能力の説明と誕生
短いです!
「ヌシの転生する世界と、ヌシが持つことになる力についての説明をしよう。」
神が優しげ無表情で言う。
「ヌシの持つ力は強大な風の魔法適性だ」
「魔法適性??」
「そう、お前の転生する世界は魔法の存在する世界、剣と魔法の世界だ」
少し落ち着いてきたからだろうか、
剣と魔法の世界と聞いて、少しワクワクしてしまう。
「少しワクワクしてきたかの?現代の通信技術のような便利なものはないが、魔法は魔法で融通はきくものじゃ、それに風意外にも魔法は存在する、ヌシなら風以外の魔法適性も、練習すれば扱うことができるだろう」
通信技術がないなら、やはり幼なじみの溜愛には会えないのだろう...
だが、必ず転生先の世界で、溜愛を見つけて見せる。そのために魔法も練習しよう。
「ヌシが転生する場所の名前はマーブル、田舎ではあるが、とても平和な村じゃ。そしてヌシの母親は魔法使い、魔法は生まれたのちに母から教えてもらえるじゃろう」
平和な場所なのは嬉しい、結局は事故に遭って死んでしまったから、今はできるだけ平和な場所にいたい。
「そろそろ時間じゃ、本当はもっと詳しく説明してやりたいのだがの。ヌシが失った時を、より幸せに過ごせるように願う」
時間がないらしい、聞きたいことは今聞いておかなければいけなさそうだ。
「あ、そういえばなぜ...」
いきなり説明されてしまったので、肝心の自分たちが転生することになった理由を聞いていなかった。
一番肝心な質問をしようとしてすぐに、強烈な眠気が襲ってきて、意識が途切れる
...
......
次に目を覚ましたのは、自分の母と父となる人の目の前だった。
「・・・・・・・・・・・・!・・・・・・!!」
自分の目の前で優しい表情を浮かべるおばあさんと、瞳に涙を浮かべる女性と男性
二人とも若くて美しい、自分の母親と父親だろうか?
「・・・・・・・・?・・・・・・・・・」
明らかに母国語じゃない、ただ優しい言葉をかけられているということを感じながら、
俺の新たな人生が始まった。
生まれた頃の話を書くのって難しいですね??
早く主人公を果てしない過酷な冒険に連れてってあげたいです!