表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
桜の下の死神  作者: サコ
12/18

裏第三章

この女の人を連れて行くのか!?


不安がよぎる


母親らしき人は心配して声をかけ続けていた


「美波!?どうしたの!?美波??」


俺は黒い煙が気になるが

誰か呼んできます!とその場を離れ

近くにいた看護師さんに声をかけ急いで戻った


黒い煙が倒れている女性を包んでいた


この人までも連れて行くのか!?


この人が兄ちゃんの言ってたみなみさんなら俺は頼むって言われてたのにと

怒りと絶望感が襲ってきた


暗い煙が倒れている人から離れて消えていった


俺は倒れている人に駆け寄った、息をしているのが確認できた


ん?なんだったんだあの煙は?と思っていたら


手に血がついていた


よく見ると倒れている人の周りに血溜まりができていた


えっえっ


何事だ


母親らしき人が泣いている


看護師さんと医者がやってきてストレッチャーに乗せて連れて行った


俺は呆然と立ち尽くしていた


すると母親らしき人が泣きながら言った


「うっ…うう…あの子のお腹には子供がいて…」


子供??


妊娠をしていたのか??


兄ちゃんの子供なのか!?


あの血はあれもしかして黒い煙はお腹の子供を連れていったのか!?


ふざけるな!?


どうしてだ!?


兄ちゃんが何をしたんだ!?


何もできない苛立ち、守れない悲しみ

抑えきれない感情が今にも出てきそうだって


看護師さんが母親らしき人を呼び連れて行った


俺は決意をするあの倒れていた女性…みなみさんを必ず守る


大切なものを奪った黒い煙を許さない


霊安室に残された兄の遺体と血溜まりが俺を奮い立たせた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ