表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/50

第2章 侵食の源流~智博の心に芽生えた野望(2)~

こうした並々ならぬお茶への情熱の持ち主である智博が、もう1つ真剣に打ち込んでいた物。それは、サッカーであった。


予てから、サッカー熱の高い県に生まれたせいもあるが、家業の手伝いの傍ら、小学生から始めて以来、主にフォワードのポジションで、持続力の高いドリブルと足の速さから、常に主力選手の1人に数えられていた。そして、司令塔の役割を担うほどに戦略性の高さも持ち合わせていて、中学時にはキャプテンを任されることもあった。


そして、何よりもチームワークの重要性を強調しており、小学生・中学生の時にそれぞれ1度ずつ、地区大会で優勝を果たしたこともあり、県内の強豪校からスカウトが来たこともあったほどだ。


結局、家業に専念にしたいとの思いから、高校以降サッカーからは離れていたが、時には近くの少年サッカーチームのコーチを務めたり、地元Jリーグチームのスポンサーに名を連ねるほどのサッカー好きでもあるのだ。


と同時に、地元の狭い範囲とは言え、かつててっぺんを極めた経験からか、お茶の世界でも頂点に立ちたいと思う気持ちも日に日に強くなり、実家からさほど離れておらず、同じクラスにこそなったことは無いものの、常に地域の頂点に君臨していた美咲の実家・秋川家に只ならぬライバル意識を持つようになったのである。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ