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Lost of Eden  作者: はりまる
15/26

15話

ゼノ「ここは…」


「やっと起きたかい?いい男が気絶なんてね」


ゼノ「おばさ…お姉さんはどちら様?」一瞬殺気を感じた。


「ここは東京本部の治療室。ずいぶんとやられちゃったようだね。ゼノくん」


ゼノ「どうして名前を…」


「あら?知らないの?あんたたちの目には機械が仕込まれているのよ。それを見ればどこで生まれたのか、

どういう人間なのか全てデータベースに載っているの」


ゼノ「個人情報は保護されてないのか」


「君たちは人であり、人でないからね」


ゼノ「個人ではないと」


「そうなるのかね。私に文句言わないでくれよ。上の人間どもが始めたんだからな」


ゼノ「それでレインとベイカーは…」


「ああ、そこたちならもう外出ちゃったよ。今ここにいるのはゼノくんだけ」


ゼノ「全く、待っててくれなかったのかよ」


「そりゃ1日まるまる眠っていたらねぇ」


ゼノ「1日!?」


「それじゃ元気になったら出てくれるかい?やっと私も休める」


ゼノ「すまないな」


「これから来なきゃ問題ないよ」


ゼノ「二人がどこに行ったのか知っているか?」


「さぁ?助けてもらったからとか言ってたけど」


ゼノ「拳岩のグロー…か」


「グローなら今どき食堂じゃないかねぇ」


ゼノ「わかった、世話になった」


「そうだねぇ、もう来るんじゃないよ」


ゼノ「あんまり来たくはないな」



ゼノ「俺たちの支部の10倍以上か…ここがどのへんかわからねぇ」


「ねぇ、きみ、だれ?」


ゼノ「あ、君はここの人?外から来たんだけど」


「そう、うち、ここ、ひと」


ゼノ「食堂はどこにある?」


「おし、える、きて」


ゼノ「ああ、ありがとう」


言葉が途切れ途切れで聞きづらい女の子の後ろについていく。


それにしてもこんな小さい子まで兵器なのか…。


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