桜ヨ咲ケ
咲いた桜は散っていきます。これは常であり、避けられない運命でもあります。だから散らないようにではなく、何度でも花を咲かせましょう。
桜ヨ咲ケ咲き誇れ。願うだけならだれでもできるから。咲かせよ自らの手で、これは桜の木≪きみ≫にしかできないことだから。
散った桜の華の跡、残っているのはなんでしょう。何もないただの枝ですか? それとも新しい命ですか? 選ぶのはきっときみですよ。
桜ヨ咲ケ咲き誇れ。待っているだけならだれでもできるから。散らせよ自らの手で、先へ進むには――桜の木≪きみ≫の覚悟がなきゃ。
何年何十年何百年、いくらでも僕は君を待っている。だけど、時は待ってくれないから。
桜ヨ咲ケ咲き誇れ。願うだけならだれでもできるけど。舞え踊れ自らの体で、今の≪きみ≫なら君になれる。もう一度、歩き出そう。