表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7つの重さがある詩  作者: ソラヒト
6/7

06 光(ひかる)


もしもこどもが生まれたら

ひかる」っていう名前にしよう

男の子でも女の子でも


いい名前だねとぼくは言った

きみはいろいろ楽しそうなことを

夢に描いているみたいだった


人はたぶん夢をみないと

生きていけない動物だから

もっとたくさん夢をみるべきだ

たとえその確率が

端数処理をしたらなくなってしまうような

わずかなものだとしても


きみとぼくが親になったら

ひかるからはどう見えるのか

そんな想像だって悪くない

明日あした

コウノトリひかるをつれてやってくる

その確率は

ゼロより少ないとしても


ぼくらにはもっとたくさん

楽しいことが待っているはずだ

信じることをやめなければ

微笑むことをやめなければ

きみもぼくも

ずっと手をつないで歩いていける


たとえそれが夢だったとしても

もっとたくさん夢をみるべきなのだから

歩き続けるためのエネルギーなのだから


目には見えなくても

なくしてはいけないものだって

よく分かっているのだから


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ