第51話 「遊び手」
こんにちは。輝宮藍衣と申します。ゴリゴリの偽名ですが、どうぞお許しください。
2024年11月1日より、こちらの『転生した僕は女神さまの体現者』を投稿させていただきました。完全に思い付きとノリで書いております。
タイトルから分かる通り、この物語は超王道の転生モノ(のイメージ)です。私自身が転生モノ、そしてバトルモノの物語が大好きで、自分だとこういうお話にしたいな、という欲望を極限まで詰め込める作品にしたいと思っています。
あらかじめ申し上げますと、小説を書いたことは一切ございません。学校での国語の評価も3~4の普通なので、言葉の表現がおかしいと思うことも、普段から小説を読む皆様にとって俗物になってしまうことは重々承知しております。
でも、どうしても書きたい!やってみたい!と私の好奇心が申しておりますため、どうか大目に見てやってください…。
あまり長くお話しするのもあれですので、まずは数話読んでいただければ嬉しいです。
私の妄想(こんなお話だったらいいな)を詰め込めるように頑張ります。(最初は1話なので何とも言えませんが…。)
これからを含めて面白いと思っていただけるように頑張りますので、どうかお願い致します!
追記:基本前書きはこの1話で書いたことのコピペです。ご了承ください…。
〜ヨコセヤ 診療所 ユーエンの病室〜
ガラガラッ!
父:「よっ!生きてるかユーエン?」
メグレス:「大丈夫…?」
時刻は午前10時頃。一行は、ヨコセヤの診療所へと足を運んでいた。
ユーエン:「何とか生きてるよー。」
ドアを開けた先には全身薄緑の服に身を包み、ところどころ疲労が垣間見えるユーエンの姿。
ユーエン:「ミアさんもわざわざすみません。ラフも。」
ヒョコッ!
ヒョコッ!
その言葉に反応するように、父さんの後ろから僕と母さんがひょっこり顔を見せる。
母:「行方不明って聞いていたから心配だったのよ…?」
僕:「無事で何より!」
そう言いながら僕たちは病室へと足を踏み入れ、ユーエンのベッドの近くに寄る。
ユーエン:「ありがとね。(ニコッ)」
ススッ
ユーエンは優しく微笑むと、近くまで来た僕の頬に優しく触れr…
ヒョイッ!
僕:「え。」
メグレス:「ユーエン、だめ…。」
一瞬、身体が持ち上がったかと思えば、後ろにいたメグレスが自身の方へと僕を引っ張っていた。
メグレス:「ラフは、私の…!」
ギュッ!
そのまま僕を抱き寄せると、彼女はリスのように頬を膨らませる。
ユーエン:「えー!僕もダメなの?ラフのほっぺ、触り心地最高だったのに!」
メグレス:「だーめ。私の抱き枕…!」
ギュッ!
言葉が強くなる毎に、抱擁力も上げるメグレス。
むにゅんっ
僕:「…。」
密着度も増すから色々、柔らかいのが当たる…。
母:「あらあら。(笑)」
父:「どこで張り合ってるんだよ…。」
そのやり取りに何故か嬉しそうな母さんと、対極的に苦笑いを浮かべる父さん。
何はともあれ。ユーエンが元気そうで本当に良かった。
僕:「あと、僕はメグレスのではn…」
ググッ!
僕:「ぐえっ…!?」
やばい!これ死ぬ!腕力と乳圧に潰される!
ユーエンの無事と引き換えに僕が窒息の危機!
ユーエン:「貸し出し!貸し出し制度はっ!?」
メグレス:「ない!私の、専売特許…!」
僕の取り合い?の筈なのに僕を他所に繰り広げられる口喧嘩。
僕:「ちょっ…!一旦離しt…」
メリメリッ!
僕:「あ…。(放心)」
頭蓋と、首の骨が軋む鮮明な音。
元気100%だった数秒前、楽しかったこの世界…。
ユーエン:「わかった!お金!レンタル料払うから!」
メグレス:「お金で、買えない、モノもある…!」
ビキビキビキッ!
僕:「(もう…無理…。)」
気付けば意識が途絶える一歩、前。
あぁ、ねむくなっt…
ンバァアアンッ!!
まさにその時。何が爆ぜたかのように、病室のドアが勢いよく開いた。
看護師:「くらぁ!!他の患者様の迷惑になるってんだ!お静かにしろぉぉ!!」
入ってきたのはこの診療所の看護師。その声量と口調は中々女性の出せるソレではないだろう。
一同:「「「「「すみませんっ!!」」」」」
その圧にビビった病室の全員が声を上げた。隊員が隊長に逆らえないのと同じシンパシーを感じる。
僕:「っ…た…。」
ガクッ!
メグレス:「あ。ラフ…。」
父:「おぉい!」
こうして。僕の尊い命は何とか繋がるも、その意識は闇へと落ちた…。
・・・
父:「容体はどうなんだ?」
10分後。何とか目覚めた僕は、ユーエンのお見舞いを続行していた。
ユーエン:「今はだいぶ落ち着いたよ。ここに来た時はかなり危なかったらしいけど。(笑)」
メグレス:「私のスキル、使う…?(スッ)」
メグレスが腕を捲り、スキルを発動しようとする。
しかし、ユーエンはそれを制止した。
ユーエン:「あと3日も休めば動けるようになるだろう、って先生も言ってたし大丈夫だよ。」
今更ながらこの世界にはスキルがある。故に、怪我はメグレスのような治癒術師が治すことが多い。
しかし、それはあくまで応急処置。この世界にも医療知識を持った人間は当然存在する。
メグレス:「そっか…。」
ユーエンの言葉を聞いた一同、胸を撫で下ろす。
かなり追い詰められてたらしいけど、この分なら大丈夫だろう。
メグレス:「ところで、お姉ちゃんは?ユーエンのこと、見てたよね…?」
そう言って室内をキョロキョロ見回すメグレス。
ここにユーエンを運び、
メラクも一応診察を受けて、
何とも無かったからユーエンの看病をしてる間に、
父さんとメグレスが一度家に来た。
って流れだったはずだ。
ユーエン:「あっと…。それならさっきあの人が来てそれで…。」
父:「あの人?」
ガラガラッ!
メラク:「ただい…あ!皆んな!」
ロック:「おぉ、少し離れている間に増えたな。」
再び開いた病室の扉。顔を見せたのは、何とも異質な組み合わせの2人。何というか…。
普段面識のない自分の知り合い同士が一緒にいたり、話したりするのを見るのちょっと面白い。
メグレス:「お姉ちゃん…!」
父:「ロックっ!?」
ロック:「よう、ケイレブ。ミアさんもご無沙汰です。」
母:「お、お久しぶりです。どうしてあなたがここに…?」
僕:「(あ。)」
そう言えば今回の一件、父さんと母さんはロックたちが関与していることは知らないよね?
2人の声色から動揺しているのが分かるし、これヤバいんじゃ…。
ロック:「元々ユーエンとは面識があったんですよ。診療所に運ばれたと聞いたので、その見舞いに。」
僕:「…!」
落ち着き払った態度で言葉を紡ぐロック。
何が凄いって、嘘では無いけど重要なことを堂々と隠し切ってるところ。
母:「な、なるほど。」
父:「そういうことですか。」
その言葉をあっさり飲み込んだ2人。
僕:「(チラッ)」
ユーエン・メラク:「「…。」」
メラクとユーエンを見てみれば、何やら絶妙な知らん顔をしている。もう手は回しているようだ。
ロックの参加がバレたら、芋づる式で僕の参加もバレるかもだし。流石ロック。
ロック:「ところで、ケイレブ。30分くらいラフを借りてもいいか?」
僕:「へ?」
ロックの対応の早さに感心していたのも束の間。僕に唐突なご指名が入る。
父:「え、えぇ。構いませんが…。」
ロック:「ミアさんもよろしいですか?」
母:「…?私も全然。」
ロック:「ありがとうございます。(スッ)」
シュンッ!!
ガシッ!
僕:「…。へ?(part2)」
気づけば僕の身体は、ロックに担がれる状態になっていた。
イメージとしては…お尻ぺんぺんを受ける前の子供みたいな?
メグレス:「…。あ、取られた…。」
一瞬遅れて自身の手元から僕が消えた事に気付かされるメグレス。
え、マジどうやったん?
ロック:「んじゃ!30分くらいで戻ります!」
父:「はぁ…。」
母:「ごゆっくり…?」
ロックの不明瞭な態度に状況が掴めない父さんと母さん。
無理無理!ごゆっくり出来ないって!恐怖よ!?
僕:「ちょっとロック!どういうことか説明をしt…!」
ガラガラッ!
バタンッ
僕が言い切る直前。
視界を遮るように、件の扉が目の前で閉じ切った…。
・・・
ガチャ!
ロック:「すまん、待たせた。」
トルマ:「…!ロック。」
僕:「…。どこここ。」
数分後。ロックに担がれたまま連れて来られたのは、診療所内の大きな一室。
見た感じ、応接間的な場所に見える。
僕:「こんな所勝手に入っていいの?僕ら完全に部外者じゃん。」
僕の心配をよそに、ロックは涼しい顔でこう言った。
ロック:「診療所の理事とトルマラスが知り合いなんだよ。話し合いがしたいって言ったら、この部屋を好きに使って良いそうだ。」
トルマ:「ここなら人に話を聞かれる心配もありませんしね。」
僕:「…。そーなんだ。」
今から聞かれたらマズイ内容をお話しするのか。ますます怖い。
僕:「で?その顔が広いトルさんはどこにいるん?」
一向に降ろしてくれないロックに若干ムカつきながらも、僕は問いを投げた。
ロック:「…。」
トルマ:「ラ、ラフ君?何を言って…?」
僕:「え。」
何、この僕が間違ってますみたいな雰囲気。そんな訳ないよね?
僕:「だってその人、トルさんじゃ無いじゃん。容姿はまんまだけど。」
僕は目の前のトルさんの姿をした人をジッと見ながら言葉を続ける。
トルマ:「っ…。」
思わず絶句するトルさんぽい人。辺りに何とも言えない沈黙が流れる。
ロック:「ふんっ。だから止めとけって言ったんだ。」
それを打ち破ったのは、ロックの「ふんっ」だった。
ちょっと安心するな、これ。
トルマ?:「…。バレないと思ったんだけどなー。流石、ロックのお墨付きってところかー。」
良かった合ってた!
トルさんじゃなかったその人の口調が軽いものになり、その声質も変化を見せる。
僕:「女の人だったんですね。」
トルマ?:「まーねー。それより何でわかったの?」
僕:「だって、魔力の流れ方が全然違いますもん。トルさんのソレとは完全に別物。」
最も、この気づき方が出来るのは【魔力証明】の加護を持っているから、そしてトルさんと戦った僕だからこそだけど。
トルマ?:「そーれは厳しいね。ウチが偽れるのは容姿、仕草、声だし。」
僕:「十分すごいですよ。魔力以外で他に違いあるかって言われたら分かりませんし。」
トルマ?:「それはどーも。(スッ)」
そう言いながら偽物は、自身の顔に手を掛けた。と思えば…!
ペリペリペリッ!
僕:「ぃ…!」
何と顔の表面がシールのようにペリペリ剥がれたのだ!怖っ!
いや、シールというより顔パックに近いか?
?:「ウチの演技も、まだまだ甘ーい!だね?(パチッ)」
剥がれたパックの内面から見えたのは、綺麗なお姉さんの顔だった。歳は、20代中頃かな。
しかも喋りながらロックに向けてウインクをかませる辺り、メンタルも強い。
ロック:「ラフが異常なだけだ。お前さんの演技は目を見張るものがある。誇れ。」
?:「おー。あの ”嘘つき殺し”からまさかの高評価。」
ロック:「客観的意見だっての。あと、その呼び方止めろ。」
?:「はいはーい。自称、引退済みだもんね?」
僕:「っ…。(ポカーン)」
完全に置いてけぼり状態の僕。これからどうすれば良い?
?:「…!あ、ごめんごめん!まだ名乗ってなかった!」
呆然とする僕にお姉さんは視線を合わせると、髪に手を掛ける。
ファサァ!
案の定、付けていたトルさんの髪はカツラ。それを取れば、深紅に染まる綺麗な赤髪が揺らめく。
サブリナ:「改めまして。ウチはサブリナ・センサー。コラーヂ大陸で俳優やってまーす。少年よろ!(パチッ)…」
赤髪の女性、サブリナはウインクに決めポーズを添え、そう言葉を締めた。
変装時とここまで印象って変えられるものなのか。
僕:「(にしても、クセ強い人出て来ちゃった…。)」
俳優…。それで演技ね。
本当に先程までトルさんを演じていた人と同一人物とは思えない。
僕:「…。ラファエル・テイラーです。よろしくサブリナ。」
サブリナ:「呼び捨て!?ウチお姉さんなんですけど!すごいんですけどー?」
僕:「えぇ…。」
憤慨する彼女に対して僕は思わず苦笑い。
何故かは分からないけどこの人を上に見たくない自分がいる。
【うるさい】【騒がしい】【やかましい】を全て足したらこの人になりそうだから。
僕:「すごいって、どの辺がですか?」
ロック:「”均衡”の1人だからな、こいつ。」
僕:「…。」
しかしサブリナが答える前にロックが口を挟んだ。
僕:「…。え?」
てか、とんでもないセリフがさらっと聞こ…え?
僕:「…。つまり?」
ロック:「…。トルマラスがグランデ大陸最強なら、こいつはコラーヂ大陸最強だな。間違いなく。」
僕:「…。(チラッ)」
サブリナ:「いえーい!(キランッ!)」
再びサブリナへ視線を戻せば、「ほらっ!すごいでしょ!」と言わんばかりの表情。
僕:「…。(チラッ)」
ロック:「…。(コクリ)」
僕:「…。」
あえて、あえて失礼を覚悟であえて言わせてもらう。
僕:「それこそ…。偽装であって欲しかった…!!」
・・・
トルさん:「またサブリナが好き勝手しましたか…。」
数分後、本物のトルさんもこの部屋に集まった現在。僕たちは部屋にあったソファにそれぞれ腰掛けていた。
トルマ:「ロック。貴方が一緒だったなら止められたでしょう…?」
お隣。己の変装で自由行動され、呆れた様子を浮かべる──
※ イメージ
”描き手” 【トルマラス・デ・エピロード】
ロック:「俺は最初に止めた。マネージャーに仕事丸投げして旅行に来る女に任せたお前さんが悪い。」
トルマ:「…。やはり連れて来たのは間違いでしたかね…。あの時偶然会わなければ…。」
ロック:「お前さんが悪い。」
正面。多分ここ数日の激務でもう疲れちゃってる──
※ イメージ
”嘘つき殺し” 【ロック・スタンレー】
サブリナ:「残念でしたー。グランデ大陸にはちゃんと目的持って来てますぅー。マネージャーには変装させてウチを演じて貰ってるだけですぅー。」
対角。結果として何も残念になっていない、残念な人──
※ イメージ
“遊び手” 【サブリナ・センサー】
※ トルマラスを待つ間に私服へ着替え済み
僕:「…。」
そんな大物3人に囲まれているこの状況を耐え抜いている、僕。感覚としては圧迫面接をしている気分だ。
後、シンプルに眠い…。
僕:「それで?僕に話って?」
しかしいつまでもこの空気に耐えられるほど僕は出来ていない。早々に話を切り出した。
サブリナ:「まー話って言っても、実は結構あるんだよねー。」
1個じゃ無いんかい。
トルマ:「最初はやはり、ロックのあの件ですか?」
ロック:「…。あぁ、悪いがそうさせて貰う。」
グイッ!
僕:「…!」
次の瞬間、ロックはグッとこちらに身を乗り出し、僕の眼前でこう口にした…。
ロック:「ラフ。そろそろ教えてもらおうか?お前さんのスキルについて…。」
続く…。
以上、51話を更新させて頂きました。輝宮藍衣と申します。いかがでしたか?
まずは投稿が遅れましたことを、お詫びいたします。理由の方は本当にしょーもなく、他の話を修整&執筆していたら時間が足りなくなったというモノです。
今回51話なんですが、51.5話の番外編の方を修正していてですね。「あ、今回番外編上げない事にしたんだった…。」というしょーもないミスのせいでございます。以後、気を付けます。
そして今回、番外編を上げるといっていたのに結局本編をあげるという予告放棄。そちらも面目ありません…。
という訳で、本日のお話でございます。
今回はユーエンのお見舞いにやってくるところからのスタートになりました。
前回の最後で全身筋肉痛になっていたラフ君ですが、偶然家を訪れていたメグレスの治癒スキルで見事に快気。普通に動ける程度にまで復活しています。
そして、肝心のユーエンの容体。何しろ3日間も軟禁状態にありました。ですが、命に別状はありません。
衰弱していたとはいえ、病院での治療によって既にある程度まで回復しています。
本文に解説もありましたが、メグレスのスキルはあくまでも応急処置。『身体の疲労やダメージを和らげる』が、趣旨のスキルですから、完全な回復には繋がりません。やはりそう言った事は、お医者さんを頼るのが1番です。
そして、ここが今回のメインパートになります。”偽装 トルマラス” の正体である、サブリナ・センサーです。
その素性はコラーヂ大陸の俳優、そして”均衡”(エクリビオ)の1人に数えられる、”遊び手” 。もうとんでもない人です。強さはそれこそトルマラスに匹敵するレベル。
見ての通りのおちゃらけた性格です。しかし彼女の本質は俳優、演技になるとその真価を発揮します。
高度な変装術に、変声術、そして類い稀なるその才覚。
一体何故サブリナはグランデ大陸にいるのか、どういうスキルを持っているのか、など。詳細は後々判明します。
そして私輝宮も、このサブリナお姉さま大好きです。特に容姿デザイン(イメージ)が。まあ、カッコ良い。
と、いった感じで終わろうと思います。内容薄かったかな?
次回、番外編です。今度こそ番外編です。ただし、本編の内容とも被ってきます。お楽しみに…。(来週は遅れないようにします。)
それではまた次回の後書きでお会いしましょう!これからも『転生した僕は女神さまの体現者』をよろしくお願い致します…。
2025年7月22日 輝宮藍衣




