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序章 ~侵食の前の嵐(3)~

「そうか・・・。お前も大変だな。」

「そうっすよ!!マジ勘弁してほしいっすよ!!」


ただ単に、名字が一緒と言うだけで、言われなき誹謗中傷の嵐に翻弄されていた秋川園は、根も葉もなき悪評の火消しに追われる毎日を送っていた。しかも、その店は、美咲の実家とさほど離れておらず、家族の年齢も構成も美咲の家とさほど変わらなかったことが、かえって誤解を生んでいる様子だったのだ。


「おやじも、ホームページで必死に誤解を解こうとしてるんだけど、上手く行かなくって・・・。」


どうやら、翔太の父親は、法学部の出と言うことで、法的措置も視野に入れたコメントさえ出しているらしく、母親も鳴り止まない中傷の電話の対応に苦悩していたとのことだ。


しかし、智博にとって、聞き捨てならなかったのが、


「これのお陰で、妹が家に引きこもっちゃって・・・。」


何でも、翔太の妹の名が咲希さきと言うらしく、名前が犯人に酷似していることから、親戚と間違われ、LINEで散々叩かれまくっているのだ。



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