王立魔法武術学園
第二章・王立魔法武術学園
ブオオオオオォォォォン!
ブン ブン ヴォオオオォォォン!
この音で目を覚ました僕は庭へ移動すると兄さんが剣の素振りをしていた。
兄さんは、僕が行方不明になった夜にもうこんな事が起きないように自分が強くなるって
誓ったらしい。
誓った頃から毎朝素振りは欠かさずやってるらしい。
そういう努力をしてから兄さんは剣術や魔法にも長けた人になり学園では、肩書で呼ばれる事も多いとか。その肩書は教えてくれなかったけど。
僕は剣術に興味があったから「あっ。兄さん。僕に剣術教えて。」って言ってみたものの、
「俺が通う学園に入学出来たらな。」と返されてしまった。
僕はこの時「兄さんと同じ学園に絶対入学するんだ」と誓った。
朝食時。
「父さん。母さん。兄さんと同じ学園に入学したいです。」
しばらく間がありその後母さんが口を開く。
「ルナリオス。ラファルの通う学園は王立だからまだ魔法や武術が出来なくても、
ラファルぐらい頭が良くないと入学出来ないのよ。どうしても入りたいなら、
ラファルに勉強見てもらいなさい。」
「じゃあ入れるなら入ってもいいって事?。」
「ええ。」
「よし!。」
僕はこの日から朝から夕方まで王立図書館で勉強し、夕方から兄さんと勉強を毎日行った
結果見事、筆記試験満点をとった。
「兄さん。満点とったよ。だから剣術教えて。」
「よし。いいだろう。」
僕はこの日から兄さんと剣術を学園入学式前日の夜まで磨き、
兄さんと同等の強さを手に入れた。
ここでふと思い出した竜王様の言葉があったそれは、
「竜の恩恵を正しく扱ったことでルナリオスの身体能力は人の限界の数百倍まで上げることが出来るようになり、超活性化すると自身ステータスを最大7乗までできる。」と。
入学初日
僕は指定された教室、指定された席に付くと他の人たちも同じ行動をとった。
しばらくすると先生が教室に入ってきて言った。
「今日はみんなで自己紹介して終わりだ。じゃあ最初、ルナリオスからだ。」
「ルナリオス・エルです。撃ってみたい魔法はヘル・フレイム。と、
デス・インフェルノ。と、エリクサー・アルターキュアです。
よろしくお願いします。」と言い、僕は椅子に座る。
少し間が空いてからみんなが拍手する。
少し間があったのはみんなの知らない魔法名を言ったからだろう。
その後も順調に自己紹介は終わっていき、僕らのクラスが最初に終わったみたいだ。
隣のクラスも終わってほとんどの人が教室から出てきたがみんなの足は校門に向いてない様
だった。どこに向いてるか推測すると(決闘場か。でもなぜだ?。)
僕も決闘場に足を運んだ。