の話とか、あとは…学校の話とかかな」
「そうよね」
「そういえば、ウェーセスにも、妹か、弟居なかったっけ」
「いるわよ」
「どんな子なの」
「あの子は、とにかくかわいいけど、でもうるさいし、人任せすぎ」
ほとんど俺と一緒だ。俺も人任せだ。できるだけ、自分で回りを見るようにしている。
「まあ、次女らしいな」
「そうなの」
「あまり話したくないけど、テレビで、そんなことやってたよ」
「へ~、じゃあ、アンタは、お兄ちゃんって感じだから、長男でしょ」
「いや、よく言われるけど、俺、次男なんだよな」
「う、嘘でしょう」
ウェーセスに驚かれた。よく言われる。だからどう対処すればいいのか、わからない。
「本当、俺、学校では、しっかりしてるように見えて、家では、全然だから。だらしないよ」
「意外、アンタがそんな感じなんて」
咳払いをして、気を取り直した。
「ねえ、もしさ、違う方法で、転生できたなら何になりたかった」
「私は、姫かな」
「それは、どうして」
「かっこいい王子様に会えるじゃん」
「たしかに、舞踏会とかあるもんな」
「そうなのよね、しかも、女王様気分が、味わえるから憧れちゃうわよね、あと服、いっぱい着れるし、部屋から見れる、景色とかきれいそうじゃない」
「確かにな~、でも前半部だけ、俺は、わからないな~」
「じゃあ、アンタは、何になりたかったのよ。」
「あまりないかな」
「どうして」
「多分もう、人生、諦め掛けているのかもな」
「それは、理由になってない」
「だって、モンスターだったら、暴れるだろうし虫とか昆虫だと、殺されるか死ぬかだし、王子様とかだと、運動とかできないし、マナーは、守らないといけないから嫌かな」
「なるほど、それもそうね」
「まあ結果は、これだけど、しょうがないよな」
「そうね~」
そろそろ店に着く。店まで案外早かった。
そして、着いた頃には、夕日が沈みそうだった。
「ただいま店長」
「お帰り」
「これお釣りです」
「荷物、持ってきますね」
「じゃあ終わったら、二人共、キッチンに余ったパン残ってるから食べな」
『はい』
俺たちは、荷物を置いたら、余ったパンを食べた。
「食べ終わったら、水浴びてきな。ああ、ふく、僕の古着だけど、多分ぴったりだと思うから、それ着な」
「は~い」
「じゃあ、まず、ウェーセスが最初に行きな」
「じゃあ、行ってくる」
「いってらしゃい」
20分くらいになったら、ウェーセスが出てきた。
「じゃあ行ってくる」
「い、行ってらっしゃい」
なんだか震えてるような気がする。外に行って、水を浴びた。水は、冷たいが覚悟を決めるしかない。心の中で、3,2,1,goと数えた。
その後、ボロボロの、tシャツと、ズボンを履いて、キッチンに向かった。
「493"、昨日の倍作るけど、やろうか」
「はい」
9.新メニュー
そして転生してから約1年経った。俺は、未だに、目標達成は、できていない。だが武具のお金は、何とか貯めている。何より、ウェーセスは、メッツガで働いている。そして、ウヴェッタに新しい仲間が2人、入ってきた。一人目は、ジン、静かな男の子、優しく、すぐ仕事に取り掛かってくれる。2人目は、マリー、気の強い女の子で、俺と違って、メンタルが強い。ただ、たまに可愛い。
ただ、未だに、上の部屋で、俺とウェーセスと2人で、シェアハウスをしてる。あと家具が部屋に増えた。ウェーセスの服をかけるためだ。
「店長行ってきます」
「いってらしゃい、ウェーセスちゃん」
『行ってらっしゃいウェーセスさん』
「頑張れよ」
これが今の俺の日常であった。慣れていき、最近なかなか、現実のことを、忘れかけている。
「じゃあ、みんな仕事に取り掛かって」
『はい』
いつものメニューを、、いつも通りに作っていた。俺は、今では、会計も、パンの作り方もできるようになった。なので、周りを見て、早く動けるようになった。ただ、お使いは、毎日のようにしている。そのおかげか、足の筋力が上がった気がする。
「じゃあ、493”は、俺とパン作り、ジンは、会計、マリーは、掃除と、ジンの手伝い」
『わかりました』
「じゃあ、開店しようか」
そして、マリーが、店の外に行き、看板をひっくり返した。そして外「いらいしゃいませ」
のあいさつが、聞こえた。常連客が店に入ってきた。
「おお、兄ちゃん、いつものくれ」
「わかりました。銅貨9枚になります」
「じゃあ、また明日来るは、」
「またよろしくお願いします」
この声が聞こえると開店したんだと、思ってしまう。
「作り方は、いつも通りだから」
「わかってますよ、店長」
俺は、いつもの作り方でやってる。この時間は、いつも集中してやる。ただ朝ということもあってか、集中力が長くつく。あとは、この時間を楽しんでる。俺は、こんな日常を、待っていたのかもしれない。ただ俺は、まだ、焼くといった作業が、まだできない。そこを店長に任せている。俺は、タイミングと、焼き加減の調整ができない。あまりうまくいかないので俺は、なかなかやらせてもらえない。苦手だと、思われてしまっているのだろう。
「店長、そろそろ新しいメニュー作りませんか」
「それ何回も聞いた」
「すいません」
「でも、ここ最近、店に来る人も減ってるような気がします」
「確かに、ここ最近は、人が来てない気がするね」
「じゃあやる?新メニュー製作」
「やりましょう」
この時の俺は、まだ知らなかった。新メニュー製作する辛さと達成感を。
「じゃあ、まずは今やってることに集中しよう」
「はい」
時間は、夕暮れ近くになった。そろそろ店を閉める時間、そして、2人が帰る時間とウェーセスが、帰ってくる時間だ。
「お疲れ様2人共」
「お疲れ様です。お先に失礼します」
「明日もよろしく」
「は~い」
こんな、いい後輩は、俺が知ってる中でも1人だけだ。バスケ部の中で一番早かった子でどこか、俺の知ってる彼の、兄とよく似てた。俺は、他の後輩は、そこまで、好きになれなかった。着替えるのが遅く、何より、明るい陽キャが多いせいか、好きになれない。あの2人は、よく話を聞いてくれて、動きが早い。やっぱこいう子が好きだな。
「そろそろ、ウェーセス帰ってくるかな」
メッツガにつながる道を見ると、人影が見えた。多分、ウェーセスだろう。
「ただいま」
「お帰り、お疲れ様」
「水浴びてきな、あと台所に晩ご飯あるから」
「は~い」
俺とウェーセスは、店の中に入った。
「じゃあ、俺は、店長との会議があるから」
「じゃあね」
そして、俺は、台所に向かい、ウェーセスは、2階に向かった。
「お待たせしました」
「じゃあ、始めようか」
「では、僕の新メニューの案は、豆をほぐしたジャムが入ったパンです」
「それは、豆じゃないといけないの」
「豆じゃないといけないんですが、ただ、甘いのじゃないといけないです」
「そうか」
「はい」
「で、いつから始めるの」
「明日から始めればいいと思っています」
「じゃあ、明日からね」
「まず朝から、市場がやってるので、その時に、豆を買おうと思っています、なので、銀貨5枚ほどくれませんか」
「わかった」
「すいません。本当にありがとうございます。
「絶対成功させろよ」
「は、はい」
「返事は、」
「はい!!」
「じゃあ、僕は、これで失礼します」
「おやすみなさい」
「おやすみなさい、店長」
なんだか、学校の先生にプレシャーという圧を、かけられているみたいだ。
「水でも浴びて寝るか、」
そして俺は、水を浴びて、寝る準備をした。寝ようとしたが、、なかなか寝れなかった。ベットの上に、寝ている。
「ウェーセス、まだ起きてるか」
「Z…」
ここ最近、あまり話してないな。
「店長、本気の目をしてたな」
声は聞こえなかったが、ウェーセスの静かないびきだけ聞こえた。
「俺、多分店長の地雷を踏んでしまったからあんな目をしていたんだろうな」
そう、俺はあんな目を、何回も見たことある。というか何度も見せられた。それは、まだ、新男子バスケ部が始まった頃のことだった。huiku先生が顧問になったばかりの頃、俺は、持ち物の、軽食を、昼に帰るからという理由で、持っていかなかったのだが、huiku先生に羊羹を貰った時の顔は、呆れと怒りとこいつ馬鹿だ、といった感情が読めた。あの時の顔を思い出すと、怖さと死にたいの一点張りだ。そのまま、学校には行ったものの、ただ呆れの顔をしていたが、それは、他の先生もそうだった。3年の先生は、ほとんどの人がそんな顔している。いつも早く家に帰りたいと思っていた。集団は、あまり好きに馴れない
「なんだか、今回は、本気で挑まないといけないんだろうな。」
なんだか、祈さんの声を聞きたいな。でも、もうあの世界に戻りたくないな。あんなことが起こって1年経っても、そこまで恋しくない。あの世界で、ずっと一人暮らしをしたいと思ったのは、何度もあったが、今一人暮らしではないが、俺はウェーセスと一緒にいるせいか、底までさみしくないし、結構、幸せな時間をこの世界で、過ごしていた。もう寝よう。
「おやすみ」
一応ウェーセスに言っておいた。脳を真っ白にして目をつぶって寝た。何となく今日は、癒される夢を見たかった。だが、そこまで現実は、甘くなかった。
俺は、ある、ふもと原で、寝ていたら、誰かに殺され、虫や生き物に俺の肉を食われた。そして、炎に包まれて、閻魔大王みたいな人が目の前に立ってた。そして、閻魔大王の持っている扇子を俺に向けられて、火の玉がこっちに飛んできた。
10.start
「ふぁ~」
いつもの朝、いつもの空気、底までいい夢を見れた感覚は、無いが、今日もいい日になるのだろう。今日は、新メニュー製作ために使わないといけないが、できるだけ早く取り掛かれるようにしないといけない。その前に、ウェーセスを起こさないといけない。
「起きろ、起きろ」
「もうちょっと寝させて」
「起きろウェーセス」
「ふぁ~、おふぁよう」
「おはよう」
「起こしてくれてありがとう」
「どういたしまして。多分、キッチンに弁当あると思うよ」
「そう、じゃあ着替えるから外に出て」
あくび気味に言っている。なんだか、可愛い。
「は~い」
俺は、ドアの外に出て、下に向かった。下には、店長がいた。
「おはようございます」
「おはよう」
「じゃあ、朝ごはん食べたら、準備しようか」
「はい」
そして、食べるのが早いからか、ウェーセスが下に降りてくる前にペロリとたいらげた。
「おはようウェーセスちゃん」
「おはようございます」
「台所に、弁当置いてるから」
「は~い」
そんな声を聴きながら作業に入った。いつも通りに、生地を作った。いつ買い物に行こうかな。多分だが、夕方なのはそうなのだが、タイミングが合うかわからない。どうしよう、店を後輩に任せようかな、でも、不安だけど、店長がいるから大丈夫だろう。そう考えると、昼に、買い物行けるのではないのか。
「店長、493”行ってきます」
「いってらしゃい」
よし、店長に言おう。あれ、ちょっと待った、何か忘れているような気がする。そう思って、周りを見てみると、バスケットが台所にあった。ウェーセスの、弁当だ。ということは、アイツは、忘れたということになる。
「店長、ウェーセスの弁当届けてきます」
「え、ウェーセスちゃん持って行ったでしょ」
「あそこに置いてあるでしょ」
「本当だ。早く、届けに行って」
「わかっています」
ドアを慌てて開けた。ウェーセスは、3分前くらいに出た。まだ間に合うだろう。俺は、走った。
角度を52度くらいに構えて早く移動した。バスケ部の後輩から聞いたのだが、委員長の走り方は、52度の倒れるくらいの角度で、走ると早くなると聞いた。その時、体育祭が近かったため、できるだけそれに近い角度で走った。走っていくうちに、ウェーセスらしき人が見えた。
「お~い、ウェーセス」
「どうしたのよ」
「お弁当忘れてたよ」
「あ、ごめんありがとう」
「じゃあ、いってらしゃい」
そして、俺は、途中まで軽く走り、後は、歩いた。さっき、店長の言っていたこと、芸人サウリーの言っていたことと似ていたような気がした。帰ったら、店長に言わないと。数歩、歩いたら店に着いた。
「ただいま、店長」
「お帰り、届けられた?」
「大丈夫でした」
「じゃあ続きやって」
「あの~店長、僕昼から買い出し言っていいですか?」
「わかった」
「ありがとうございます」
「じゃあやりますね」
そして俺は、すぐに作業に入った。時間がたつにつれて、マリーとジンが来た。
『おはようございます』
「おはよう二人共じゃあ、今日は、ジン君が、掃除で、マリーちゃんが、会計お願いね」
『はい』
そして二人共、作業に入った。そして、俺は、材料を細かく切り、炒めた。数分経つと、店を、開ける時間になった。外からジンの、声が聞こえた。
「いらっしゃいませ」
「今日もいつものお願いね」
「は~い」
いつも通りの常連客が来た。本当にありがたい。毎日来てくれる人は、何人かいるが、店の中で1番に来る人は、この人だけだ。なので、ありがたい。だが、俺は、隠れて、あの人を、見ることし
かできないが、その人の記憶に残らなくていい。
「ありがとうございます」
「また来るよ」
「またよろしくお願いします」
そして、おれは、パン作りを、昼まで作った。昼終わりに、客が減ってきたので、店長にお金を貰い、市場に出発した。数分歩いたら、市場に着いた。いろいろな豆の店を回って、1袋ずつ買っていった。そして、買っていくうちに時間が経っていた。空を見ると日が暮れていた。多分、ウェーセスが帰ってくる時間だろう。なんの、打ち合わせをしてないのに、市場の入り口で、待っていた。餡パン、の豆ってどれくらい、煮るのかな。いつも市販のしか、使ってなかったしな。ゴマとかって、多分アーモンドとか、代用するしかない。そんなことを考えていると、ウェーセスがいた。
「よっ、お帰り、ウェーセス。帰るか」
「ただいま、なんでここにいるのよ」
「えっと、餡パンの材料買いに来たら、夕暮れだったから、そろそろ、ウェーセスが帰ってくるかな~と思って、ここで待ってた」
「ちょっと待って、アンタ、餡パン作るの」
「前もこんな話しなかったけ?」
「あぁ、そいえば言ってたわね」
「でしょ、俺、言ったよ」
「まあ、できることを、期待するは」
「期待に応えられるように頑張ります」
プレッシャーに応えないといけないのか~、でもこんな美少女に応援されることなど、人生でもうないであろう。いや待てよ、そもそもこれは、応援なのか、いや、絶対に違う。
「お前、ただ食いたいだけだろう」
「ば、バレたか」
「まあ、いいよ。どおせえ、ジンとマリーにも試食させようと思ってたし、ウェーセスも、餡パンできさせてあげるよ」
「ありがとう」
「まあ、時間は、かかるけどね」
「そうよね、」
そう、俺は、この世界に来て、まだ、1年しか経っていないし、貯金のことしか考えてなかったから、餡パンの材料を買おうとは、思わなかった。企画をたてることしか考えていなかった。
「いつくらいにできるの」
「まだわからないよ。作ってもいないし、この世界の、豆をまだ試していないからね~」
「そりゃあそうか、アンタあまり外に出ないもんね」
ギクッ。やめてくれ、俺は、あまり外に出ないことを出さないでくれ。この世界でも、あの世界でも、俺は、誘われない限りは、外に出ない。そして、咳払いをして、切り替えた。
「まあ、できたら、食べさせるから」
「はいはい、もうすぐ見せね」
「そうだな」
話している間に、店が、目の前に見えていた。案外早かった。
「ただいま、店長」
「お帰り、2人共。493”買ってきたね」
「はい。この後、新メニュー作りしますよ」
「は~い」
「ウェセスちゃん、晩ご飯いつもどおり台所に置いてるから」
「わかってます」
「ならいいよ」
そして、俺は準備に取り掛かった。だがその前に、パンを、1個食べた。ここから、餡パン作りが始まる。
11.やはり俺は、この世界が好きだ
まず、鍋や、ヘラを用意した。
「じゃあ、今日は、豆を煮こんでいきます」
「わかった」
まず、鍋に500mlの水を入れた。次に火にかけた。
「じゃあ、まずは、この豆から使います」
中身は、緑色の豆だった。見た目は、枝豆だった。豆を入れて、10分ずつ確認していった。緑の豆を、約60分煮た。あまり柔らかくならないし、甘くもない。ただ、これは、違う新メニューで使えるはず。例えば、べーこんと枝豆、枝豆の、クリームのパンとかもいいかもな。次に、肌色の豆が出た。約40分煮た。食感は、煎り豆だった。おいしいは、おいしいのだが、甘くない。次に小豆色の豆が出たが、給食に入ってるナンの豆みたいだった。これも同じく約40分煮た。食感は、柔らかいが、あまり、甘くない。現実の味と、同じだった。次に黒い豆が出た。大きさは、大きい。これは、約60分煮た。食感は、お寺で食べた、黒豆だ。ただ、餡に使えるといわれると、使えない。甘いけど、甘すぎるし、違うお菓子のほうがいい気がする。砂糖に着ける、昔ながらの和菓子屋で置いてあるような、お菓子を作るほうがいい気がする。あれって、なんっていうお菓子だったかな~まあ、いいや。次は、濃い茶色の豆が出た。これは、絶対に似ちゃダメな豆だ。
「どうして煮ないの」
「これは、煮ちゃいけないやつです」
「それは、なんで」
「これは、すり潰して、お湯で、飲むやつです」
「へ~、なんで知っているの」
「それは、よく市場で見ているからですよ」
「へ~そうなんだ」
これは、嘘だ。あの世界で、毎朝コーヒーを飲んでいたからだ。
「でも、これは、新メニューとして使えますよ。例えば、さっきの、緑の豆は、パンに使えますし、黒い豆は、砂糖をくっつければできますし、濃い茶色の豆は、飲み物として出せます。」
「へ~なるほどいいね」
「やりましょう」
「まあ、疲れるけどやろう」
「決定っでいいですか」
「ああ、いいよ」
こんなに自由にアイディアを考えられて、賛成されるのは久々だ。すごく今が楽しい。こんなに楽しいのは、なかなかない。
「店長これで最後です」
「やっと終わる」
そして俺は、最後の袋を開けた。小豆色の豆が、入っていた。しかも、あたりだ。大きさも同じだし、色合いもあの世界と同じだった。小豆色の豆を、約40分ほど、煮た。これは、求めていた通りの、甘さ、柔らかさだ。
「店長これです。この豆が、僕の求めていた、甘さです」
「やっと終わったんだね」
「いいえ、まだ餡ができてないですけど、明日にやります」
「そいえば、餡って何」
「餡っていうのは、ジャムみたいなものです」
「じゃあ、僕は、寝るからおやすみ」
「おやすみなさい」
「は~やっと第1段階は、終わった」
ちょっと小腹がすいたので俺は、さっき使った枝豆と煎り豆とナンの豆を食べた。疲れた時に食べる、豆がうまく感じる。俺がおっさんくらいになったら、多分お酒とか絶対欲しくなるのだろうな。コーヒーの豆袋の中に入れたまま、麺棒ですり潰していった。粉々になるまですり潰しておいた。そして、それを、1日置くことにした。明日の朝、試しに飲んでみるか。そして俺は、上に行った。部屋に行き、寝た。さすがに腰に来ているようだ。疲れてしまっているが、こんなに夢中になったのは、久々だ。
こんなことをずっと、どこかでやりたかった。あの世界にいることがつらかった。何度も自殺をしたかった。正直、自分を責めて何度も何度も"死にたい"と思った。誰にも気が付かれないまま、毎日過ごしていた。学校を休みたいとも思った。ただ、あの世界では、親には、迷惑をかけたくない、無理やり生かされるだけだった。学校でも、ただ毎日、プレッシャーという圧とイラつきを感じて過ごすのみだった。だから1年前の出来事は、正直のところ楽になれると思っていた。だが、現実的ではありえないっと思っていた、異世界転生をした。だが、嬉しかった。俺自身が、一番憧れていた、事であった。
アニメを見ていたせいもあってか、俺は、異世界系が好きであった。松禎さんに憧れたのも、その中の作品だ。この世界だったら、楽になれると思った。誰も俺のことを知らないし、求めていた世界にこれたのだから満足なはずっだったが、後ろに、可愛い少女がいることには、驚かないはずがない。だが、イラつきも、怒りさえなかった。ただ、驚くことしかできなかった。でも、安心感が生まれていた。こいつと新生活を始めるんだと思った。やはり俺は、この世界が好きだ。
12.現実世界
俺達は、1人の子供を亡くした。出来事は、1年前に上る。子供が、修学旅行に、行く新幹線で、起きた。新幹線が、爆発が起きて。一番後ろにいたもう一人の子供は、いたから火傷で収まったが、前の席にいた、子供は、死んだ。前のほうだけ、全焼して、2両車の半分、燃えたみたいだ。そのせいで、42人の子供と先生が、死んだ。そして18人火傷、5人重傷だ。この事件でけがを負った人達は、病院で、入院することになると、親は、全員思っていたのだが、世界で未だに解決しない、サンウィルスのせいで、病院は、埋め尽くされていて、入れなかった。そのせいで、親は、国に文句を言ったが、結局何も考えてくれなかった。警察は、この事件を『修学旅行爆破事件』と、呼び、事件を1年、調べた結果、犯人が分かった。犯人は、蒲田佐祐33歳、鎌倉出身、彼が、殺した理由は、仕事に失敗して、みんなに馬鹿にされて、あの子たちに笑われて、それにイラついて爆発したという。しょうもなかったが、反吐が出てしょうがなかった。ただただ恨み、何もできなかった自分に後悔し、悲しかった。父親として情けなかったし、何も叶えてあげられなかった。ただ、もう一人の子供が生きていたことは、嬉しかった。
何もかもが終わったと思った。こいつがいなくなったら、俺は、自分をコントロールできないだろう。
こんな感情を抱いたのは、何度かあったが、久しぶりだった。そんな思いで1年過ごしていた。だが、もう一人の子供は、半年間、起きなかったがやっと起きた。
「おはよう」
「俺、どれくらい寝てた?」
「半年間寝ていたんだ」
俺は、泣いていた。ただ泣いていた。
「お帰り、blade」
「ただいまって、痛い」
「お前、火傷してるんだぞ、きおつけろよ」
「そうなの」
「じゃあ、俺は、仕事に行くから」
「わかった。あ、そいえば493”は、」
「今夜また来るから、その時話すは、」
「わかった」
「じゃあな」
起きてくれたのは、嬉しいがあの話をするのは、辛い。そして夜がやってきた。
「じゃあ、話すよ」
「教えてくれよ、今、493”はどこにいるの。ここには、いない気がするけど」
「わかった。493”は、死んだ」
「え、どうして」
「新幹線が燃えてアイツのクラスと先生が死んだ」
「って言いうことは、a組の全員が死んだの。そんなのないじゃん」
「ああ、ここに入院できてるのはお前のクラスの人ばかりなんだ」
「だから、今は、受け止められないかもしれないが、出来るならば、後で、受け止めてほしい」
「わかった、なんで守れなかったのかな。悔しいね。こんな気持ちは、初めてだよ」
「だろうな、お前バスケしてても、そんな顔したことないもんな」
「うん」
「やっと話せたよ、じゃあな」
「じゃあね、またね」
そしてまた半年がたった。この間、blaidは、リハビリを未だに頑張っている。ついに、幸せな時間が、送れる。そして、お葬式が行われた。これで、別れられるのだ。
「じゃあね、493”。あっちで頑張れよ」
13.餡パン
何か、聞こえたっ気がする。まあ、あの世界でも、こっちでもあった、神様の予言かもしれない。これは、たまあに、起こることだった。毎回、直前によぎることがある。bleadが、「玩具が、欲しい」といえば、「俺もそう言うと、思った」という。最初は、双子の勘かと思ったが、他の人も通用することもある。ウェーセスも、ゴール、後は、ジンやマリーや店長もそうだ。けど、一つ不思議だったのは、信号と忘れ物もなぜか出てくる。小学校5、6くらいの頃、たまたま、信号前で指パッチンをしたら、赤から青に変わったのだ。それを何度も繰り返していくうちに、神様の予言が脳内に聞こえるようになった。忘れ物は、中学生になってからで、道端で毎回起こる。ただ、場所によって取りに行けなくなってしまうからデメリットのほうが大きい。だが、もう慣れてるせいか、スルーしている。昨日の餡作りを早くやらないといけない。すぐさま、キッチンに向かって、準備をした。
「おはよう」
「おはようございます」」
「店長、何か布見たいみたいなものありますか」
「服のでいいなら、あるよ」
「ありがとうございます」
「じゃあ上から持ってくるよ」
店長は、上に行った。これで、あんこができるはず。小豆の水を抜いたら、餡の部分ができる。あとコーヒーも同じことをする。
「お待たせ、これでいい」
「はい、これで大丈夫です」
ちゃんとした、シャツだった。この布さえ切ればいい。そうすれば、水分が抜けると思われる。そして、実践してみた。予想通りできたが、問題が発生した。餡の砂みたいに細かい粒々がついてしまった。そして、今更ながらだが、レシピを変えてみることにした。なぜか、本日2回目の、神様の予言が起きた。テレビで、お婆ちゃんが小豆を蒸しているのを見たことがある。そいえば、あの世界で、妖怪の中に、小豆洗いっていうのがいたはず。
「店長、やり方を変えます」
「今更、そろそろ、ウェセスちゃん、起きるんじゃない」
「大丈夫です。あいつには、もう言ってあるので」
「ならいいけど。で、何か使うものある?」
「鍋を、2つほど、使わせてください」
「わかった」
「ありがとうございます」
俺は、棚から、鍋を出した。まず、鍋に水を入れて、上に鍋を重ねた。次に、上段のところに、先ほど切った、シャツを鍋の中に広げて、その上に、小豆をのせる。俺の母親がよくやっていた、肉まんみたいに蒸す。これは、テレビでやっていたような気がするやり方だ。お餅だったか、饅頭だったか、和菓子屋で、やっていた気がする。ただこれで成功するかは、わかんないが、ただやってみるかちわある。
そして何分か経っていたもでいたので開けたら、きれいに蒸し上がっていた。これを、潰していく。ただ水を、200ml入れる。まず小豆を、ポテトサラダやマッシュポテトみたいに潰していく。混ぜながら、水をちょっとずつ入れていく。これで、多分柔らかくなるなるはずだ。
「おはよう」
「おはよう、朝ごはんキッチンにあるから」
「わかりました、お弁当ってどこにありますか」
「隣にあるよ」
「わかりました」
毎回思うが、店長ってお母さんか、何かじゃないのか。朝早く、弁当を作ってるからな~、だんだん本当のお母さんに見えてきた。
「アンタ、餡パン作ってるの。いつくらいにできる?」
「わかんない、ただ言えるのは、1,2か月の間でできると思う」
「出来たら、食べさせてね」
「わかってます」
「じゃあ行ってきます」
『行ってらっしゃい』
「店長、今作ってるのが終わったら、生地作ってください」
「わかった」
「お願いします」
俺は、餡作りに、集中した。あんこができたら、丸める。これは、真ん丸じゃなくてもいい。おはぎより小さいくらいいがいい。これを、あんこが、無くなるまで作る。これは、あまりやったことなかったが、今考えると、おにぎりを作るみたいにやる。これは、小学5年から、お弁当を作らせられて、それを、4年間やっていた。なぜか、そこまで嫌がることなく、自分からやっていた。ただ何も考えずに、手を動かすだけで、数分が過ぎていた。
「おはようございます。大丈夫ですか」
「はっ」
いつの間にか、ジンとマリーが来ていた。夢中になりすぎて気が付かなかったみたいだ。
「おはよう、ごめん二人共、気が付かなくて」
「大丈夫ですよ」
「本当ですよ、何してたんですか」
「何、聞いてんだよ、すいません」
「いいよ、どおせい二人にもいうつもりだったし」
「そうだったんですか」
「うん、じゃあ話すよと言いたいところだけど、そろそろ開店の時間だから、仕事が、終わり次第話すよ」
『わかりました』
「じゃあ、準備お願い」
『はい』
ジンとマリーが準備しに行ったが、何やらこそこそ話が聞こえた気がした。手のひらを見てみると、もう終わっていた。機械みたいに動いていたみたいだ。
「店長、終わりました」
「了解。この焼き立て出しておいて」
「わかりました、生地お願いします」
「その、生地って、どんなのがいい」
「包めるのであれば何でもいいですよ。ただし、食パン以外でお願いします」
「了解、じゃあ別に生地は、そこまで求めないのね」
「はい」
「じゃあ、やっておくよ」
「お願いします」
「はいよ」
俺は、パンを置きに行った。ここに立つのって、久々のような気がする。すぐにパンを置いて、店長の手伝いをした。生地は、俺の思った通りのだった。色も形何より、弾力もそうだ。
「これでいいの?」
「大丈夫です」
そして、台所に小麦粉を、広げる。そこに生地をのっけて、15等分する。次に、生地を丸め、麺棒で、一つずつ伸ばしていく。次に、生地の上に丸めた餡をのせ、餡を包み、卵黄を、刷毛で塗り、違うパンっで、使った、アーモンドなどをゴマの代わりに、のせて、ピールにパンをのせて、窯で焼く。
「どれくらい焼くの」
「ちょっと焦げ目がつくくらい焼いてください」
「わかった」
焼き加減を調整しながら、時間をつぶした。約50分経ったら、ピールで餡パンを1つずつ取り出した。
「できた~」
「まだ、出来てないですよ。試食というのが、残っています」
「そうか~」
「ただ、これを、試食するのは、全員がそろってからにしましょう」
「わかったよ」
「じゃあ、店長は、休んでいてください」
「493”は、どうするの?」
「僕は、違う新メニューをやります」
「了解」
14.第2段階
俺は、昨日すり潰しておいた、コーヒー豆を、使う。さっき使った鍋の水がそろそろ、冷めている頃だろう。そいえば、店長にやかんがあるか、聞くのを忘れていた。店長を探しに行った。
「ジンかマリーのどっちか、店長がどこ行ったか、知らない?」
「店長なら、さっき上に行きました」
「ありがとう」
「どういたしまして」
上に急いで登った。下で、多分バタバタ聞こえているであろう。店長の部屋のドアをノックした。
「店長、休んでいるときにすいません、やかんってどこにありますか」
「真ん中の棚にあると思うけど」
「ありがとうございます」
下に降りた。そいえば、謝らないといけないな~。早く降りて、謝らないと。
「すいません、急にうるさくしてしまって」
「大丈夫ですよ」
「お客様も、すいません」
「本当よ、喧嘩してるのかと思ったわ」
「大丈夫だよ、少年」
「すいません」
一瞬、「新商品作ってるんですよ」と言いそうになった。これを言うと、ジンとマリーに悪いような気がした。正直言えば言いたいが、サプライズみたいなことをしたかった。もしかしたら、来てくれるのかもしれないが、言う気になれなかった。そして台所に行った。そして、真ん中の棚を開けて、やかんを探した。奥らへんにあったので、気おつけて出した。まず水を、やかんの中にいれて、火にかけた。そして水がわくまで、コップに布にコーヒーの粉末を上にのっけったのを載せた。そして水が、わいたので、お湯を、布を上に乗せたコップに入れた。問題は、これで、黒く濁るかだ。一応、布を絞ってみたが、絞る前は、薄い紅茶みたいな色だった。絞ると、すごい水分が出たが、それと混じって水が濁っていた。これも味だが、これは、人によって好き嫌いがわかれる飲み物である。だからしょうがない、俺が飲むしかない。そもそも言えば、俺が飲みたかったから、作ったのだから、責任をもって飲むのは、絶対といっていいほど、俺だ。そしてゆっくり飲んだ。めっちゃ苦いが、求めていた味だ。ある漫画とラノベで、主人公が飲んでいるのに、ただ憧れて、キャンプで一気に4杯飲んだら、カフェインショックで倒れそうになった。それが2日間続いたことを、覚えている。どうしても、嫌いには、なれなかった。その後、だんだん飲めるようになった。なんだか、久々に飲むせいか、落ち着く。紙コップみたいなのを作れたら、売れるのだが。ちょっと待てよ、俺はその作り方を知っているはずだ。ただ子供ぽいが、しょうがない。この際お金を使うしかない。ここで店長にお願いするのは、なんだか、悪気しかない。明日、コップと、鍋を買おう。そして飲み干してしまった。そして上から下に降りていく音がした。多分、店長が下りてきた気がした。そして、外を覗くと、もう夕方だった。ということは、そろそろ閉店の時間だということだ。あとは、ウェーセスが帰ってくる時間でもある。ということは、試食会ができる。そしてジンとマリーが看板をかたずけてる音がした。そして2人共、台所に帰ってきた。
『お疲れ様です』
『お疲れ様」
「そいえば話って何ですか」
「そうそう、忘れてた。じゃあ話すよ。ここ最近お客さんが来てない気がして、今、新メニューを作ってるんだよ」
「なるほど、じゃあそれを手伝えばいいのですね」
「意味は、違うくないけど、まあ、あってる」
「それってどいう意味ですか?」
「ただ、試食をしてほしい」
「はい?」
「だから、試食してほしい。ただ、ウェーセスと一緒にやってほしい」
「なるほど~じゃあ、僕達は、ただ試食すればいいんですね」
「そう。まあ、いつかそのやり方は、いつか教えるから」
「わかりました」
「ただいま~。あれ、なんで二人共いるの」
「もう、だいたいわかっ」
「いや、わかってにいけど」
ズッコケそうになった。
「じゃあ説明するよ。餡パンの試食会を今からやるよ」
「なるほど~。もうできたの?」
「いや、まだ未完成だよ。一応みんなには、試食してもらおうと思って」
「わかったは、じゃあ食べていい?」
「いいよ。ジンもマリーも食べな」
「じゃあいただきます」
そして、全員で一緒に食べた。うまかった。パンは、ふあふあしていて、餡は、冷めているが、あの世界に近い食感では、ある。ただ、出せるかは、わからない。何か物足りない気がする。出すか出さないかは店長に任せるとしよう。
「どうですか?」
「大丈夫かな~」
「ウェーセスは、どう思う」
「おいしいには、おいしいけど、何か足りない気がする」
「確かにな~、じゃあ、ジンは、」
「僕には、わかりません。ただ、この皮いりますか?」
「できれば、入れときたいけど、別に入れなくてもいいかもね。マリーは、」
「私は、嫌いじゃありませんけど」
「じゃあこれを踏まえて改善していくは、」
「じゃあ、2人共帰っていいよ」
「お疲れさまでした。これで失礼します」
『お疲れ様。じゃあね」
「で、いつこれをやるの」
「明日ですかね~。多分今から買いに行っても、市場は、閉まってるでしょうし、作っても、深夜までやるでしょうね」
「わかった。また、明日やろう」
「はい」
「じゃあどうするの」
「僕は、他の新メニュー作ります」
「わかった、じゃあ、やっておいて」
「わかりました」
「そいえば余ってるの?」
「大丈夫です。ちゃんとあります」
「ならいいけど」
「じゃあ、僕は、昨日の疲れがたまってるから、寝るね」
「わかりました」
そして、新メニュー製作の準備をした。豆を煮るための、鍋とベーコンやオニオンを、炒めるための、フライパンと油を出す。あとは、銀色の銀色のトレイと砂糖を用意した。まず、緑の豆を約60分煮た。
その間、オニオンとベーコンを炒めて、その後、パンの生地を作った。だが、途中で豆が茹で上がった。そして、水などで、冷ました。そして、生地を作る続きをやった。そして、生地ができたので、さっき炒めた、オニオンとベーコンと豆を混ぜた。あと、銀色のトレイに砂糖を入れた。そして、約40分、黒い豆を煮た。そして、一粒ずつ砂糖に漬けて、いき、さっき使った、コーヒーの袋に入れた。さっき作った、パンを店長にどうせえ、バレるだろうが、焼いていく。そして、約60分きつね色になるまで、窯で焼いていった。待ち時間に、さっき漬けておいた、豆を1粒食べようと思ったが、やめた。どうせえ、後で一人で、試食するだろうから、我慢することにした。そして、ちょっとずつ見ていき約60分経った。見た目は、完璧だが、食感と味が良ければあとは、いいのだが、何となくダメな気がする。こんな初挑戦みたいなことをしているのだから、失敗しているのでは、無いのかと思う。そしてパンを薄く切った。まず、パンを食べた。食感は、いいのだが、しょっぱさが、足りない気がする。あとは、チーズがあればおいしいかと思う。あとは、砂糖につけた豆菓子を1粒食べた。これは、甘い。これは採用だと思う。あとは、これを、店長に食べてもらって、採用をもらえたらいいのだが。まあ、後は、結果次第だ。そして疲れたので、上に行って、部屋で寝た。




