第63.5話 「遠い過去の話」(番外編)
こんにちは。輝宮藍衣と申します。ゴリゴリの偽名ですが、どうぞお許しください。
2024年11月1日より、こちらの『転生した僕は女神さまの体現者』を投稿させていただきました。完全に思い付きとノリで書いております。
タイトルから分かる通り、この物語は超王道の転生モノ(のイメージ)です。私自身が転生モノ、そしてバトルモノの物語が大好きで、自分だとこういうお話にしたいな、という欲望を極限まで詰め込める作品にしたいと思っています。
あらかじめ申し上げますと、小説を書いたことは一切ございません。学校での国語の評価も3~4の普通なので、言葉の表現がおかしいと思うことも、普段から小説を読む皆様にとって俗物になってしまうことは重々承知しております。
でも、どうしても書きたい!やってみたい!と私の好奇心が申しておりますため、どうか大目に見てやってください…。
あまり長くお話しするのもあれですので、まずは数話読んでいただければ嬉しいです。
私の妄想(こんなお話だったらいいな)を詰め込めるように頑張ります。(最初は1話なので何とも言えませんが…。)
これからを含めて面白いと思っていただけるように頑張りますので、どうかお願い致します!
追記:基本前書きはこの1話で書いたことのコピペです。ご了承ください…。
~ ”審判” 直後 亜空間内 王視点~
アル:「王、よろしかったのですか?」
何もない真っ白な亜空間。その先に通じる別世界を目指し歩を進める最中、家臣であるアルフォートがこんな問いを掛けてきた。
王:「…。何の話じゃ?」
アル:「もちろん、ラファエル殿への忠誠の件です。」
予測はしていたが案の定、彼の持ちだした話題は恩人 ラファエル・テイラーについてだった。
アル:「彼らに大恩が出来たのは事実です。我自身も深い感謝を抱いています。しかし貴殿ともあろうお方が、あそこまで人間に肩入れされるとは思いませんでしたので…。」
王:「よう言うのう、アルフォート。お主こそ、引いてはバスも彼に引導を渡したじゃろう?」
アル:「…。お気付きでしたか…。」
ワタシの返しにアルフォートが見せたのは動揺ではなく、腑に落ちたような納得だった。
猫:「ぎゃーご。」
彼の足元をトテトテと歩くバスも例外ではない。このイレギュラーな状況下でも、マイペースな様は普段と何ら遜色ない。
アル:「我らは決定に従ったのみです。他意はありません。ですが、王は違いますよね?何か特別な理由があると思ったのですが…。」
王:「…。」
付き合いの長さ故か、はたまたこちらの老いゆえか、彼はワタシの僅かな違和感を感じ取れるまでに成長してしまった。
正直話すべきか迷ったが、ワタシは真意を打ち明けることにした。
王:「…。成り行き、という理由付けも出来るが…。1番はやはり、あの方に似ておったからかのう。」
アル:「…?あの方、ですか…?」
王:「…。遠い過去の話になる。」
一瞬、記憶に遺る在りし日の記憶がワタシの脳内に去来する。
・・・
?:「はっ!あなた!素晴らしい魔力をお持ちね!」
若かりし頃、ワタシがあの地を訪れた際、その方とは出会った。特徴的な白髪に、底なしに明るい性格。まるで太陽のような女性。
木陰で隠れるように読書に勤しむワタシをあっさり見つけ、話しかけて来たのだ。
若王:「…。何か御用でしょうか?」
?:「さてさて~。ス・キ・ル・の・方・は~?(ススッ)」
しかしワタシの問い返しは彼女の耳には届いていない。お構いなしに目の前の空に指をなぞらせる。
?:「…!ほっほう?やはり強力な『スキル』をお持ちでしたか~!う~む、これはこれは!」
空を凝視したまま、女性は大げさに驚嘆する。恐らくは彼女らが開発した力によって、ワタシのスキルを把握しているのだろう。
若王:「…。あの、一体…」
?:「な、な、な、何と~!こんな『加護』まで~!?これは驚きです~!!」
若王:「…。」
自身の世界に入り浸っているのか、ワタシの話題のはずなのにワタシが参加できないという稀有な状況にワタシは陥っていた。
?:「やはり我々の管轄外は面白い『スキル』が豊富です!流石!大地の統率者と言われるだけありますね!これならば、地上に敵は居ないでしょう!」
若王:「…。別にワタシは力を使うつもりはありませんが。(ボソッ)」
?:「えっ!? これ程までに整ったステータスをお持ちで闘わないのですかっ!?」
すると、今度の彼女はワタシの台詞をしっかり聞き取った上で言葉を投げた。
独り言程度の呟きだったのだが…。耳が良いのか悪いのか分からないお人だ。
若王:「…。今し方おっしゃったでしょう。ワタシの『スキル』は強すぎるのです。地上で使えば周囲に齎す影響が大きい…。」
?:「魔力制御が甘いからでは?必要な分だけ魔力を調整すればどうにかなりそうですが。」
若王:「生憎、そんな高度な技術の持ち合わせはありません。出来ぬのなら、誰かを傷つけてしまうくらいならワタシは…。このままで良い…。」
そもそも、ワタシが持っている存在という事実を周囲の者は知りもしないはずだ。誰にも話したことが無かったし、話す気も無かったのだから。
しかしこの時は、話さなくても勝手に『スキル』などを把握されてしまっていた訳で。そのついでに話してみようと思った。思えてしまった。心の奥底に抱えた鬱憤を。
目上のお人だから?単に絡みが面倒くさかったから?理由は分からない。
ただこの方には話しても良いと、直感的にそう感じたのは今でもよく覚えている。
?:「ふ~む…。では!私めにお任せを!魔力制御は得意分野です!」
次の瞬間に彼女が口にしたのは情けや同情の言葉ではなく、ワタシに魔力制御を教授するという斜め上の発想だったのだから。
若王:「えっ!? いや、しかし…。」
当然、ワタシは困惑状態。とはいえ、『ではよろしくお願いします』とはならない。即座に、丁重にお断りさせて頂くつもりだったのだg…
?:「はいはいお座りになって~?
【LESSON1】(めちゃめちゃ美しい発音)」
若王:「れ、れっす…。え?」
なにぶん、断ることの出来なかったワタシは半ば強引に、魔力制御の授業を受ける羽目になった…。
・・・
王:「…。ラファエル君の放った魔力。その質が何故か、あの日ワタシに魔力制御のコツを教えてくださった方のソレと非常に近しいと感じた。だから何となく、あの子を気に掛けてやりとうなった。それだけじゃ。」
ワタシは詳細は語らず、短絡的に話を終えた。何もここで全てを打ち明けることもあるまい。
アル:「数千年前…。というと確か、王がまだ天空界に…」
王:「さてさて!そろそろ着く頃合いじゃな。皆は元気にやっとるかのう?」
余計なことを口走ろうとしたアルフォート。ワタシは容赦なく話の腰をへし折ると、前方へと視線を戻す。
アル:「…。しっかり誤魔化し入れましたね。」
王:「ほっほぉ!」
猫:「ぎゃーご。」
そんな会話を挟みながらワタシたちは、かつての民が待つあちらの世界へと足早に向かうのだった…。
続く…。
次回、本編に戻ります。裏クエストを無事にクリアしたラフ君たちはロックの鑑定屋に戻ります。何というか、きっとほっこりします。お楽しみに…。
それではまた次回の後書きでお会いしましょう!これからも『転生した僕は女神さまの体現者』をよろしくお願い致します…。
2026年3月7日 輝宮藍衣




