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変人多数の中で俺一人

作者: 団子

深夜テンションでばばばっと書きました。

まあ、読んでください。



とある私立高校。

一年間でこの高校にも慣れ、二年目の春を迎えた。

そして俺、三重和也はいつもの部室で問いかける。


質問

「なあお前ら、常識って言葉知ってるか?」


答え

「何ですかそれ。美味しい物ですか?」モグモグ

「ええ、知ってるわ。で、君はいつ私の椅子になるの?」

「椅子は僕なんだぶひ!」

「しってゅ…。」

ぶひじゃねえよ。

そもそも俺は椅子にならない。

肉食いながら、喋るのやめろ。

最後の寝言での返事には慣れた。

一つ質問するだけでこんな会話になるとか、おかしいだろ。




この状況を一言で説明しようか?

部活動だ。以上。

説得力がないが本当だ。

はが○い的なものと言えばいいか?

あれはリア充になるのが目的だが、

ここは己の個性を磨くことが目的らしい。

だが、磨きすぎだと俺は思っている。

個性って言葉でカバーしきれない、

そんな部活に俺は入ってしまった。




ことの始まりは、一年の春だった。

凡人の俺は個性豊かな人間になりたかった。

今の俺からしたらあり得ないことだが。

そして、個性あふれる部活と書かれたポスターを見て、

速攻で入部した。そして二日で後悔した。

弱みを握られてしまい、退部もできなかった俺は、今日も部室にいる。サボるのもアウトとか無いわ……。

ちなみに俺が入部できたのは、あまりに普通すぎるからだと。

自分でも分かっていたが結構ヘコむ。

そんなわけで俺はこのカオスな部室に毎日顔を出している。




今は部長がいない。

部長はまた何かやらかしたのか、先生方に呼び出しくらっている。

それに俺とさっきの四人を合わせて六人。

全員キャラが濃い。

後輩のモグモグちゃんは超大食いの女の子だ。

一日中肉を食っている。そしてなぜか太らない。

先輩のSM兄妹は双子で、需要と供給が成り立っている。

基本、弟が椅子でそこに姉が座っている。

クラスメイトのまくらは入学以来ずっと一緒にいるが、

基本寝ている。寝言で会話ができる。

部長はトラブルメーカーな先輩で、無駄にハイスペック。

会って次の日、個人情報丸裸にされた時は死にたくなった。

学校のトラブルは全部部長の仕業だ。

なかなかにカオスなメンバーだろ?

顧問は心労でハゲたらしい。ご愁傷様である。

「先輩、ぼーっとしないでお肉食べましょうよ。」モグモグ

「そんなデカイ肉食えるか。いらん。」

後ろで鞭のしなる音………。変態兄妹が、通報してやろうか?

「かずき…、お茶は……?」

「起きたか。今いれてやる、ちょっと待ってろ。」

「ん…。」

今日は比較的平和だ…。部長がいないから。

ガラガラッ

チッ、来てしまった。

「やあ諸君!今日も頑張ろう!」

何をだよ。

「勿論、キャラを立てることだよ。」

「サラッと人の心を読むな!既にみんな、キャラ立ち過ぎなんだよ!

これ以上個性豊かになってどうする!」

「リア充になる!」

「逆に遠ざかってると思いますけどねえ?!」しかもかなりの速度で。

「そんなことはない。目立っていいだろう?」

「ワル目立ちしてんだよ!ドン引きなんだよ!」俺も変な目で見られてんだぞ。

「ふう…、君はいつも騒がしいな。」

「あんたのせいだー!」


「先輩、お肉食べて落ち着いてください。」モグモグ

モグモグちゃん、お肉いらないから………。

「さあ、鳴きなさい?貴方らしい声でね。」「ぶひ、ぶひい…。」

あんたらも盛り上がってんじゃねえ。

「zzzz……。」

寝ながら飲むな!

「今日は世界征服をしよう!」

いきなりすぎて着いていけねー。

「顧問の次に俺がハゲてしまう!」

「「「「「それいい。」」」」」

ぜんっぜんよくねえー!




ー三時間後、マジで世界征服してましたー

まさか本当にするとわ……。

「私は嘘をつかないのだ!」

「しょっちゅう嘘ついてんだろうが!」


今日もこの部活はカオスだ。




ちなみにこれは、知り合いの願望ですよ。

それを活字におこしたら、こうなりました。


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