表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

あぁ神様

頑張って描きます



神様って本当にいるんだろうか?

僕は神様の存在を疑うくらいには、信じている。

朝の通勤電車の中で少しお祈りしたり、寝る前に神様について考えてみたり、食事の前には恵みを与えてくださったことや糧になってくれてありがとうと心の中で思ったりする。

何が言いたいかって言うと僕は、所々仏教が混じってたりするし宗教の違いや中身も理解してない所謂ごく普通の日本人って事。だからお正月もクリスマスもハロウィンも、特別な日だ


特別な日が多い日本という国に属しているけど、今日は別に特別な日じゃない

何の変哲もない平日、休みも過ぎたばかりだし、あと数時間でそんな1日も終わり、次の平日がやってくる。

今日の業務が終わってはや数十分、疲れきった頭を回転させ体を引きずるように帰宅する

時間が遅いからか、朝通った場所と同じとは思えない人の少ないホーム

慣れきってしまって何の新鮮さも感じない

ただそんな僕が目を引くのはホームの向かいにある看板

スポットライトで照らされており明るい、周囲の暗さに引き立てられてかなお明るく感じられる

男子5人で構成されたアイドルグループの写真が掲載していた

それぞれ笑顔でポーズを決めて、様になっている

所謂イケメンで、スタイルもよく皆自信に溢れているように感じる、写真からだけど

「僕とは大違いだ」

身長は170にギリギリ届かない160代、体重50前後で健康診断では栄養失調気味と言われ、引きこもり気味で家でゲームばっかりしてるからか肌が超白い。他の引きこもり気味な人達と比べても白い、子供の頃から引きこもり気味だったからだろうか?あっ身長はほんとにギリギリ170届かない所なんだ、嘘じゃない、見栄張ってない

現代の日本を探せばうじゃうじゃいそうな日本男児、それが僕

そんな僕だけど人と少し、人の価値観によっては少しじゃないかも、違う所がある。


好きな人が男の人なんだ

その好きな人は僕の恋人で、今一緒に住んでる人でもある


ただ男が好きで広告に目を奪われたわけじゃない

男なら、イケメンなら、スタイルが良ければ誰でもいいわけじゃない

ただただ羨ましかった、嫉妬だった

あんなに可愛ければ、愛嬌があれば、格好よければ、男から見ても魅力がある容姿をしていれば

もっとあの人に好きになってもらえるかも、愛して貰えるかもしれない

男の中でも男としての魅力が少ない僕はその看板を見る度複雑な気分になった



電車の中、1日の大半を仕事に費やし、帰宅すれば汚れを落として夕餉を取って寝るだけ、そんな1日の終わりの終わり、だけど僕の心は少しずつ晴れやかになっていた まるで早朝みたいだ、きっと僕の1日はここから始まるんだ


もう少しすれば家にいる、あの人に会える。

僕の恋人であり彼氏でもある、あの人に。

「早く会いたいなぁ」

早く帰りたいと早く会いたい、二重の意味で家が待ち遠しかった


家について僕が一言目に発した言葉はなんだと思う?

「ただいまー」

極々普通だった 日本人だから、日本人過ぎてたあれだけど、何の変哲もない帰宅を知らせる声

「おかえりー」

いつものように声が聞こえてくる

1kトイレ風呂別のこの家、いや部屋か、では少しでも小さな音や声も耳に拾える

さすがに某マンションのように隣の音や声までは拾えないが、2人で住むには充分過ぎた

だって何もかも共有だから、クシャミも咳もイビキもシャワーを浴びる音も、全て生活に必要な音は何もかも共有だ、彼がいてくれる事に、音を発してくれる事に安堵する


部屋に入るとテレビゲームをしていた彼はゲームを中断して、立ち上がり、そして僕は立ち上がった彼に抱き着きに行く

まず、お腹がお腹にぶつかる

次にぶつかる場所は唇、お腹はぶつかってすぐ離れるのに唇はぶつかってすぐ離れて、またすぐぶつかる

まるで磁石のs極とm極が変化したように、


今の仕事やめてずっと本を書いてたい

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ