事件発生
あれから将来について決めることが出来ていないまま時間だけが進み5限目が始まった
先生「では今から授業を始めます。まずは教科書、、、、」
アナウンス「緊急事態。直ちに校舎から離れて下さい。慌てず速やかに行動するように。繰り返します、、、」
先生「!?直ぐに避難しなさい!早く!」
先生の焦った声を皮切りに悲鳴を上げながら逃げようとするクラスメイト
俺も急いで逃げよと走り出した時隣の席のアイツがおもむろに先生の方へ向かって先生に襲いかかった
○「先生さよなら」
先生「な!何を、、、」
空間魔法で取り出した短剣で先生の首を一刺しして
直ぐに血が溢れ出し、血の気が引いていく先生を見ながら呆然とするしかない俺達
先程とは打って変わって静かに動きを止めた俺たちに向かって○は言う
○「皆自分の席に座るように。そのまま動かないでね」
皆が素直に従うなかクラスメイトAが無視して我先に逃げようと教室から飛び出した瞬間倒れた
○「言うの遅れたけど教室に結界張ったから魔法は使えないし結界の外に出たら死ぬように魔法かかってるから死にたくなければ言うこときいてね」
そうして最悪のテロ事件は起きた
俺は何か出来ないか必死に考えながら席に着いて○の言葉を待つ
ふと思い出した今朝の○との会話
もしかしてアイツが言ってた分かるってこういう事だったのか
一か八か俺は○に話しかける
███「○。お前が言ってた将来なりたい物ってこれだったのか?」
○「そうだよ」
███「なんで」
○「さぁ。なんでだろうね
強いて言うならつまんないし魅力がないんだよ。この世界」
███「!」
俺はその言葉を聞いて腑に落ちてしまった
確かに楽しい事とかこれが良いなとか魅力を感じる物なんてこの世界に見つけられなかった
███「、、、何となく分かる。○の言ってること」
友人A「はぁ!?███!お前何言ってんだよ!」
俺の言葉を聞いて信じられないとばかりに叫んだ友人A
███「友人A。お前には分からないだろうな。俺の気持ちなんて」
友人A「分かんねぇよ!なんだよお前、、、本気で○の言ってることが分かんのかよ」
███「、、、あぁ。本気だよ。」
「○。俺もお前と一緒にいれば何か変わるかな。」
○「あぁ。███も僕“達 ”と来れば変われると約束するよ」
███「、、、?達?○だけじゃなかったのか?」
○「あぁそうだよ。詳しいことは後で話すからとりあえず目的を果たすために僕と協力して皆が反撃しないように見張って欲しい」
███「分かった」
そうして俺は○とクラスメイトを見張ることにした