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ソリストデグローリア -憧れた世界が現実となったら-  作者: 白野十裏(元トリ)
第1章 ペルグランデフェドゥスオンライン
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第2話 大学

ただのにちじょー

○第2話 大学


「今日の22時までに授業内課題を提出しておいてください。これで今日の講義を終わります」

 一斉に周りが騒がしくなり次々と教室の外へ人が出ていく。

 そんな中パソコンの画面を見つめて私は授業中に解いておいた課題を提出する。こんな授業内容が深く関わってきてすぐ終わるものを後でやるなんてバカげている。それに提出するのを忘れてしまっては元も子もないだろう。

 たまに提出の設定が間違っていて提出できずに待つことはあれど、出せるものはすぐ出す。

 そうしなくては、ゆったりとゲームをする時間がなくなってしまう。

 趣味は小説を書いたり絵を描いたり、はたまた大好きな鳥を見つめたり、といろいろあるが今現在一番時間をとられるのはやはりPFO。無課金であそこまで出来て且つ上位プレイヤーに食い込めるのはとてもいい。

 ひとまず昼ご飯を食べよう、と荷物をまとめて教室を出るべくまずパソコンをシャットダウン。

 が。

「ん……更新してシャットダウンか更新して再起動……?は?」

 更新をさぼっているとシャットダウンの欄にたまに出てくるこの表示。

 ほぼ人のいなくなった教室で小声で悪態をつくと仕方なく更新してシャットダウンをクリックした。



 思ったより時間をとられ重い荷物を背負って食堂の集まる建物までをとぼとぼと歩く。

 現実でも単独行動を好むせいで待たせる相手がいないのはとてもいい。わざわざ相手の事を気にせずに済むし、何より自分の思うがままに行動できる。

 今日の日替わりメニューはなんだろう、と思いながら建物に入るがさすがというべきかなんというべきかこの大学、人が多すぎてこの時間帯どこの場所も混んでいる。

 少しでもすいている場所、もとい好物を求めて階段を上がって3階、4階と彷徨う。

 だが油ものが多いこの建物のメニューで食べたいものは見つからず1階の出口から出てさらに下の建物へと足を延ばす。

 結局新しくできたパン屋で塩パンを買って食べる。

 こんなことは午後に講義の入っていないこの曜日だからこそ出来ること。

 単位上限を超えて履修した今期はたまたま全休になった金曜日と午前中だけの水曜日を除いてみっちりと講義が詰まっている。唯一2限からの月曜日を除けば我ながら何というハードスケジュールだと思えるほどだ。

 金曜も全休とは言ってもサークル活動は楽しみであるため来たり、そうではなくても研究室の教授に呼び出されたり課題に追われたりと何かと忙しいのだが。

 それ以上に問題なのがたまにある土曜日の補講だ。

 課題がありながらもある程度ゆっくりでき、睡眠時間もとれる。そしてPFOが出来る休日を削られることになるからだ。そこに2つ入っているうちもう片方のサークル活動が入ってくるなどすれば……と考えたところで思考を停止する。

 これ以上何かを考えようとも起きることは変えられない。

 それならばもっと面白い、ためになることを考えようじゃないか。

 そう、例えばPFOにおける現メインクラスのスキル構成だとか報酬期間中にどうすれば効率よく経験値が稼げるか、とか。

 それ以外にも今書いている小説に関して考えるのも面白い。 

 ダークファンタジーだが複雑に絡み合う思惑や伏線を考え何処に設置するか、それを考えるのはとてつもなく楽しい。

 さらには一場面や雰囲気をデジタル絵に起こすのも面白い。難点は背景と人物の塗りが合わないことだが。

 もともと太い線で描いていく自分の絵と想像をそのまま描いて描いて描き込んでしまう背景では合うはずがないのだ。

 とかと考えているといつの間にか周りにいた人は少なくなっていた。

 時刻も講義中といい時間帯である。

 帰りのバスも座って乗れるだろう。

 特にそのあと用事がない事を確認すると家へ帰るべく立ち上がった。

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