冒険者
第五章・冒険者
エルフェルノに見送られ僕らはギルドに向かった。
ギルドに入った僕らは受付に向かう。
僕は受付の人に言った。
「あのー。僕たち冒険者になりたいんですけど。」
すると、
「学園生徒ですか?」
と返してくる。
[学園生徒じゃないとなれないんですか?。」
「ええ。あなたの様な子供は無理ね。私を圧倒出来たなら、
冒険者になってもいいわ。」
「やりましょう。その言葉絶対ですよ。」
「私に二言は無いわ。表に出なさい。簡単に決闘をしよう。」
と言い、剣を持ち表に出る職員。
僕は空間魔法で聖鳳剣「エクスレクイエム」を取り出し、
そのまま職員のあとに続き表に出る。
ギルドを出るとそこは、すごい人だかりになっていてあっという間に、
僕と職員を囲んでいた。
「君。剣を抜きなさい。」
と職員は言いながら抜剣する。
僕も鞘から「エクスレクイエム」を引き抜き右手に持って構える。
決闘は急に始まる。
相手は「ブースト」で距離を詰めるが僕にはゆっくりと見えていた。
なぜなら僕は「ブースト」の4つ上の派生「フルスピード」を使っていたからである。
「フルスピード」を使った僕は相手の右側に付き左肘を相手の背に打ち付けた。
これで決闘は終わり、相手は気絶、見ていた者達からは拍手が起こった。
「兄さん。僕、剣抜く必要はなかったね。」
「ああ。そうだな。」
僕たちはギルドに戻り、冒険者の手続きを終えた。
僕らのランクは青だった。通常は最初、赤からなのだが僕がギルド職員と決闘し相手を
気絶させたことで青ランクからになった。
「兄さん。初クエストはどれにする?。」
「そうだな。こんなのはどうだ。」
兄さんが選んだクエストは【魔狼を15頭討伐】だった。
「いいね。肩慣らしにはなるだろう。兄さんこのクエスト受注してくるよ。」
受注はすぐに終わり。兄さんと森へ入る。
「ルナリオス。俺が探知スキルで見つけるよ。」
「ホント。助かる。ありがとう、兄さん。」
ラファルは魔煌力を周囲に流し、目を瞑る。
「ルナリオス。正面、5キロ先に魔狼発見、数が異常に多い50頭は確認したがその周辺にも居る。用心して行こう。」
「うん。兄さん。」
僕は決闘が終わっても身につけていた聖鳳剣「エクスレクイエム」を抜剣し
「フルスピード」の派生「竜速」を使い、魔狼の前まで移動しその速度で目の前の魔狼の首
を薙いでいく。周辺に居た魔狼も血の匂いを嗅ぎつけたり仲間の叫びを聞いて増えていく、
だがそれも上回るペースでルナリオスは魔狼の首薙いでいく。
約1分で200頭の魔狼を殺めた。
辺りは赤紫の血で染まっていた勿論、剣や衣服、顔まで血で汚れていた。
しばらく休んでいると兄さんがやっと追いついたらしく息が上がっていた。
「はぁ、、もう片付けたのか、早いな。川で顔を洗ってこい、、その後に
魔狼の死体を回収するぞ。」
「はい。兄さん。」
僕は顔を洗い兄さんに手伝ってもらいながら200頭の魔狼を空間魔法で収納しギルドへ
歩いた。
「兄さん。ちょっと遠くまで行っちゃったね。」
「ああ。そうだな。」
そんな話をしながらギルドへ入りクエスト紙を持って、
ギルド職員にクエストの終了を伝えた。
「あのー、15頭よりも多く討伐しちゃったんですけどこれって報酬変わりますか?。」
「はい。変わりますよ。このクエストでは15頭で30神銀貨なので1頭2神銀貨です。
それで何頭の討伐しましたか?。」
「えっと。200頭です。」
「嘘はすぐにバレますよ。」
「嘘じゃないので死体を出しますね。」
「はい。どうぞ。どうせ魔狼と間違えた黒狼ですね。」
僕は空間魔法を使い200頭の魔狼の死体を全て出した。
「え。」
ギルド職員はみんな目が点になっていた。
「どうですか?。これ、魔狼ですよね。」
「は、はい。」
魔狼の死体を見せてからしばらくすると、周りが騒ぎ出す。
するとギルドマスターの声が轟く
「うるせぇぞ。だまれええぇぇぇ‼。」
この声で周りで騒ぐ冒険者は黙る。
「で、なんで騒いだ。誰か話せ。」
「私が話そう。」
「早く言え。」
男は淡々と話す。
話が終わり、ギルドマスターは口を開く。
「この魔狼を殺った奴、俺の前に来い。」
その声に応じて僕がギルドマスターの前へ進む。
「は、お前か?。お前がこれを殺ったと?。」
「はい。僕が200頭の魔狼を殺りました。」
「面白い。嘘か真か俺が判断してやる。学園の闘技場に来い。
そこで決闘だ。」
「その決闘は本気なやつですか?。」
「ああ。本気で殺らなきゃ殺られるかもな。」
ギルドマスターの目が赤くなるほど戦いに飢えていた。
一旦完結にします。




