26歳秋
今回、資材に戻ってから久しぶりの棚卸しだったが殆ど一人で棚卸しをまわした。
手足として派遣さん、新しく入ってきた後輩と中途入社の社員さんを勝手に指示して動かしていたが
なんとか先輩社員達から大きな指摘なく終えた。
Z氏曰く、今回の指揮で私も大分一人前として見られたそうだ。
私個人としては今の給料のままでいいから残業はほどほどにしたいので、一人前でなくて結構。むしろいらんから他部署にまわせ、とならないか期待している。
8月に中途採用として入った人が少々バテ気味なのを見る限り、相変わらずの新人イビリだ。
七歳年上の先輩社員の嬉しくない壁ドンについて課長に話して以降、今度は中途採用者と私に仕入先が分散されて若干のプレッシャーがきていた。
これまでボンヤリと人に会ってきたが、私は結婚に何を求めているのだろうか。
仕事がキツイから辞めたいからか。
置いてけぼりで、孤独死が怖いからか。
子供が欲しいからか。
両親の介護を一人でする自信がないか。
一人で過ごす夜が寂しくなったからか。
いずれも私は当てはまるかもしれない。
しかし、専業主婦願望はこれっぽっちもない。
確かな安定、相互扶助の契約が私は恐らく欲しいのだろう。
ではそれに値する人とはどんな人なのだろうか。
私は闇雲にイベントを見つけたら参加をしているが、そんな人に本当に出会えるのだろうか。
仕事もプライベートも充実していないどんよりとした私の気持ちとは違い、BBQ日和の青空が広がっていた。
初めて参加する大学の校友会で、確か費用は一人、3,000円程だ。
男女比は大体同じくらいだが、私と同じ年くらいの人が4,5人いたが、後は皆年下だった。
久々に全くしらぬ、年齢も違う人と沢山会うのは去年のクリスマスぶりだ。
知り合い同士できている人が多く、私と同じ一人参加の女の子に話しかけみた。
帰り際、電話番号だけ彼女と交換した。
それ以降、彼女とはやりとりはないが、
大学を卒業してから仕事関係以外で、知らない人と初めて連絡先を交換した相手だった。
意外と自分では意識を全くしていなかったが、私はどうやら社会人になってから大分人見知りをするようになっていたらしい。
知らない人、特に男性と話すとき何を話したら良いか分からず、ただただ相づちしかできなかった。
これではこれから万が一、会社が潰れて再就職をする時に面接にまで必ず影響する。
まずは会話慣れしようと痛感した。
それにしても知らない人と会話とは、なかなか難しい。仕事の話をしても同じような業界や業務でないと、他人にはなかなか伝わらない。かと言って、休みの日にまで仕事の話などしたくない。
例えば旦那さんができたとしよう。家の中でまで仕事の内容を話し出して休まるだろうか。
多少の愚痴ならきいてくれるかもしれないが、貴重な休日や1日の終わりに重たい話をきいて、聞く側はスッキリと寝れるだろうか。
ひょっとしたら、会話の種類も増やす必要なのではないのか。
学習メモ
1.大学の集まりは私達の年代は少なめな気がする。
しかし、知らない人と話す練習になるから何回か行ってみよう。
2.今日は初めて知り合った女性と番号を交換ができただけでも成長したと思おう。
3.会話の種類をいかに増やすか。婚活をするにしても色々視野を広げないといけないかもしれない。




