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転生した僕は女神さまの体現者  作者: 輝宮藍衣


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第63話 「使い魔」

こんにちは。輝宮藍衣と申します。ゴリゴリの偽名ですが、どうぞお許しください。


 2024年11月1日より、こちらの『転生した僕は女神さまの体現者』を投稿させていただきました。完全に思い付きとノリで書いております。


 タイトルから分かる通り、この物語は超王道の転生モノ(のイメージ)です。私自身が転生モノ、そしてバトルモノの物語が大好きで、自分だとこういうお話にしたいな、という欲望を極限まで詰め込める作品にしたいと思っています。


 あらかじめ申し上げますと、小説を書いたことは一切ございません。学校での国語の評価も3~4の普通なので、言葉の表現がおかしいと思うことも、普段から小説を読む皆様にとって俗物になってしまうことは重々承知しております。


 でも、どうしても書きたい!やってみたい!と私の好奇心が申しておりますため、どうか大目に見てやってください…。


 あまり長くお話しするのもあれですので、まずは数話読んでいただければ嬉しいです。


 私の妄想(こんなお話だったらいいな)を詰め込めるように頑張ります。(最初は1話なので何とも言えませんが…。)


 これからを含めて面白いと思っていただけるように頑張りますので、どうかお願い致します!


追記:基本前書きはこの1話で書いたことのコピペです。ご了承ください…。

〜3分前 水瓶の部屋 ラフ視点〜



サブリナ:「どーすればいいかねぇ。(ソッ)」


 サブリナは自身のオーラを静かに収め、一度石像(みずがめ)から手を離す。


僕:「(サブリナでもダメなのか…。)」


 その上部では僕、ラファエル・テイラーが石像にしがみ付いた状態を維持していた。


僕:「…。(チラッ)」


 そのまま身体を支えるブツの中へと視線を落とす。



挿絵(By みてみん)



チャプンッ



 石像の底にはサブリナの赤黒い魔力が底滓(そこり)として溜まっている。


 何度見ても敵キャラのような毒々しい色ですこと。


僕:「…。(少なくともサブリナにはまだ余力があった。にも関わらず、石像に魔力は3割程しかない…。)」


 魔力を見下ろしながら、僕は思考を巡らせる。


 彼女に余力があった以上、これ以上の魔力が必要になる訳でも無いだろう。途中で貯まらなくなる理由がない。


 なら、『これ以上は別のアクションが求められる』と考えるのが妥当だけど…。


僕:「…!あれ…。」


 持ち手を変えるべく少し動いた僕だったが、ここである事に気付く。


 それは石像の縁下。その内側には不規則且つ、浅めの溝が形成されていたのだ。溝は石像の内部全体に拡がっており、幾つもの円を描いたように複数の痕跡が残されている。


 王さまの言ってた例の厄災時の…だろうか?


僕:「(痕が残るほど強い魔力だったのか、もしくは瓶内で相当激しい動きがあったのか…。)」


 だとしたらここまで(おびただ)しい痕跡が残るレベルの動きって一体…?



・・・



司書?:「1つゥ!『B級ダンジョンで裏を探す事』」



・・・



僕:「…!(まさか…。)」


 不可解な凹みに、司書(仮)がわざわざ僕をここに来させた理由(わけ)、そして石像内で出来る動き…。


 分かった、と思う。全ての情報を統合した結果、僕にしか出来ない正解の形が…。


僕:「やってみるか。(パッ)」


 僕は素早く手を離して地面へと着地。そのまま石像の胴へと自身の手のひらを押し当てた。



ボウッ!



 手先に魔力を集中させれば、漏れ出るターコイズの光は滑るように石像の表面に現れる。


僕:「(この石像は魔力を糧に動く…。つまり魔力以外のモノは必要ない。)」


 ならば当然、石像内の溝も魔力が原因で出来たのだろう。


 あの溝は横向きに、流れるように痕が付いていた…。


僕:「(なら当時、魔力は石像内でグルグル回っていたんじゃないか?)」



 『加護』【魔力証明】


 “本懐(エセンシア)



僕:「(痕が残るまでに強く、高速で…!!)」



グンッ!!



 一瞬にして僕の魔力は()()として送り込まれる。



キュルッ、ルルルッ…!!



 呼応するように石像内に残留するサブリナの魔力も高速で回転、『()()』を始める!



キュルルルルッ…!!



 この循環によって貯まっていた魔力は石像内を駆け回る。


 まるでプロペラの様に、水瓶内に魔力が満ちている()()()()()()んじゃ…?



ガラ〜ン!ガラ〜ン!ガラ〜ン!



僕:「!?(やべっ、音っ…!)」


 すると部屋中…いや。この地下空間全体に突如響き渡る鐘声。予兆もなく鳴ったその音は、僕の罪悪感を一層搔き立てる。


一同:「「「「!?」」」」


 当然、そんな大音量が聞こえれば音の源には沢山の視線が突き刺さる。その先にいる者こそが…。



挿絵(By みてみん)



僕:「あっ…。」


 この僕だ。



ガラ〜ン!ガラ〜ン!ガラ〜ン!

シュウウン…シュウウン!



 たちまち部屋を包む七色の霞。それを軸として波動が円状に伝う。先程王さまから聞いた光景が今、確かに目の前で起こっている。


僕:「…。あっ、とぉ…。」


 しばしの沈黙のあと、僕はようやく言葉を絞り出した。


僕:「で、出来ちゃった❤️」



・・・



王:「ラファエル君ありがとうっ!本当にありがとうっ!!」



ブンッ!ブンッ!ブンッ!



 10分後。僕と王さまは腕が取れんばかりの固い握手を交わしていた。


王:「本当に何と礼を申したら良いか!」


アル:「貴殿には大きな借りが出来ましたね。」


 石像から溢れる七色の霞を背に佇む2人に対し、僕は少し遠慮がちに口を開く。


僕:「いやぁ、僕だけなら3割も魔力は貯まらなかったと思うしぃ…。サブリナが魔力を遺してくれたからこそですよ…。」


サブリナ:「あらっ、ウチを立ててくれてどーも。」


 しかし僕の遠慮に対する彼女の声色に宿るのは明らかに不服。


 まあ、自身に出来なかったことを5歳の僕がやってのけたのだ。心境的にはかなり複雑だろう…。


僕:「た、たまたまだって…。興味本位でやってみたら偶然出来ちゃった訳で…。」


 何とかフォローすべく言葉を探す僕。下手な言い訳でもいい!何か!言葉を!


 と、思っていたのだけど…。


サブリナ:「なーんて、冗談(じょーだん)!(笑)」



ポンッ!



僕:「…!」


 険しい表情から一変。サブリナは穏やかな笑みと共に僕の頭にポンと触れる。


サブリナ:「()()()ウチの見立ては正しかったよ。頑張ったね、()()?」


僕:「…。()()()()も膨大な魔力をありがと。」


 まるでこの展開を望んでいたかのような口ぶりのサブリナ。彼女の立場というものを少しでも気にした僕が馬鹿だったみたいだ。


 まさかとは思うけどこの人…。


王:「ところでラファエル君。君に何かお礼をしたいのじゃが…。」


 そんな会話の最中、王さまはしゃがれた声でこんな事を言い出した。


僕:「…!いや、気にしなくて良いですよ。ただのお節介ですし。」


 僕は彼の申し出を丁重に断る。言い方は悪くなるけど、王さまたちを助ければシステムとして報酬が得られるだろうしね。


王:「そうもいかん。ワタシに出来る事なら何だってしよう。何かないかね?」


 しかし王さまは納得しない。義理堅い人なのだろうが、裏返せばその性格は “頑固ちゃん” のようだ。


僕:「と言われてもぉ、今は思い付かないし…。今度会う時までに考えておきますから!」


王:「うむぅ…。しかし次に会える保証は…。」


 僕なりの妥協案を出してはみたが、やはり王さまから承諾の気配は皆無。


 話はただ水平線を辿るばかりでキリがない。


アル:「…。では、ラファエル殿。お礼になるかは分かりませんが、我から1つ提案があります。」


 すると、様子を見かねた家臣のアルフォートが割って入ってきた。


僕:「提案?」


アル:「はい。見たところ貴殿には、”パートナー” がいらっしゃいませんね?」


僕:「???」


 彼の口から出た ”パートナー” という言葉に思わず理解が遅れを取る。


 いわゆる、相棒ポジション的な話…?


僕:「それって…」


アラナ:「それなら私が居ますぅ!(バッ)」



ガシッ!



 すると、今の今まで大人しかったアラナがここぞとばかりに反応。僕の腕を引っ張り、自身の方へ抱き寄せる。


僕:「…。アラナさん?」


 唐突過ぎる対応に敬語になる僕を無視して、アラナは強めの口調で続ける。


アラナ:「ラフと一緒に闘えて!ラフに付いて行けるのは私だけです!なので!”ぱーとなー” は間に合ってますっ!!」


僕・王:「「…。」」


サブリナ:「(クスクス)」


 アラナの高らかな宣言は部屋を反響し、この場に居る者から語彙を奪い去った。


 聞こえるのは笑いを堪えるサブリナの息遣いのみ。


アラナ:「っ…!(ふんすっ!)」


 当の本人は『言ってやったぜ!』的な達成感に浸っており、この空気の変化に気付かない。


 それを打ち破ったのは、アルフォートの訂正だった。


アル:「…。我の言い方が悪かったですね…。“使い魔” と言うべきでした。」


アラナ:「へ。」


僕:「…!使い魔…。」


 ここでようやくアルフォートの言いたい事の全容がわかった。


 相棒は相棒でも、マスコットポジション的なそっちだった模様。


アラナ:「あ、えっと…。失礼(しちゅれい)しましてゃ…。///」



ススッ!



 アラナも瞬時にその意味を理解。たちまち顔を真っ赤に染め、そそくさと僕から距離を取った。


僕:「…。それで、アルフォートさん。使い魔って…。」


 閑話休題。そんなアラナを尻目に僕はアルフォートへと話を促す。


アル:「私たちはこれから別世界(むこう)へ旅立ちます。ですので貴殿さえ良ければ、我の ”使い魔” を継承したいのです。」


僕:「なるほど。」


 静かに語ったアルフォートの言葉をゆっくり心で反芻(はんすう)する。



挿絵(By みてみん)



 この人の ”使い魔” って確かあのネコ、だったよね?


 不愛想ではあるけど、よく見ればそこも可愛らしく見えるし。どちらかと言われれば僕はネコ派だ。断る理由もない。


僕:「確かにそういう存在がいたら何かと便利かも…?」


アル:「えぇ。()()()()、きっと役立つはずです。」


僕:「…?何で複数形…」


アラナ:「うおえっ…。」


 ふと感じた違和感の直後、突然アラナが聞いた事もないような呻めき声…?を発した。


 見れば彼女の視線は背後に釘付けとなっている。


僕:「…?(チラッ)」


 便乗するように同じ方向へと視線をズラせば、その発端は一瞬で察知できた。



挿絵(By みてみん)



赤サボ:「アッ、ミーゴ!」


サボ一同:「「「「「(バババババッ!!!!!)」」」」」


僕:「お前らかよっ!?」


 盛大にツッコミを入れる僕。


 振り返った先には何と驚き。あのサボテンたちこと ”バックダンサー部隊” が、部屋の入口でオリジナルポーズを構える姿があったのだ…!


アル:「彼らも貴殿らの事を気に入ったようですので、丁度良かったです。」


王:「実力も申し分ないしのう。この子らなら適任じゃ!」


僕・アラナ:「「は?」」


 勝手に押し進められる話し合いに思わずハモリを見せる僕とアラナ。


 ちょっと待てまさか…。こいつらが仲間になる流れか!?


赤サボ:「アミゴ…。(照)」


サボ一同:「「「「…。(照)」」」」


 表情が無いなりに、頬を紅潮させてデレるサボテンたち。真面目なのかふざけているのか、いずれにしても嫌がらせも良いとこr…



ガラ〜ン!ガラ〜ン!ガラ〜ン!



一同:「「「「「!!!」」」」」


 刹那、タイミングを計ったかのように鐘の音が再びここ一帯を支配する。



グワンッ



 前方へと視点を戻せば、七色に輝く霞が微かに揺れ動いていた。


サブリナ:「…。おじーちゃんたち。アレいつ閉じるかも分からないしそろそろ行った方がいんじゃない?(スッ)」


 サブリナが指差すのは、今も後ろで煌びやかな虹の光を放つ石像と霞。そこから波打つ余波が神秘的な光景を生み出している。


 ちょっと待ってくれよ。話はまだ終わってn…


アル:「王よ。サブリナ殿もこう言ってくれている訳ですし。」



シュウウン…シュウウン!



王:「…。分かった。行くとしよう、アルフォート。」


アル:「承知致しました。()()!」


猫:「ぎゃーご。」


 掛け声に反応する形で、彼の足元にはいつの間にか行儀良く座るネコの姿があった。


 おい、バス。お前が僕の使い魔になるんじゃ無いのk…


王:「では、さらばじゃ。お主らの事は未来永劫忘れる事はない。」


アル:「またお会いしましょう…。」


猫:「ぎゃーご。」


 そんな僕の葛藤は届く気配すら無い。煌びやかに輝く霞の前に立ち、こちらを振り返る御三方。


サブリナ:「おじーちゃんたちもねー?」


アラナ:「…。お元気で…。」


 サブリナは飄々とした態度で余裕のある笑み、アラナも困惑はあるが、何とか踏み止まってこの状況を受け入れている様子。


僕:「そりゃねぇぜ…。(ボソッ)」


 こちとら全てがキャパオーバー。まだ意志を持って受理したとは到底言えn…


王:「バックダンサー部隊!」


僕:「…。」


 抱える葛藤を悉く遮られ、完全なるフルシカトを喰らっている恩人(ぼく)を差し置いて王さまはサボテンたちへと叫ぶ。


王:「世話になった!お主らも達者でな!」


アル:「ラファエル殿を頼みましたよ!」


サボ一同:「「「「「…。」」」」」


 それを聞き受けたサボテンたちはと言うと…。


サボ一同:「「「「「(バババババッ!!!!!)」」」」」


 ご自慢のオリジナルポーズを返答とした…ように見えた。



挿絵(By みてみん)



 そのポーズを見届けた御三方も、再び入口へと向き直る。



シュウウン…シュウウン…



 部屋を照らす光が一層強まり、3人の渡航者をみるみる包み込み込んでいく…。



シュゥウウウ…シュウ…パキッ!



 と思えば!続くように鐘声は途切れ、霞の表面には亀裂が迸る。



パキッ!パキパキッ!



 次第に霞も欠片となって崩れ、周囲を覆うほどだった七色の輝きも失われた。


僕:「…。」


 まるで最初から何も無かったかのように。今はただ、隠れていた石像(みずがめ)が無として佇むのみ。



ブウンッ!



挿絵(By みてみん)



挿絵(By みてみん)



 本日何度目か。僕らの視界をウインドウ画面が支配する。



挿絵(By みてみん)



サブリナ:「お。珍し!ウチのレベルも上がってる。」



挿絵(By みてみん)



アラナ:「私、今回あんまり活躍出来なかったな…。」


 皆それぞれの感想と葛藤を抱える中、僕は強く思った。


僕:「(チラッ)」



挿絵(By みてみん)



サボ一同:「「「「「(バババババッ!!!!!)」」」」」


 この後どーしろってんだ、と。


続く…。

 珍しく5000字以内に1話書けました。奇跡だと思います。


 さぁ!何とまさか!あの苦戦を強いられた ”バックダンサー部隊” が仲間に…!?というハチャメチャ展開にまでやってきました。


 そうです。この『キリンの祭典編』(仮)というタイトルを引っ提げてここまでB級ダンジョンの話が長くなったのはこの展開を持ってきたからです。


 恐らく世界初だと思います。主人公が変態サボテン5体を使い魔にする物語は。


 ゆくゆくはビジュアルも少し改良を加えて完成させたいと思ってるんですよねー、あのサボテンたち。


 普段AI生成でイラストは作っていますが、なにぶん上手くいかず。とりあえずイメージしやすいように妥協で作っている節があるので。


 という話はさておき!この後の彼らの活躍に是非注目してくださいね!(案外かわいい奴らなので)


 そして次回!番外編です。本編行こうとしたんですけど、本編に書き忘れた内容をお送りします。お楽しみに。


 それではまた次回の後書きでお会いしましょう!これからも『転生した僕は女神さまの体現者』をよろしくお願い致します…。


2026年2月23日 輝宮藍衣

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