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15話 もう片方

すみません!


校閲作業が間に合いませんでした。

後であちこち訂正が入ると思います。

【魔術研究所・魔道具研究室】



(クリス視点)




「エミール達遅いな…何かあったのだろうか?」

と心配気に話す殿下。

「彼方の方が先にお約束されているところに、此方が割り込む形で押し掛けて来たのですから、仕方がないのでは、ないでしょうか?」

と答えると、殿下は不満そうに

「さっきのお前の【鑑定結果】より大事な事があるのか!?」

と、苛立っておられる。




そう先程、殿下方や研究所所長のトール・F・サイド殿の前で【鑑定の魔道具】で私の【鑑定】をした結果、とんでもない【鑑定結果】が出たのだ。



【鑑定結果】


名前 ナルキス・F・ロピアー(クリス・フォルラン)


年齢 18歳


出身地 ロピアー公爵領


家族

父親:ニコラス・F・ロピア 母親:アリエル・F・ロピアー




この【鑑定結果】に殿下は

「おお!?凄いじゃないか!

やはり私の思っていた通りだ!」

大興奮である。




それに対して研究所の開発職員達は

「コレってつまり……。

偽れてるのは、外見だけって事か。」

「鑑定結果がコレだけっていうのは、ちょっとなぁ…。」

「ところで秘書殿の外見は、どうやって擬装しているのだろう?」

「「「「「【鑑定の魔道具】性能をもっとアップさせなければ!!」」」」」

と言いながらまた研究を始めてしまった。




どうやらもう私の【鑑定結果】には、興味が無くなったらしい。

けっこう大変な事だと思うのだが……。




エミール殿下とサイド所長が戻って来たのは、それから30分以上経ってからだった。

サイド所長の弟のハーシー殿とエリーお嬢様のご友人のターク嬢の二人を連れて……


(ターク視点)



『魔術研究所・魔道具研究室』にやって来た。

ここに【鑑定の魔道具】と【もう片方の指輪の持ち主】が!

そう思うとワクワクかが止まらない。




エミール殿下と兄さんについて室内に入ると、第四王子シオン殿下と秘書官のクリスさんがいらっしゃった。




「お待たせしました。

兄上、クリス殿。

こちらは、所長の弟君の学園で錬金科の教師をされている、ハーシー先生と妹君で錬金科の学生であるターク嬢です。」

「ハーシー・F・サイドです。

よろしくお願い致します。シオン殿下クリス殿。」

兄さんに続いて僕も挨拶をする。

「ターク・F・サイドです。

よろしくお願い致します。シオン殿下クリスさん。」

「よろしく。」

「お久しぶりですお2人共。」




「兄上、クリス殿。実は先程ターク嬢から『【指輪】を持っている者を見つけた。』という証言を頂きました。

持ち主の名前はナルキス・F・ロピアー。」

と、いう事はもう1人の指輪の持ち主ってやっぱりクリスさんって事だよね!




向こうもやはりというような顔をしている。




「クリス殿、先日私言いましたよね?

【父親の形見の指輪】はずした方が良いと……。

もうお気づきかと思いますが貴方と今、公爵子息を名乗っている男が入れ替わっている事に!」




「私はこれから国立図書館に行ってもう1つの証拠である【危険な魔道具図鑑】を借りに行って来ます。

手続きや確認に、少し時間がかかますが明日の午後には証拠を揃えて、ご覧に入れましょう!」



まだつづく


ここに来て投稿ペースが遅くなりそうです。

ごめんなさい!

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