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ルビの練習をしてみた、上手くできているだろうか?

それより、ヒロイン候補その1の容姿について書いてないことに今更気づいた

どうすべぇ…

ヒロイン候補その2の容姿はちょっと強引だけど今回何とか入れてみた


最近体調が反抗期なのが悩みの種ですだ


執事オレガノさんは私が部屋に入ったのを確認すると帰って行った

猫耳美少女メイドさんに言っていた内容からすると意外と公明正大な人なのかな?

ひょっとしたらあの市で彼が彼女にあの視線(感情)を向けていたのはこの世界の貴族社会的には当たり前だったのかもしれない

もっとも、元日本人として許容できないことに変わりはないけどね

……でもやたらと敵視してくる猫耳美少女メイドさんよりは好感持てるかもだよ

猫耳美少女メイドさんの外見は茶髪で目がつり目気味のせいかきつい印象をあたえるスレンダーボディのお姉さまって感じで好みなんだけどねぇ


部屋の中に入った私は驚いた

天蓋付きベッドや木製机(両袖タイプ)と椅子、来客用だろう応接セット(大理石っぽい天板の低めの机と1人用のソファ×4)それに小物など部屋にある物がやたらと重厚な作りだったり技術を凝らした高級品ぽかったりするのは予想していた

むしろ予想より落ち着いた感じの部屋だったがそこはいい

では何に驚いたかと言うと壁一面に本棚が置いてあり書物がびっしり並んでいたことだ

こうゆう世界の定番では本というのは高級品だと思うのだが…

いくら家が侯爵で裕福だとはいえこれは異常だろう、何よりあの父親が彼女にこれだけの物を買い与えるとは思えないんだけどなぁ

まあいいや、この世界の情報のほしい私としては好都合なのだし、理由はそのうち分かるだろう


部屋を見渡している私をよそに猫耳美少女メイドさんは一抱え程あるクッションのような物を2つベッドから一番離れた場所に置き、自分はベッドの横に腰掛椅子を持ってきて座ってこちらを見ている

多分あのクッションみたいなのが私の寝床なのだろう、そして自分は私が不埒なことをしないように見張ると、そーゆーことですか

ほんと何でここまで敵視されてるんだろう?

とにかく今日の晩御飯は出てこないらしい、まさか味云々の前に抜かれるとは……

お腹空いたなぁ~



翌朝、目を覚ますと充血した目の猫耳美少女メイドさんがまだこちらを見ていた

うん、怖い、軽くホラーだ、思わず耳がペターってなった

しかも彼女が昼過ぎに起きるまでその状態だった、当然朝御飯も抜きだ

泣いていいだろうか……


起きた彼女は猫耳美少女メイドさんの様子に驚いたようだが、すぐに私を探し始めた

そしてクッションに埋もれている私を見つけると笑顔で駆け寄ると私の手を握ってきた

ちなみにこの時猫耳美少女メイドさんの視線が敵意から殺意にレベルアップしますた、ダレカタスケテ


「よかった、夢じゃなかった…」


そう言って彼女は喜んでくれているけどコミュ力の低い私としてはどう対応していいか分からずフリーズしてしまう

下手なことしたら猫耳美少女メイドさんに殺されそうだしな


「あ、えっと…そっか」

《私の言葉、分かりますか?》


私が無反応だったのを言葉を理解していないせいだと判断したようであの魔物使いの男のように直接脳に響く言葉を使ってきた

その言葉を聞くと同時にこの言葉は念話と呼ばれるスキルであることと、その使い方と特性が頭の中に流れ込んできた

要するに魔力を使った無線みたいなもので、相手を認識する必要はあるが視認する必要はないようだ

有効範囲は魔力次第、つまり彼女の声が届いたからといって私の声が彼女に届くとは限らないということだ

言葉がカタコトじゃないのはギアスの恩恵か何かだろうか?

おっと、それはそうと返事をしなければね


《ああ、大丈夫》


《よかったぁ、私の名前はコリアンダー・シュヴァルツといいます、どうぞコーリーと呼んでください

貴方のお名前を教えてもらえますか?》


私は彼女にとって従えた魔物なのに人と話すように話すんだなぁ

十中八九このコーリーというが変わっているだけなんだろうけど


《ディル》


返事が単語になるのは勘弁してほしい

享年41歳のヘタレな元おっさんとしては十代半ばくらいの娘さん(しかも実質初コンタクト)といきなり楽しくお喋りするとか無理ゲーなんです


《ディルさんというのですね

色々とご迷惑をおかけするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします、ディルさん》


そう言ってお辞儀した

本当にこのは私を人と同じように遇するつもりらしい

これなら少なくとも彼女の自発的な意思で理不尽な命令をされることはないだろう

私にとっては理想的なご主人様というわけだ

しかし、猫耳美少女メイドさんの態度(そろそろ視線が物理的な力を持ちそうだ)とかを見ていると私に気を使いすぎるのは余計な問題を引き起こしそうだ

もっとフレンドリーに、周りから見たら仲の良い主従くらいの印象になるように接してもらった方がいいのだけど


《ディルでいい、コーリー》


今はこの程度にとどめておこう、まだ色々と情報の足りない現状で目立ちたくない

彼女には悪いが今はまだ普通のコボルトと思ってもらっておこう


「《はいっ》」


そんな私の思惑をよそに本当に嬉しかったのだろう、声と念話の両方で返事をした彼女の顔は花が咲いたような笑顔だった

あぁ、私のなけなしの良心ガガガガ…


《…その、それでですね

嫌な思いをさせてしまうかも知れませんが私と一緒にお父様に―》


クゥ~~キュルルルルルルルゥ~~~


笑顔から一転、申し訳無さそうに何事か言おうとしていた彼女だがその途中で可愛らしいけれどもそれなりに大きな音が彼女のお腹の辺りから聞こえてきた

彼女の顔が見る間に赤くなっていく

これにはもう少しで禍々しい何かになるんじゃないかと思われていた猫耳美少女メイドさんも負のオーラを消し去りお昼ご飯の用意をしてくることを伝え慌てて退出していった

彼女は俯いたまま動かない、私もこんな時何と声をかけていいのかわからず焦っていた

結果、気まずい沈黙が部屋を支配することとなった

そんな沈黙を破ったのはシュヴァルツ侯爵の言葉を伝えに来た知らない侍女だった

彼女の話を要約すると、報告は執事オレガノから聞いているので伝えに来る必要はない、せめて私をちゃんと調教しておけってことらしい

その話を聞いたコーリーはちょっと安心したようなそれでいて悲しんでいるような表情をした、市での会話からも思っていたがやはり親子の仲はあまり上手くいってないようだ

侍女は執事オレガノからの荷物も預かってきていたようで大きな鞄を置いていった

鞄に入っていたのは私用の日用品と服(下着なども含む)が数着入っていてなぜかコーリーの方が私より喜んでいる

まぁ、私は慣れてしまっているが今着ている物はずた袋に頭と腕用の穴が開いているだけのとても服とは呼べない物だからな

早速着替えることにしよう、だから


《向こうを向いていてもらえないだろうか?》


《ご、ごめんなさい!!》



着替え終わると計ったように猫耳美少女メイドがご飯を持って帰ってきた

着替た私や木製机の上に置かれた鞄を胡乱げに見てきたが食事の用意を優先したらしく

応接セットの机の上に皿を並べらていく

こちらの世界の標準を知らないから何とも言えないが、それらの料理はとても美味しそうではあるが貴族らしくない家庭的な見た目の料理だった

対して私の足元(つまりは床)に置かれた皿にはレアに焼かれたステーキ肉などいかにも貴族の晩餐なんかで出てきそうな料理が入っている

1皿にだがな!!

これはあれだね、食べ残しや残り物を皿にまとめた所謂犬ご飯だ,別名残飯とも言う

いや、確かに犬顔だけどね?

明らかに食いかけと分かる物もあるし、これは下手に貧しい料理なんかを出されるより尊厳が傷つくんだけど…

とは言え今はコボルトだし、コーリーの下僕(奴隷?)扱いだから贅沢言える立場じゃないのは分かってる

どうしたもんかねぇ

そんなことを思っていると、コーリーが私の足元の皿を見て困惑したように猫耳美少女メイドの名を呼んだ


「チコリ?」


「はい、なんでしょう?お嬢様」


彼女の名前はチコリというらしい中々可愛らしい名前だな

名を呼ばれた彼女だがコーリーが何を言いたいのかわからないようで彼女も困惑している

その様子を見て少し悲しげな顔をしたあとしゃがんで犬ご飯を手づかみで食べた

って、え?何やってんのこの娘!!


《お嬢様!!!》


チコリが悲鳴のような声を上げ、こちらに駆け寄ってくる

まぁ、そうなるよねぇ

私も慌てて彼女の手をつかみそれ以上食べるのを阻止する

私に止められてもしばらくまだ食べようともがいていたが無駄だと悟ったのか大人しくなったが今度は泣きながら謝ってきた


「ごめ…んな…さい、ごめん…なさい…

せ…っかく、つい…てきて来てく…れたのに、こんな…ひどいあ…つかいして……」


コーリーの言葉を聞いたチコリは顔面蒼白になっている

自分のとった行動のせいで主に犬ご飯食べさせる結果になったのだから当然と言えば当然だろう

しかしコーリーの行動は異常だ、これではまるで親に捨てられる事を恐れて必死に嫌われないようにしている子供のようだ

これはちゃんと理由を聞いておいた方がいいな

けど今は落ち着かせる方が先だろう

10代半ばの少女にすることではないかもしれないが他に何も思いつかないので仕方ない

私はコーリーの頭をできるだけ優しくなでながら声をかけることにした


《大丈夫、大丈夫だよ

こんなことで怒ったりコーリーのことを嫌いになったりしないから、泣かなくていいんだよ》


「ほ、本当…?私を嫌いになってない?見捨てたりしない?」


《勿論だよ、こんなに可愛くて優しいを嫌いになったりしないよ》


私の言葉に一度は泣き止んだコーリーだったが今度は私に抱きついて号泣しだした

とはいえ、今度の涙は止める必要のない涙だ、気の済むまで泣かせてやろう

そう思いコーリーが落ち着くのを頭を撫でながら待つことにした


しばらくして落ち着いたコーリーが離れた

恥ずかしそうに俯いていたがチラチラとこちらを見ている

やがて意を決したようにこちらを向いてはにかんだ笑顔を見せてくれた

それと同時に


グウウゥゥゥ、ギュルルルルルゥゥゥゥ


という先ほどより大きくかつ可愛げのなくなった音がコーリーのお腹の辺りから再びした

お腹の虫ェ・・・

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