表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Lost of Eden  作者: はりまる
16/26

16話

ベイカー「やっと起きやがったか」


聞き慣れた声が心に響く。どうやら二人とも無事…ではなかったようだ。


ゼノ「どうしたんだ二人とも」


ベイカーは腕を吊り、レインは頭に包帯を巻いている。


ベイカー「起きたらこんな感じだよ。レインは比較的軽症だったみたいだけどな」


レイン「大丈夫?」


ゼノ「ああ、なんとかな」


ベイカー「それよりここの飯食ってみろよ。めっちゃ美味いぞ」


ゼノ「マジか」



ゼノ「確かに美味いな」


ベイカー「だろう?」


ゼノ「それにしても…覚えているか?」


ベイカー「何のことだ?」


ゼノ「五頭の怪物だよ」


ベイカー「ああ…」


レイン「…」


ゼノ「あんなのに手も足も出なかった」


ベイカー「実は余波で二人とも気を失っていたんだ。俺は背を、レインは頭を打って記憶が曖昧なんだ」


ゼノ「そうなのか…」


レイン「ごめん」


ゼノ「しょうがないさ」


ベイカー「グローさんに話を聞いたからある程度は把握しているが、五頭は無理だっただろうな。三頭でも

あんなザマだったからな…」


『…』


「あれ、ゼノくんかい?」


ゼノ「グローさん…?」


グロー「いやー、起きないって聞いたからびっくりしたよー。死んじゃったかと思ったじゃないか!あは

は」


ゼノ「縁起でもない…」


グロー「嘘じゃないよ。五頭を超えると特殊個体が生まれる。毒を生成したり、炎を吐いたりなんてね」


ベイカー「嘘じゃなかったんだな」


グロー「普段見ることはないだろうからね。二頭三頭なんて可愛いもんさ。一頭に比べてね」


ゼノ「一頭…?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ