13/14
《 触れたい 》
嬉しい時、
哀しい時、
楽しい時、
心細い時、
疲れてしまった時も、
想い浮かぶのは やっぱり貴方の顔。
「 今 抱きしめに来てほしい 」
そう願えば、
貴方は 腕を捥ぎ取られ、
脚を捻り切られても、
必ず逢いに来てくれるでしょう。
どれほど遠くに居ても、
這いずって、
貴方は逢いに来てくれるでしょう?
だから私は、
貴方に 私の首と心臓をあげる。
皮膚が裂け 肉と骨が露出した血塗れの肩で、
胴から離れた私の首と、
血を滴らせて 拍動を続ける私の心臓を、
優しく優しく触れて 愛して。




