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ハジマリ

 薄暗い部屋の中、少女は真剣な表情で言葉を紡いでいた。

 その言葉はある決まり事を守るように一定のリズムで紡がれ、部屋に流れる空気はその空間に踏み込むことをためらわせるものがあった。

 その言葉が何を示しているかはわからないが、その言葉が終わった時、薄暗かった部屋には光が満ちた。

 この瞬間から交わるはずのなかった少女と少年の運命は交わった。



 いつもどおりの日常だった。

 小野 円はいつもどおりアラームが鳴っても起きず、母親にたたき起こされ、テレビで事故や最近増えてきている行方不明者の捜索などのニュースを見ながら、朝食である白米と味噌汁、さばの味噌煮を食べ、大学に向かう。

 地元の国立大学に通う円のいつもどおりの風景、しかし、その日常は大学へ向かう途中の何の変哲もない道で、唐突にやってきたまばゆい光によって大きく変化した。


そして、二十になったばかりの円はかつて夢に見ていた、異世界への冒険をすることになる。

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