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【動物と人間の絆物語】

【家の中の猟犬。】

作者: 有馬波瑠海

こんにちわ!有馬波瑠海(ありまはるか)です!


普段は、長編連載小説【時雨の里】を書いています。(*´-`)


今回は、短編小説の第二回目です。


前回は、スズメが主人公でしたが、今回もまた、人間ではありません。笑


スズメの話と違って、最後まで、ほのぼのと、ほっこりするような話になりました。(。-人-。)




【オススメ作品】


◯長編連載◯

【時雨の里】

https://ncode.syosetu.com/n5101gr/



◯短編小説◯

【おいらは、スズメ。え、名前?そんなのないない。】

https://ncode.syosetu.com/n1223gs/



 

俺は、猟犬。名前は、小次郎。


えっ、何?犬種?


チワワだけど、何か?


今日のターゲットは、お父さんの靴下だ。


え?なんだよ?うるさいなぁー。


お父さんの会社帰りの洗ってない靴下なんて、やめておけ?


何、言ってんだよ。あの臭いが良いんじゃないか。もう、ビリビリに引き裂いて、修復不能なまでにギタンギタンにするのが、俺の役目だ。今日も、玄関にやつを待ち伏せして、早30分、、、。ターゲットが来るまで、3...2....1....


    ・・・ピンポーン・・・




 よし、父さんがチャイムを鳴らす会社から帰って来たんだ。お母さんが、やって来て、ドアを開ける。



     ・・・ガチャ・・・




 ドアが開き、父ちゃんが靴を脱いだ瞬間、俺はクラウチングスタートで、獲物にかぶりつく。



    ガルゥ!ガルゥルル!!!!!

  ガブッガブッ!!ビリビリビリビリー!


うわー!や、やめろう!!!!父ちゃんが、叫んだ!ふん!だが、そんなこと知ったものか!!!もう片方も、おりゃあ!


  ビリビリビリー!!!!!ビィーリィッ!


もう!小次郎!これじゃあ、もう靴下使えないじゃない!!!!!母さんが、怒る。


     クンクーン。きゅーーーーん!


母さんの手には、無惨な姿へと変貌した、香ばしい香りのする靴下の残骸達(ざんがいたち)、、、。


     クンクーン。きゅーーーーん!


俺はこれでもかってくらい、まぁるい瞳を輝かせて、上目使いをする。


もう、しょうがないわねと、母さんは俺を撫でると、靴下をゴミ箱へ捨てに行ってしまう。



玄関に残されたのは、俺と父ちゃんだけ。母さんがいなくなったのを見て、父さんは、おいらに言う。








よくやった。小次郎。


あの靴下(くつした)もう古くてなぁー。何回も母さんが糸で縫いまくってたんだよ。母さん、物を捨てられないタイプの人だから、、、。だから、いつも会社に履いていく度に、からかわれてたんだ。せっかく縫ってくれてるから、俺からは、言いにくいし、、、。小次郎、よくやった!今度はパンツを頼むぞ!父ちゃんは、悪そうに笑う。



       ワン!!! 



 





 

     俺は、任務を完遂した。





      任務完了これにて完結

チワワって、なんか可愛いですよね!(*´-`)ノ





有馬波瑠海の作品集。もしよろしければ、こちらもどうぞ!(*´-`)


◯短編小説◯

【https://ncode.syosetu.com/n1223gs/】



◯長編連載小説◯ 

【時雨の里】

https://ncode.syosetu.com/n5101gr/


【七世と森の少年】

 https://ncode.syosetu.com/n1320gs/

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