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Memory  作者: 浪速
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第7話 本部へ

 一騒ぎ終え、楽屋に戻ったソラたちは魔断協会本部の司令長ウィルキー・ウィルソンと連絡をとっていた。 

 闇黒師の男の子と魔物の襲撃はいったい何が目的なのか、ソラとライアンは思い当たらなかったが、自分たちが魔断志師だからだと結論に達した。


『え、何て? ちょっと、聞こえないよ。もう、そこの君たち黙って! もう一回言ってくれない?』


 司令室の普段通りの生活音から破裂音や怒声まで聞こえてくる。忙しい時にはよくある事だった。


「私、傷が治ったんです! ライアンの傷も治せたし!」


 ソラは二つあるうちの一つのペンダントにぶら下がる銀の三日月に叫ぶ。魔断志師としての証であり、専用の通信機が埋め込まれている。


『……たぶん、癒者だね』


 周りの雑音と相反する冷静なウィルソンの声がする。ソラとライアンは顔を見合わせた。


「癒者ってやっぱりあの癒者ですか?」


 学校で教えてくれた癒者の情報はほとんど少ない。世界に千人いるかいないかだ。二人の記憶が確かなら、ソラはその中でも特異な癒者になるだろうと思われた。


『そう! その癒者。それに、あの出来事……もう勘弁してよね! 今はなかなか人手を裂けないんだから』


 ソラは反論しようかと思ったが、ウィルキーの後ろが騒いでいてウィルキー自身聞いていないだろうとやめた。ソラ自身どこまでが自分に向けられた言葉かわからなかった。

 それに魔物の事も聞きたかったが、向こうが応えられる状況ではなさそうだった。


『じゃあ、明後日に集会があるからそれと一緒にソマリに調べて記録してもらって。ちょうどいい時に連絡してくれたよ。あー、君たち何してるの!』


 ガシャンと音と共に切られた。まるで事故にあって途絶えたようだった。ソラも銀の三日月についているボタンを押し、こちらの通信も切る。


「明後日、集会だってさ」





 

 修復術で劇場の壁や客席はすっかり元に戻ったが、襲撃の遭った二十七日が公演終了日で、一昨日からもともと休日とされていたために、ソラとライアンとレオは街をブラブラ歩いていた。

 ソラは二度も助けた女の子とは仲良くなり、解放したレオの背中に乗せてやり少しの間空を飛んだり、いくつか難しい魔法を披露したり、子供の座員を何人か呼んで一緒にかくれんぼをしたりもした。


 別れを惜しんだ。だが、そんな事もライアンが精肉店にツケで買い物をしたとわかった時には吹っ飛んでしまった。

 店主クリス・ヴァンスの精肉店はアラトリア一座のお抱えだと言っても過言ではないほど、一座は世話になっている。食材は安くしてくれるうえに、お祝いの日には高級な霜降り肉をご馳走してくれる。昨日の宴会では買っていたフームースの肉が尽きてしまった。


「これからはツケは三倍で返すんだな」


 代金をきっちりと計算しながらヴァンスはライアンをちらりと横目で見た。ソラがアラトリア一座の食費から払ったが、ライアンは小一時間ほど店の雑務をやらされる羽目になった。ライアンは次の事を思うと店を乗り換えたくなったに違いない。

「今度はライアンが自腹で払うんで」ライアンからの不満の目ももろともせずにソラは言った。「ツケにするのが悪いんだよ」


 代金を前掛けのポケットにしまいこんでヴァンスはディスプレイの棚に寄りかかった。


「それはそうと、昨日は大変だったみたいだな」


 ケイトコーンに魔物の事。特に魔物の事は、今までにはなかった事だ。住人たちも突然の事で驚いているはずだ。


「街の方は何もなかったんですか?」


 劇場は町の中心地から離れているが、それでも周りには店や家が立ち並んでいる。何か被害があってもおかしくはない。


「魔物の足跡が屋根に残っとるらしいが、大きな爪痕が残ってるわけじゃない。お前さんたちのお陰で被害は出なかった」


 ソラはほっとした。だけども、何か違和感を覚えた。


「そういや、牧場も魔物に襲われたって言ってたな」


 牧場の件はどうかは知らないが、劇場は故意の襲撃だとソラは思った。あの小さな男の子が導いた。だけど、今まではそんな事などないに等しいかった。ほんの小さな異変かもしれない。


「そうですか……」ソラは牧場の動物の事を思うと胸が痛んだ。


「じゃあ俺はそこ見てくるから」


 魔物の残す魔気にほかの魔物が寄ってくる事も多く、それを処置するのも仕事の一環だった。


「え? だったら、私も行くよ」


 レオも同意するようにソラの頭に乗った。


「ジャグの井戸に落ちないようにしろよ」ヴァンスは声をかける。


 ジャグの井戸とは、ルードフィ国のジャグ川に由来するもので、民話では本流の水源だと言われ、膨大な水を生み出し、底がないとされている。子供のころには誰しもヤンチャをすると「ジャグの井戸に落ちる」と言われて叱られる。ずっと水にもみくちゃにされるのだ。戻ってこられるのは良い子になってからだけ。


「せいぜい気を付けるよ」


 ライアンは手をひらひらと振り、歩き去ってしまう。ソラはヴァンスに軽く会釈して、ライアンの後を追った。


 


 牧場主は柵の修理をしていた。家畜がよく鳴くために気づいたらしい。家畜たちが混乱していただけらしい。被害は柵の破壊と放牧場に足跡をつけていただけだった。

 牧場には簡単な浄化を施し、傷を負ったムルソーやヤギに癒術をかけ、ソラはいくつか話を聞いた。出来るだけ牧場だという事を気にしないようにした。ここは乳用動物の牧場だったために感情を制御する事はまだ楽だった。

 ムルソーやヤギの話によると魔物は森から一直線にここに来て、一直線に去って行ったらしい。足跡もその事を物語っている。


 これ以上何かある場合は、協会に連絡してくれたらいいと牧場主に伝えた。


 その用事をすませ、劇場に戻り、夕食の支度が始まるまで適当に過ごしていた。

 レオの毛づくろいをしながら、裾が焦げたドレスを買い換えようかと考えた。

 ライアンは椅子に深く座って、合わせた手をもぞもぞと動かしては、時々止めて手のひらをじっと見ていた。しかし、手のひらをしっかり認識しているようではなく、その奥にある何かを見ているようだった。


 ドレスは高額なため、焦げた部分は裁縫の得意なマリーに切り取ってもらおうと結論が出た。

 レオの頭を撫でながら日記を書いて、何があったか詳細に思い出そうとしたが、困難だった。魔物が突然現れた事、闇黒師の男の子の事、それから女の子をかばって身体が槍で貫かれた事…………。痛みで意識が朦朧としてその後はほとんど覚えていない。右半身が引き裂かれそうな苦痛は現実だったのだろうか? 温かな光を見ていたのは夢の中だっただろうか?


 ソラは癒者サナーラティオーと言われ、心の中に何かモヤモヤしたものをためていた。癒者なんて学校在学中でもあまり聞いた事がない。癒術を専攻していたわけではなかったので、選択科目も接点のないものばかりだった。だから、癒者というのは歴史の授業でほんの少し触れたぐらいだった。何なのかは大体予想がついているが。

 癒術はそれなりに使えたが、癒力を自らの身体で使うとは到底考えられなかった。いきなり自分には合っていないと思っているスカートを渡されたみたいに。


 何より死にかけて、それを開花させるなんて、何とも皮肉なものだ。





 

 集会当日。

 アラトリア一座の大きな車は座員全員を乗せ、インリスに向かって走っていた。舗装されていない道だったが、車を持つ者はよく使う道だ。右のほうにはかなり高い山が見える。真っ青の空に緑の山がよく生える。左側の雲の上では緑の鳥たちが遊んでいる。


 集会は世界中に散らばってる魔断志師にとって重要だ。細かな情報を共有出来るし、お互いの技術の向上も見せ合える。何より任務に出て普段は会えないため、月に一度の集会の時で友に会う事が多い。

 ソラは本部の集会で、リヤ・ジェンナに聞く事を考えた。ビリアの姪っ子で魔断協会本部所属の癒術師だ。その力量は指折りで、癒術の事ならリヤだと誰もが言うだろう。叔母のビリアも鼻高々だった。もしかしたら、癒者の事も知っているかもしれない。



「もうすぐだよ」


 ビリアが二段ベッドをのぞくと、すでに起きていたソラが挨拶する。

 母も癒者サナーラティオーだが、その事を多く話さないために夜中ずっと考えていて、ソラはほとんど眠れなかった。


「はい。おはようございます」


 ソラは髪をとかしていた。日は昇り始め、座員はほとんど起きていたのに、ライアンとレオははまだ寝ていた。


「おーきーろー」


 レオはすんなり起きたが、ライアンが相変わらず起きない。

 魔気の処理は楽だが、牧場が広すぎて侵入した箇所をなかなか見つけられなかったらしく広範囲を歩き回り、疲れているのだろう。それに加え、車の揺れ具合が気持ちいいらしい。


「起きろっ!」


 ソラは二段ベッドの上段から逆さに頭を出し、枕でライアンを殴りつける。


「本部行く日なんだから」


「……俺行きたくねぇ」


 ソラが鏡で車窓から差し込む光をライアンの顔に向かって反射させてると。一家に一人はいそうな寝坊助のように枕で太陽の光を遮断した。


「行くの! 集会があるんだから!」


 ソラに文字通り叩き起こされ、渋々起きたライアンは寝癖のついた髪のガシガシと掻いた。


『ねぇ、ソラ? ……背中の傷は癒えてないんだね……』


「何?」


 レオに背を向け、服を着替えているソラは背中に手を当てる。傷の痕に触れば滑らかにデコボコしていてわかった。


「いいよ。これくらい」


 ソラは何かを懐かしむような笑顔をレオに向けると、パジャマを畳み、トランクに詰めた。この仕事で傷の事など一々気にしてはいられない。が、この傷は思い出でもあった。


 車の中は一つの家のようで、小さな寝室が自室となっている。車の後部にはキッチンがあり、そこの小さなテーブルで朝食をとる。


「本部までどうする? いつも通りか?」


 ソラがリリーピリーのジャムを塗ったトーストを食べていると、車の各場所につながっている連絡用パイプから声が聞こえた。


「いつも通りで。レオで行くので」


「だったら、丘で停まるか」



 数分して、車は蒸気を上げ、ガチャンと音がして停止した。椅子やテーブルが跳ね上がって、朝食が皿から飛びだしそうになる。寝ぼけ眼だったライアンはフォークを額に突き刺そうになり、目がはっきり覚めた。

 サラダを胃に詰め込み、ソラはいったん自室に戻った。

 通信機の三日月のチャームがかかったペンダントを首にかけながら、ソラは身支度を進めた。制服のコートは暑いからトランクの中に詰め込み、キャスケット帽は髪を纏めてから被った。

 少し重くなったトランクを車のドアまで持っていく。ドアの外で待っていた団長に荷物を下ろしてもらう。


「待っててもいいんだがな……」


 戸惑ってソラはあいまいに笑った。兼業しているうえにさらに迷惑をかけるわけにはいかない。


「何かあればちゃんと連絡しますから」


「そうだな。じゃあ、また数日後だな」


 レオを抱きかかえ、車から降りた。続いてライアンも降りた。

 ここはちょうどいい丘だった。弱くない程度に風が吹いていて、レオがすぐに上昇気流を見つけるだろう。


 ソラは団長と座員と一時の別れを告げると、レオの首輪を外した。大きくなったレオの胴にトランクを縛り付け、二人はレオの背中にまたがった。翼を広げ、地を力強く蹴り、レオは空高く上昇する。


『風、気持ちいい!』


 久しぶりに大空を飛び、風を体中に感じるのが気持ちいいらしく、空を翔るのに相応しい雲のような純白の翼を羽ばたかせてレオは歓声を上げていた。

 レオが純白の翼を羽ばたかせれば筋肉が躍動するのがよくわかる。鋼のように硬くなったり軟らかくなったりと筋肉が繰り返していた。


 歓喜のあまり夢中で飛んでいた所為かレオは雲の中に入ってしまい、ソラたちには方向がわからなかったが、レオ自身にはどこに向かっているのかちゃんとわかっていた。


 レオが飛ぶ高度は平均して1000クディ、今は600クディぐらいだろう。眼下に広がるのは小さな山や町。普通なら肝を冷やすが、ソラにもレオにとっても何時間でも飛び続けたいと思うほどとても気持ちがいい。

 レオが感じる空を翔る気持ちよさと、ソラが感じる空を飛ぶ気持ちよさはどこか違う。空を翔るのが生きる事一部と、空を飛ぶのが娯楽のように。どこか似ていてどこかが違う。


 雲の上は寒いが、風はほとんどなかった。雲より高い高度でも酸素濃度は地上とほんの少し違うくらいで大差はない。魔力の影響らしいが、ほとんどわかっていない。


 数分も飛んでいると、レオが口を開いた。

 だが、ソラは風を切る音でレオの声がまったく聞こえなかった。


『……つ………する!』


 もう一度言ってみたが、風の音には負けてしまった。


(三つ、魔気がする!)


 風の音で聞こえないのでレオは心でソラに伝えてきた。突然の事で驚いたソラは地上へ真っ逆さまに落ちそうだった。


「ど、どっちの方向?」


(前から来ている……けど、向こうは気付いてない)


 レオのほうが確実に聴力はよく、ソラの声が聞き取れていた。

 目の前は雲しかなかった。上空の天候は悪いらしく、灰色の雲の中、霧吹きで水を吹き付けられているようだ。


 魔封師フィガティアは魔物の魔気を感知出来る。力量の差はあれども、魔物に関してはどんな魔気でも感知出来る。魔獣の魔封師は、嗅覚や聴覚と同じように魔気も人間より敏感に感知出来た。

 魔物も人間たちを感知出来るが、級がそれほど高くない場合はあまり出来ない。


「レオ、いったん下降して!」


(わかったよ)


 数十メートルも飛ぶと、上空の雲の中に黒い塊が見えた。レオがその周りを旋回する。ソラもレオも魔物の魔気を感知出来た。あまり高い級ではないらしく、こちらに気づいていない。


 ソラが封印のリボンを解こうとするとその手をライアンが止めた。ライアンはホルスターから「銀鷲」を取り出し、影に狙いを定める。迷うことなく三発撃った。魔物は小さな悲鳴を上げ、灰となった。


「こんなとこまで魔物は来る?」


「来ないな」


 劇場を突き破ってきた魔物とは違う一つ下の級の魔物だ。

 分厚い雲を抜ければ、山脈が見えた。魔物はどこにもおらず、レオも感知しない。あの数体の魔物以外にはいないようだ。


「そうだよね。やっぱ最近変だよ……」


 普段は森や洞窟などにいて、無理に街に入る事も上空で徘徊する事もない。何かが変わってきてるのだ。


「俺も薄々感じていた。下級がここまで来ることねぇし……街で遭遇した時も」


「そうだよね。ウィルキーさんなら何か知っているかも」


 やっぱり連絡を取った時に聞けばよかったと少し後悔した。懐中時計で時間を確認したソラは何か理由ははっきりとしないものの違和感を感じていた。


「レオ、スピード上げて!」


 レオは返事の代わりに咆哮した。さっきよりも速いスピードで飛ぶとすぐに雲に入り、また抜けた。



 町外れの小さな納屋の前にレオは降り立った。おんぼろで誰も寄らないような納屋には魔断協会本部に繋がる「扉」がある。

 扉といっても直接つながっておらず、中には小さな空間があり、その中のワープタイルでさらに移動する。世界各地にその「扉」が数百個点在しており、本部の場所が特定されないようになっている。本部の正確な場所は一部の関係者しか知らない。


 一般的にワープタイルと呼ばれる移動用の魔法円を、協会用に作られたものが「扉」と呼ばれている。


 ワープタイルは近年発達した移動手段で、魔王が猛威を振るった全盛期に、古い魔法円を復旧し、改良し、人々は逃げ去るために使った。より正確に安全に移動できるように何度も改良を加えられ、網状組織経路ネットワークは安全で侵入者を許さないまでに至った。


 「扉」は登録された魔力にのみ反応し、協会本部に対象者を瞬間移動させる。



 魔断協会は世界中に支部があり、ここインリスが本部になっている。本当のところ、インリスのとある場所に本部はある、と言われているが、噂の域を出ない。どの辺りかは知られていないがかなり昔からあるらしく、中に入れば不思議な感じがする。魔気でも魔力でもない不思議なものが。


 ソラたちの目の前にある納屋も「扉」があるだけで本部ではない。

 レオの腹にトランクを縛っていたベルトを外すと封印の首輪をつけ、元の大きさに戻した。ソラはレオを抱き上げ、頭に乗せる。いつもいるお気に入りの場所である。

 蝶番が外れそうなドアを開けると、埃っぽくて錆びたバケツとクワしかなかったがソラは中まで進んだ。何か見えないモワッとした膜のようなものを抜けると、隅の方――それでも全床面積の3分の2を占めている――に白い大理石で出来た大きな衣装ダンスが置いてあったのが目に入ってきた。いかにも重そうだ。

 幾何学模様が彫られた扉の右下には黒い硬石がある。デコボコではなく、斬ったように綺麗な平らだった。


 ソラは黒い石に手を置く。一瞬、ソラは魔力を少し吸い取られ、石はエメラルドグリーンに光った。光は黒い石から離れ、扉の白い大理石に移った。光が扉を包む。すると、扉はスーッと開いた。


 魔断志師、すなわち魔力が登録されている者でなければ、開ける事が出来ないが、ワープタイルで移動する事すら出来ない。

 二人と一匹が衣装ダンスの中に入ると狭いように思われる空間がぐっと広がった。大きな柱が並んでいて神殿のようだったが、アラトリア一座の車一台がやっと入れるか入れないかの大きさである。それでも衣装ダンスや納屋の大きさを優に超えていた。

 床には、青と緑の入り混じった石が床に円形に埋め込まれている。その円の真ん中で足を踏み鳴らすと太陽のように光った。落ちるような感覚と共に光に吸い取られ、瞬きが出来るか出来ないかの一瞬に浮遊感と共に同じような場所に出た。内側にある黒い硬石にもう一度手をつけるとメリナリアブルーに光った。


 扉を押し開き、一歩出るとまったく違う場所。ワープタイルのあったと衣装ダンス内と同じような、しかしさらに何倍も大きな柱が並んでいた。


 本部に到着だ。


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