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救援部隊と共闘


 荷台に、コンテナと固定機銃などを積んであるテクニカルが現れると、中から人が飛び出てきた。


 それと、同時に屋根へと、アジア系の女性が飛び上がり、ゾンビ達に機銃掃射を浴びせた。



「ギャギャギャギャギャギャッ!?」


「ウゲゲ、ゲゲゲゲーー!!」


「喰らえっ! 一掃してやるわっ!」


 長い茶髪のアジア系女性は、防弾ゾンビを車載機関銃で、次々と撃ち抜いていく。


 ポールマウントに搭載された機関銃は、左右に振られる度に、銃火とともに薬莢を排出しまくる。



「助けてやるわっ! ギャングやゲリラじゃないわねっ!」


「グギャッ!」


「もし、そうなら私たちは殺してしまうだろう」


「ウゲッ!」


「グガッ! ゲ、ガ…………」


「待ちなっ! どう見ても、私は海兵隊員に見えるだろう」


「俺が、ギャングだったのは、かなり昔の話だ」


 アジア系の女性は、赤いツナギを着ており、背中から取り出した鉄パイプを振り下ろす。


 それにより、フロントから荷台を上がってきた防弾ジャンピンガーの頭を叩き落とす。



 ラテン系の黒髪白人男性は、キャソックを着ており、カトリック司祭であることが伺える。


 彼もまた、テクニカルの右側で、ミニM14を単発連射で撃ちまくり、ゾンビ達を倒していく。



 二人の戦いぶりを見ながら、モイラはM1ガーランドを振り回し、防弾フレッシャーを殴りたおす。


 ボロナイフを、防弾ウォーリアーの額に突き刺したあと、ダニエルは直ぐに後ろへと逃げる。



「ガアッ!?」


「気をつけろっ! 防弾野郎どもに、武器持ちまで現れやがった」


「だったら、撃つだけでしょっ! 口より、手を動かしなさいっ!」


 防弾ウォーリアーは、コンバットナイフを落として、カツンッと金属音を立てる。


 そして、ダニエルは相手が来るまえに下がり、エリーゼは相変わらず、CARー15を乱射する。



「さっさと、撤退するんだっ! 数は減ったからなっ!」


「もう良いでしょうっ!? 車に乗って、逃げるのよっ!」


 太平洋系で、恰幅がよい黒髪パーマの男性は、灰色シャツを着ており、青いジーンズを履いている。


 彼は、CF98拳銃を乱射しまくり、とにかく、ゾンビ達を牽制しようと努力したあと、車に乗る。



 太平洋系の褐色肌で、金髪カールロングにしている女性は、料理包丁を振り回しながら叫ぶ。


 緑Tシャツとピンク色ホットパンツを履いている彼女は、すぐに左側のドアを閉めた。



「よしっ! こんな冷たい連中を相手にしている暇はないっ! ジャン、逃げるぞっ!」


「グアッ!」


「だったら、先に行くんだっ! 俺が押さえてやるっ!」


「ギャッ!」


 賢一のブーツに蹴られてしまい、アイス・フレッシャーは仰け反った。


 ジャンも、ハリガンバーで横から叩いて、アイス・ジャンピンガーを凪ぎ倒す。



「いや、お前が先に行けっ! 消防士だからって、残る必要はないっ! 俺も自衛隊員だからなっ! 最後に残るのは、兵士の務めだっ! オラッ!!」


「ウオオオオオオッ!」


「グルアアッ!」


「ギャアーーーー!」


 そう言って、賢一は向かってくるアイス・マッスラーに対して、ゴボウ銃剣を向ける。


 しかし、左肩を狙った刺突は、青いクリスタルに阻まれて、あまりダメージを与えられなかった。



 アイス・ジャンピンガーは、その間に右側から叫びながら走ってくる。


 さらに、アイス・フレッシャーも疾走してきて、爪で引っ掻こうとしてきた。



「うわっ! 不味いっ! 殺られ…………」


「ぐっ! だから、置いていけないんだ」


「ギュエエーー!」


「グルアアッ!!」


 格好をつけた賢一だったが、迫る爪を前に、バックステップするしかない。


 それを救おうとして、ジャンは彼の前に出ようと勢いよく動き出す。



 もちろん、アイス・フレッシャー&アイス・ジャンピンガー達は、彼らを殺さんと襲いかかる。


 だが、その前に何発もライフル弾を受けて、後ろに吹き飛んで、崩れ堕ちてしまった。



「ギャッ! ウッ! ググ?」


「ガハッ! ギィィ…………」


「二人とも、もうダメだっ! 早く乗りなっ!」


「モイラ、助かった」


「済まない、危ない所だった」


「グオオオオッ!!」


 それを行ったのは、荷台に立ち、M1ガーランドを単発連射するモイラだった。


 賢一は、彼女の元へと向かい、ジャンも同じく、急いで逃げようとする。



 二人とも、アイス・ゾンビ達から逃げるべく、ピックアップに飛び乗った。


 すると、それを追うべく、アイス・マッスラーが、後方から車を掴んだ。



「鉄板を掴んでいるっ! 叩き落とさないとっ!」


「分かっているっ! このっ!」


「こう言う時こそ、冷静に撃つんだわ」


「グオオ、ガアアーーーー!?」


 賢一は、ゴボウ銃剣で左腕を貫き、ジャンもハリガンバーを横から叩きこむ。


 それでも、アイス・マッスラーは、左右からの攻撃に耐えて、掴んだ鉄板から荷台に登ろうとする。



 しかし、モイラは当然ながら、それを許すはずがなく、M1ガーランドの銃口を向けた。


 それから、何発か銃弾を撃つと、弾切れになったため、ピンッと金属音がなった。



 結果、敵の頭は穴だらけになり、車から手を離して力なく倒れていった。



「あわわっ! 皆さん? 乗りましたかっ!?」


「頼む、メイスー、出してくれっ!」


 防弾ゾンビ達が一掃されたが、まだ作業員ゾンビや水産職員ゾンビ等が、両脇の建物から出てくる。


 ゾロゾロと歩く連中を見て、メイスーは慌てて、車に乗り込み、エンジンを始動させた。



 すると、後ろからは、アイス・ゾンビ達がピックアップに迫ってくる。


 だが、連中が迫る前にUターンした、テクニカルを先頭に、車列は勢いよく逃げていく。



「ギュアアアアアア~~! ゴベッ!」


「ガアアアアアァァーー! グベババ?」


「邪魔だあああっ!!」


 テクニカルに引き殺されていく、ゾンビ達を気にする事なく、アジア系の女性は叫ぶ。


 猛スピードで走っていく、車列に対して、敵は追い付くことが出来ずに距離を開けられていく。



「た、助かったぜ…………」


「まだ、気を抜かないで?」


 ピックアップの荷台で、座席を覆う鉄板に、背中を預けながら、賢一はゴボウ銃剣を鞘に仕舞う。


 モイラは、M1ガーランドから飛び出た、クリップの代わりを装填する。



 彼女が、考えた通り、左右の建物から車輪が回る音を聞き付けて、ゾンビ達は走ってくる。


 しかし、やはり車輪に追い付けないため、無駄に銃弾を浪費する事はなかった。



 こうして、彼らは救助隊によって、窮地を救われたあと、安全な場所までやってきた。



「おいっ? 止まる見たいだぜ? ここは? 建設現場か?」


「だったら、見張りを立てないとね」


 テクニカルは、塀として立てられた金属板の中に入ったため、ピックアップも後に続く。


 その様子を見ながら、ダニエルは車から降りて呟き、エリーゼは荷台から周囲を見張る。



「ここに停めるっ! 取り敢えず、私が見張りにつくわ」


「だったら、彼らとの話は、私がしよう」


「彼らは、ジャパンとアメリカの軍人みたいだわ? 外国から助けが来てくれたのかしら?」


「だったら良いんだがな…………はあ、疲れたぜっ! 死ぬかと思った…………」


 テクニカルは、Uターンしながら、入口に正面を向けつつ、塞ぐように停車した。


 そこから飛び出てきた、アジア系の女性は、屋根に上がって、固定機銃を両手で掴む。



 新婦らしき、ラテン系の男性は、厳しそうな表情を浮かべながら歩いてきた。


 太平洋系の金髪女性と、同じく太平洋系で、恰幅がよい黒髪パーマ男性も、こちらに向かってくる。



 賢一たちも、周辺にゾンビが潜んでないかと注意しながら彼らに近づいていき、話をしようとした。

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