表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/50

第5章 侵食の終焉~2つの秋川家に訪れた明暗(4)~

結局、その日は結論が出ないまま終わってしまった、智博と咲希の再会だったが、咲希の愛する気持ちは、予想以上に一途な物だったようだ。


それから、咲希は智博にお手製のクッキーを渡したり、たまたま4月にあった智博の誕生日には、忙しい合間を縫って、丹精込めて作ったケーキをプレゼントする等、めげることなくアタックを続けていた。そして、時には・・・、


「先輩!!いい加減、咲希の気持ちを分かってやって下さいよ!!俺から見ても、かなりマジみたいですから!!」


とやや姑息ながらも、兄の翔太を介する形で、熱い思いを伝えることもあったのだ。


こうして、最初の告白からおよそ半月後、咲希の気持ちに嘘偽りが無いことを知った智博は・・・、


「咲希、お前の熱意には負けたよ。付き合おう!!」

「マジで?ありがとう!!」


自分が折れる形で、漸く首を縦に振ったのであった。


こうして2人の交際は幕を開けたのだが、やはり、お互い忙しいこともあって、一緒になれる時は限られていた。が、そもそも近所に住んでいる者同士だったせいもあってか、会う時は長く、そして色々な意味で濃密な愛を、徐々に育みつつあるのだった・・・。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ