#3 武器を強化します
戸茂川です。
今回もお楽しみください。
感想お待ちしています。
温和な草原で戦闘すること30分。
レベルが5になり、かなり強くなった(と思う)。
(ステータスの確認と新しいスキルの確認しようかな)
『プレイヤーネーム:ラン
種族:精霊
職業:魔法使い
所属:なし
レベル:5
所持金:1050
HP:110
SP:55
STR:10
DEX:15
VIT:10
AGI:20
INT:10
MND:15
LUK:15
スキル:武器巨大化
(new)小火球
(new)小冷気
頭:なし
体:見習い魔法使いのローブ
足:革靴
右手:見習い魔法使いの杖
左手:なし
アクセサリー:銀の花飾り』
(お金もかなり集まったし、町に戻ろう!)
そう言って歩き始めた。
✦・ーーー ・✦
(町に行き、さっそく武器屋へ入る。)
「お客さん、いらっしゃい。何か買ってくかい?」
そういって店主はリストを見せてきた。
(魔法使いだから杖が欲しいよね。う〜ん。)
しかし、最初の町だからか種類が少なく、欲しいものが見つからなかった。
「お客さん、悩んでるようだね。手持ちの武器を強化するだけなら安く済むよ。」
「じゃあそうします」
「強化したい武器はどれだい?」
見習い魔法使いの店主はまた別のリストを見せてきた。今持っている素材で強化したときの結果一覧だ。
『スライムゼリー⋯水属性、粘着系強化
スライムコア⋯消費SP削減、水属性、粘着系強化
マジックスライムゼリー⋯消費SP削減大、魔法全般強化』
(このマジックスライムゼリー良さそう...これにしようかな)
ランは『選択』を押す。
「はいよ。代金は750ムーンだよ。しばらく時間かかるから好きなとこ行ってきな」
そう言うと、作業場へ向かった。
✦・ーーー ・✦
しばらく他の店で時間を潰した後、武器屋に戻ってみると、
「おい、できたぞ」
と言って杖を手渡された。
マジックスライムの綺麗な青紫色のゼリーが杖の先端についていて、浮いている。
そして神秘的な輝きを放っている。
「ありがとうございます!」
礼を言って店を出た後、現在時刻を確認すると、もう22時だったのでログアウトした。
ミニメモ
SPとはスキルポイントのことです。
スタミナではありません。
スキルの中に魔法も含まれています。
マジックスライムはめったに出現しないレアな魔物です。
他にもファイアースライム、ポイズンスライムなどたくさんの亜種がいます。