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 プロミス

作者: 青柳 兎蝶


 雪に埋もれるあなたは何を思うの……

 全て知りながらわたしそこで眠りましょう


 初めてであったのも同じ雪の日

 あなたの城が埋まっていた 

 とても綺麗だった

 信じていた者全なかまたちてに裏切られ

 貴方の城が崩れていく

 何も知らないままに


 知っていた

 あなたがもう助からないこと

 だけど願っていた

 あなたが目を覚ますようにと



 雪に埋もれるあなたは何を思うの?

 答えはくれないあなた 私と眠りましょう



 きっかけは些細ちいさな不審の種

 あなたの騎士たちは壊れていく

 どうしようもないほどに

 あなたと二人で雪の中を

 あなたの騎士たちから逃げていた

 二人ならできる気がした



 手を取って

 わたしと共に生きてほしいの

 だけど

 手を放す

 わたしが生きられるようにと

 そして


 初めてあった時約束した

 わたしはあなただけのモノ

 それなのに


 手を放す

 あなたは最期に微笑んで こぼした

 優しい願いを

 けれど



 雪に埋もれるあなたは何を思うの……

 全て知りながらわたしそこで眠りましょう



 あなたを殺めた何もかも壊して逝きましょう




鬼の一族の悲しくも美しい初恋とその終わり。

舞台は極寒の白銀地でした。

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