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よるのこと 2

「あれ、なんでお前ハアハアいってんの?」 紹介します。同じクラスのゴロウです。

「筋トレしてたからだハアよ」

「だはハアって、なんだやってたのかと思った」

「やってねーよ」男子高校生がやったのやってないのといえばあれだ。誰とやるんだよ。


「そっか、いまみんなでメシ食いに行くんだけど来ねえ?つけ麺」

「きょーうは、いいや。ウチで食べる」

「うわっ付き合いわる!だからダメなんだよ」

「なにがダメだよ。またあとで」

「おーう。そんじゃ」


本当は行ってもよかったけれどちょっとお金がピンチだった。つけ麺てなにげに高いんだよ。またバイトさがさなくちゃな~。それにしてもダメってなんだよ。どうせこないだの事言ってんだろ、アレはだって・・  まで考えてヤメタ。済んだ事はしょーがない。次の恋に行こう。そのために筋トレだ。えーっとどこまで・・・。いいや、今日はもうおわりっ!オレは晩ご飯を求めて居間に向かった。



バイトが終わって帰る途中で大学の友達にメールしながら歩いてると伝助さんに「あぶないよ」って声を掛けられた。伝助さんは私の・・ええと話すと長くなるのでカイツマンデいうと私の年上の知人だ。近所に住んでてみんなで飲んだり遊んだりする仲で仕事は・・?なにしてるんだっけ。

「一杯どうかね」って誘われて入った丁度帰り道にある居酒屋「四面楚歌」で伝助さんに聞いてみることにした。


「ねー、伝助さんって仕事何してるんだっけ?」  生ビールがふたつ。

「仕事?えーとねえ・・探偵」  梅酒ロックとハイボール。

「ウソだ。それこないだのDVDでしょ!?なんだっけあれ?」  レッドアイとタンタカタンロック。

「本当だよ。探偵業、みたいな。ちなみにこの前観たのは濱マイクね。」  ハイボールと電気ブラン。

「絶対嘘。何だっけ確かー、そうだ!!床屋さんだ。南口の。」  カルアミルクとディタオレンジ。

「知ってんじゃん。今は他の支店だけどね。昼はバーバー。で夜は探偵、みたいな。」  ちょっと休憩。

「なにそれ。ほんとなの?」

「まー依頼された仕事をしてるって言うか。詳しくはアレなんだけどね」  巨峰酒ロックとウーロン茶。

「へー。そうなんだ。ほんとかしらね。」  伝助さんは変わった人です。  

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