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カンバス
辺り一面を浮遊し、移動しているという感覚が近いのだろうが、この世界においてはそれが正しいのか問いかけたい。
流されているのか、動いているのか、動かされているのか。
ただ、ひとつだけはっきりしていること。
それは、自分を構成している何かだと思えるものが、少しずつ失われている感触…あるいは、同化しているような。
進む道を提示された。あるいは、選んだ?
蝕まれていく。
背後に、ゆらめきがある。
確信できる。
そうか、俺は―――
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