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おやつ  作者: 文歩
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あったかい

しばらくして同じ道を優子と数人の女子が通った。



優子の瞳は地面に落ちている帽子を映す。



「これ、あいつの…」

優子が呟いた。



その言葉に彼女達は足を止める。



「今日駿くんと仲良かったよねー。優子ちゃんが駿くん好きなのにねー」

彼女達が優子に言う。



優子は黙って視点を帽子から遠退け、再び歩き始めた。




優子の視点が空に向いたとき、信号待ちをしていた沙織も空を見ていた。



いま、誘拐されている沙織だが、そのゆうかいという言葉を理解できていなかった。



「ようかい…」

沙織の頭の中には鬼太郎が踊っていた。



だがようかいの中にバイクようかいなどいたかな、と回想していた。

目がぐるぐるしそうなくらい猛スピードで走るバイクは、沙織の頭のぐるぐるを更に渦巻かせていく。



ただ、バイクようかい男にしがみついている沙織は懐かしさを感じているような気もした。


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