#6 防具を新調します
戸茂川です。
今回もお楽しみください。
感想お待ちしています。
1週間後。アップデートが行われた。
「今日は暇だし、ゲームしちゃおっかな」
楓は、ゲームをプレイすることにした。
早速、ログインしてゲームに入る。
✦・ーーー ・✦
ミストシティの宿でランは目覚めた。
「今日は何しようかな。うーん...」
(そういえば、防具は初期のままだったっけ)
なので、防具屋に行くことにした。
「いらっしゃいませ〜。」
この前エンペラーゴブリンを倒したため、20000ムーン持っている。
大体のものは買えるだろう。
リストを見る。
『月見のローブ 10000ムーン
効果:夜になると防御力が上がる。』
(これよさそう...)
夜になると通常より強いモンスターが出やすくなる。
ランはこれを購入し、装備した。
(夜になったら性能を試してみようかな)
ということで、ランは夜になるまで宿で休んだ。
✦・ーーー ・✦
夜。夜光の森というフィールドでランは戦闘をしていた。
「ボーン...ボーン...」
鐘のような音を鳴らしながら近づいてくるのは、アップデートで追加されたモンスター
レザインベルだった。
レザインベルの鐘の音を聞くと、足が動かなくなり一定時間動けなくなってしまう。
(うっ、動けない!?)
ダッ!
レザインベルが突進してくる。
「うっ!」
避けることができず、突進攻撃をくらってしまった。
(どうすれば...そうだ!あの鐘を壊せば...)
「小火球ッ!」
「ボーンッ!」
鐘の部分が吹き飛び、動けるようになった。
「もう一回...小火球ッ!」
レザインベルは消滅し、「レザインベルの鐘」を手に入れた。
その後、何匹かレザインベルを倒し、レベルが上がった。
町に戻る途中、悲鳴が聞こえた。
ランが向かってみると、そこにはレザインベルと戦っているプレイヤーがいた。
「どうしたんですか!?」
「動けなくて...どうしましょう...」
「鐘の部分を壊してください!そうしたら動けるようになります!」
そう言うと、そのプレイヤーは投げナイフを投げ、鐘を壊すことに成功した。
倒した後、
「ありがとうございます!あなたは命の恩人です!」
そのプレイヤーはシトラスと名乗り、アイテムをくれた。
「これは雷撃というスキルを覚えられる魔導書です!あなたに差し上げます!」
と言ってシトラスさんは去っていった。
ランはアイテム欄から魔導書を選択し、スキルを覚えた。
そして町に戻ると、ログアウトした。
ミニメモ
雷撃は雷を落とす魔法です
月見のローブは特別な魔力を帯びた布で作られているので通常の防具より高いです
通常の防具は2000ムーンぐらいです
夜光の森は夜になると光る植物が多いため
この名前がついたと言われています
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