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スピット  作者: BEYS
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カンバス

辺り一面を浮遊し、移動しているという感覚が近いのだろうが、この世界においてはそれが正しいのか問いかけたい。


流されているのか、動いているのか、動かされているのか。


ただ、ひとつだけはっきりしていること。


それは、自分を構成している何かだと思えるものが、少しずつ失われている感触…あるいは、同化しているような。


進む道を提示された。あるいは、選んだ?


蝕まれていく。


背後に、ゆらめきがある。


確信できる。


そうか、俺は―――

更新日時は不定期となりますが、コメント頂けると励みになります。

皆さんに楽しんでもらえる、そんな小説を書けるよう頑張ります。

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