20話
ゼノ「ベイカーが一撃で負けるとは…」
あまりにも一瞬のことすぎて訳がわからなくなる。
他の支部の人間もやはり兵器か…。
ベイカーが運ばれていくのを横目に階段を降りていく。
控え部屋と書かれたところに入ろうとすると他の人とすれ違う。
「どうも」
ゼノ「どうも」
部屋に入りゆっくりする。
ゼノ「持っていた武器はわからなかったが…油断はできないな」
呼ばれるのを待つ。
―
『今度も瞬殺だぁー!もっと楽しませてくれる人たちはいないのかぁ!』
ゼノ「きたか…」
扉をあけ、出ていく。指示される通りに道を進む。
『福島支部のゼノVS北海道支部の黒丸!』
ゼノ「さっきと顔が違うようだが」
黒丸「兵器が同じような顔をしていたら危ないだろう」
ゼノ「まぁ…いいが、武器はなくて良いのか」
黒丸「素手、とは言っても籠手だがこれで相手させてもらおう」
ゼノ「アリシアといい変わったスタイルだな」
黒丸「そんな変わったスタイルに負けないように」
ゼノ「精々頑張らせてもらうさ」
『好青年同士の戦いです!それではスタートぉー!』
消えた。
無意識にガードを固める。
直後後頭部を回し踵で蹴られる。
いきなりの衝撃に体がふらつく。双剣を床に突き立て、ギリギリ耐える。
黒丸「ほう。意外と頑丈だな」
ゼノ「いきなり蹴り入れるなんて良い根性しているな」
黒丸「武器は籠手だが、蹴りを使わないとは一言も言ってないぞ」
ゼノ「違いない」
ふらつく体を起こし、黒丸をみる。
また消えた。
気配を探る。
ゼノ「また後!」剣を後ろに構える。
黒丸「残念外れ」横腹に重たい一撃を喰らう。




