裏第六章
その帰りだった
チラッと見えた病室から黒い煙が見えた
俺はすぐさま駆け寄って見ると、老人が眠ったいた
そしてその周りに黒い煙が渦を作っていた
あの時と同じだ!
俺は煙を掴もうとしたがそもそも煙は掴めないので無意味な行動だった
何かないかと周りを探すと花を飾っている花瓶があった
その中の花と水を床にばら撒き花瓶の中に煙を入れようとした
少しは入ったがやはり意味はなかった
何もできないまま黒い煙は消え去った
何も抗えないのかと悔しさでいっぱいのなか
俺はその場所を後にした
そうか
ここは病院だから
亡くなる人が多いんだ
黒い煙を見るチャンスはいくらでもある!
俺はその日から毎日病院に行くことにした
中庭はちょうどいい病室に黒い煙が入るのが見える位置だ
目立たないようにパーカーのフードをかぶっておこう
それから黒い煙を見つけては
そこの場所に向かって色々な方法を試した
お経を唱えたり掃除機で吸ってみたり
当然怒られた事もあった
俺はあの黒い煙を死神と呼ぶことにした
ある日また黒い煙を見つけたので病室に向かうと
死神に命を取られそうな人と
他の患者さんだろうか背丈からして子供っぽい、点滴を待ちベッドに横たわっている人を見ていた
これでは何も試せないそう思っていると
点滴を持っている子供っぽい人が呟いた
「俺もこの煙に連れて行かれるのかな…」
もしかしてあの子見えているのか!?
ねぇ…と俺は声をかけてみた




