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5【コンビニ弁当とカップ麺】

「さっきスーパーで買った弁当しかないけどそれでいいよね」


スーパーの袋から買ってきた弁当とカップ麺を出しながら聞く。


「ねえ、あなたって自炊とかしないの?

材料があるなら私が何か作るけど」


「あるわけないじゃん」


「無いのはわかったけどその「何当たり前のこと言ってんのこいつ」みたいな顔をやめて」


ようやく言葉がラフな感じになってきたな。

緊張が溶けてきたのかな?


「えーっと。

私が弁当を貰っていいの?

一つしか買ってないでしょ?」


「いいのいいの。

カップ麺あるし」


「無理やり上がらせてもらってるわけだし私がカップ麺でいいよ」


「美少女がカップ麺なんて食べたらダメだろ。

ほんとに何言ってんだか」


「もういいです何でも」



結構長い間話していたようで晩御飯を食べ終わった頃には21時を少し回ったところだった。


「あ、廊下に扉がある部屋で寝てくれ。

ベットは俺の匂いがして嫌かもしれんが我慢しろ」


「え?

私にベット貸してくれるってこと?

透くんはどうするの?」


「俺はそこの扉の部屋で寝るよ。

布団はあるし適当に敷いて」


そう言ってリビングの横の部屋への扉を指さす。


「いいの?

私がベット借りても」


「いいよ。

てかあの部屋に入って欲しくないから消去法かな。

親が泊まりに来た時も右の部屋に布団敷いて寝たし。

だから気にしなくていい」


「わかった。

じゃあ、有難く使わせてもらうよ。

あと、私も透くんって下の名前で呼んでるから透くんも一姫って下の名前で呼んで」


「え?

あ、うん。

じゃあ、一姫って呼ばせてもらうね」


「うん」


なんか馴れ馴れしいかなと名前で呼ぶのは避けていたのだが向こうがいいと言うならいいのだろう。


「それじゃあ、スマンが俺はやることがあるから右側の部屋に行くわ。

小腹がすいたり喉が渇いたりしたら適当に冷蔵庫を漁ってくれていいから。

えーと、他に何かあったかな?

質問とかある?」


「ううん。

大丈夫」


「おっけ。

じゃあ、おやすみ。

夜更かしは美容の大敵だから早めに寝ろよ」


「うん。

おやすみ。

今日はありがとう」


「おう。

どういたしまして」


そうして俺は右側の部屋に入っていく。


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