裏第八章
俺はなぜか健太の所へ毎日通っていた
なぜか俺に懐いてくれる健太に嫌な気はしなかった
黒い煙はどうにかしたいが何も情報が掴めないでいた
「黒川さんは顔かっこいいんだからもっとハキハキ喋ったほうがいいよ、強気な態度でいくともっとかっこいいかも」
なんてアドバイスもくれるし褒めてもくれる
「あの煙さぁ死ぬ間際に来るなんて死神みたいだよね、黒い煙とかじゃなくて死神って呼ぼうよ」
なんて話もしていた
電話番号も交換した
親御さんにもあった
「こんな楽しそうな健太を見るのは久々で…ありがとうございます、いつでも会いにきてやってください」
嬉しそうな悲しそうな顔をしていた
通っている途中失敗をしでかした
白石さんが入院している病院という事
俺は病院の廊下ですれ違ってしまった
記憶がないと聞いたがあれからどうなってるのか知らない
だかまだ思い出してないのか黒いパーカーのフードを被っていたのでわからなかったのかスルーしていた
ホッとした
すれ違っただけだったが
顔色は良く元気そうだった
季節は春になり
もうすぐ兄ちゃんが死んで1ヶ月立とうとしていた
桜が蕾をだしている
いつものように俺は健太の病室に入ると
健太の周りには親御さん、お医者さん、看護師さんがベッドの周りにいた
焦ってベッドに行くと健太が呼吸器をつけて寝ていた
「いつも…ありがとうね黒川さん…健太はもう…」
泣きながら親御さんは言った
突然すぎて言葉が出なかった
すると黒い煙通称死神がやってきて健太の周りを囲い出した
俺はただ見ているだけしかできなかった
「く…くろか…わさん…」
朦朧としている健太が俺を呼んだ
どうした?俺は健太の声がしっかり聞こえる位置まで移動して話を聞いた
「しにがみ…きたね…おれいくね……こっからみたら…しにがみ…けむりじゃなかっ……」
健太!?
健太!?
俺は泣きながら叫んだ
死神が消え去った
健太が死んだ
俺に何を伝えようとしたのだろうか
次の日桜が咲いていた中庭にいた
つい癖で健太がいないにも関わらず来てしまった
携帯がなり、健太の親御さんから葬式が終わったと連絡がはいった、すごくすごくお礼を言われた
そんなお礼なんてと俺は思って健太を思いふと上を見ると俺を見ている人がいた
白石さんだ
目があった
やばい!
なぜかそう思い俺はその場を立ち去った。
思い出したのか?
なんで俺を見てたんだ
理由があるのか?
聞いてみてもいいのだろうか
など考えたが
俺は意を決して聞くことにした。




