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(旧) 天才は異世界の救世主[厄災]となる  作者: ポルゼ
第一章 天才は異世界に連行される
18/59

戦いは死によって終わる

「私がまさか敗北するとは……我々魔族の人間に対する認識を多少なりとも変えなくてはならないかもしれないな」


 町の南側にガルグはいた。魔族領はルインよりも北側であるが、そちらには現在多くの冒険者と兵士がいる。とても大きい致命傷を与えられてしまったガルグは小さいリスクすら危険と判断したのだ。


「ここまでくれば平気だろう」


 ガルグは町の南側にある入り口付近まで行き、そこから空を飛んで魔族領に帰ることにした。魔族との戦いが起こると分かってから、ルインで生活していた一般市民を全員フェンシェント国の首都へ逃がしているため、まるで廃墟のように人っ気がない。冒険者と兵士は北の城壁におり、アルファとエルファが追ってきている気配もない。

 そう、誰もいない。誰もいないはずなのだ。


「……」


 ガルグは町から逃げるため、空へ飛び立とうとする。

 だが、その時一つの音がしてガルグは動きを止めた。

 コツン。

 気にするほどの音ではない。風で石が転がった音かもしれないし、何か家の中にある物が落ちた音かもしれない。

 そう、気にする必要はない。だが、ガルグは不思議な感覚に襲われて動けないでいた。


「なんだ……?」


 夜風が気持ちよく流れている。夜空には月が見えている。星も輝いていて美しい。しかし、今のガルグには恐怖や不安、哀楽といったような様々な感情が湧き上がっていることにガルグ自身が驚いていた。

 コツンコツン。

 音が断続的に聞こえてくる。それはガルグに近づいているようだ。

 もうガルグは音の正体に気づいている。明らかに自然が起こす音ではない。しかし、不思議と焦りがない。ただその音の正体への興味が湧く。


「……お前は誰だ?」


 ガルグは背後に立っている誰かに振り向かずに話しかける。


「通りすがりの冒険者よ」

「はっ、ただ通りすがっただけの気配じゃないな」


 そこには美しい赤黒い髪にあまりに綺麗に整った顔立ち、身長は高く、手足も長く、最高のプロポーションを持つ

絶世の美女がいた。その美しい宝石のような赤い目はガルグをしっかり見据えている。


「ただの通りすがりよ。魔王軍第三幹部隊、ガルグ・ウェル」

「……まさかお前は」


 その時、ガルグの頭にある一つの疑念が湧いた。


「私が空から落ちてきた後、どこからか強力な攻撃をしてきたのはお前か?」

「さぁ、何のことかしら」

「……この町の、いやこの国の最大戦力はアルファとエルファだと聞いていた。だが違ったようだな」

「違っていないわ。この国の最大戦力は間違いなくあの二人よ」

「お前、全属性持ちだろう? 最初は隠れた場所から複数人で攻撃してきているのかと思ったが、それも違うようだ」


 絶世の美女、世莉架が何を言ってもガルグは既に確信しているようだ。世莉架もアルファ達と並んで国の最大戦力であり、アルファ達と戦う前に自分にダメージを与えた張本人であると。


「言ったでしょ。私はただの冒険者。しかも最近なったばかりの」

「国が隠している秘密兵器だとでも言うのか?」

「いいえ、私はこの国に来てからまだ二週間も経っていないわ」

「……」


 世莉架が真実を語る気がないのをガルグは理解した。自分の素性を知られる訳にはいかないような立場や身分なのかとガルグは考える。


「さて、貴方に質問があるのだけど、いいかしら?」


 本来、こんな質問に答える必要はない。アルファ達が追ってこないとも限らないし、早くここから逃げるべきだ。しかし、ガルグはなんとなく世莉架と話がしたいと思っていた。


「聞くだけ聞いてやろう」

「貴方は魔王軍第三幹部隊だと言っていたけれど、幹部隊は全部でいくつあるの? また幹部隊に所属している魔族はどれくらいいるの?」


 世莉架が欲しいのは魔王軍の情報だ。アルファやエルファのような強者でなければ太刀打ちできない魔王軍幹部がどれだけいるのかというのは大事な情報だ。

 ガルグは多少なら教えてもいいかと思い、話し始める。


「幹部隊は全部で六つある。所属している魔族の数は幹部隊ごとに異なる」

「貴方の所はどれくらいいるの?」

「私の所は五人いる」

「そう。それだけでもありがたい情報ね。私に話してよかったの?」

「嘘かもしれんぞ?」

「それはないわ。貴方の目を見ればわかる」

「……そうか」


 世莉架はガルグが嘘をついていないことを早々に見抜いていた。実際にガルグに嘘をつく気はない。


「幹部の更に上の階級は存在するの?」

「存在する」


 常識を超えた存在である魔王軍幹部。その幹部をも凌駕する魔族が魔王以外にもいるということが分かった。


「なるほど。幹部より上の階級はいくつあるの?」

「二つある」

「その階級の名前と構成人数は?」

「悪いがそこまでは言えないな」

「そ。でも重要な情報をありがとう。そんな風に情報を簡単に喋るということは、それだけ自信があるからというということかしら?」


 ガルグは世莉架に多少なら情報を渡してもいいと思えた大部分の理由がそれだった。例え教えてもこちらが負けることはない。むしろ良いハンデになる、くらいに考えているのだ。

 つまり、それほど魔王軍には強者がいるということだ。実際に、ガルグの属する幹部が五人いる時点で幹部が全部で十人は超えていることは容易に予想できる。その幹部より更に上の階級が二つもあるのだ。人数は分からないが、途轍もない理不尽な力を持っていることであろう。それはガルグの揺るがない自信から読み取れる。


「あぁ。確かに人間は……いや、人間以外の種族も侮れないことは分かっている。しかし、それでも我等魔族とは大きな差がある」

「実際にその目で確かめてきたの? 自分達なら絶対に勝てると思うことができるほどこの世界を探索し、知り尽くして自分達よりも強い敵はいないことを確認したの?」

「いいや、そんなことはしていない。だが、分かってしまうんだよ。魔王軍の下から上まで全て見ていったとき、嫌でも分かる。あぁ、この魔王軍は理不尽そのものだと」

「幹部という高い階級にいる貴方が言うのだから、そうなのかもしれないわね」


 世莉架はこの世界を救うために、強制的にメリアスに連れてこられている。危うい状況だと散々聞いていたし、理不尽の塊のような敵ばっかりだとしても特に驚きはしない。


「だから魔王軍に勝てるなんて思わないほうがいい。お前達は幹部である私を退け、数万もの魔族を滅ぼした。私からしたら大きな失態だが、お前達からしたらこの大陸中に響き渡るほどの大きい勝利、輝かしい希望になることだろう」

「そうでしょうね」

「そうしたらお前達は私達に勝てると思い上がって死にに来ることになる。まぁ、結局はいつか私達に蹂躙されるだろうが、それまでは静かに余生を楽しんだ方がいい」

「忠告ありがとう。でもね、人間ってとても欲深く、醜い生き物なの。負けると分かってても戦いを挑む。無駄だと思ってもその命を散らす。そういうことをやってしまう生物なのよ。おかしなものでしょう」

「だからこそ人間は面白いとも言えるがな」


 ガルグと世莉架はまるで友人かのように、お互いの意見を言い、聞きたいこと聞き、話し合っていた。辺りには誰もいない、静寂に満ちた空間。人間と魔族が話している。


「ねぇ、貴方は生物が互いを分かり合うことってできると思う?」


 世莉架は突然そんな質問をする。少し呆気にとられたガルグだが、すぐに答えは出る。


「無理だな。皆それぞれ異なる価値観、感性、感覚、思考回路を持っている。互いになんでも分かり合うなんてのは幻想の話で、それこそ精神干渉系の魔法でも使わなきゃ無理だ」

「そうね。私もそうだと思うわ」

「ほう。何故そんなことを私に、しかも魔族に聞いたんだ?」

「なんとなくよ。特に意味はないから気にしないで」

「そうか。実は魔王軍の中でも派閥がいくつかあってな。結局のところ、組織ってのは全員が百パーセント信頼し合って協力するのは無理なんだな。それは個人間でも同じことで、なかなか苦労する」

「大変なのね。魔族も」


 何だか年寄り臭い話をしているなと世莉架は思い、なんだかおかしくて小さく笑った。


「……」


 その笑みは、ガルグが見ても美しく感じた。まるで神か何かのように、それは神々しく、儚かった。


「さて……お喋りはこれくらいかしらね」


 ふと、雰囲気がガラリと変わる。世莉架は完全に切り替えた。


「……そうだな。お前と話せて良かったよ」

「あら嬉しい」


 風が吹き抜ける。二人は武器を抜く様子もなく、ただお互いを見据えていた。


「そうだ。まだ名前を聞いてなかったな。お前の名は?」


 ガルグが世莉架に尋ねる。


「世莉架よ」

「そうか」


 簡潔に答え、簡潔に話は終わる。

 音もなく、二人は消える。


「……」


 二人は背中合わせになっていた。いつの間にか世莉架の手には短剣が、ガルグの手には闇の剣が握られていた。

 血が吹き出る音がする。ガルグの両腕が切り落とされたのだ。


「……強いな、お前は。だが、まだだ」

「!」


 突然、世莉架の周囲を高密度の闇が覆う。

 それはとんでもない速さで収縮し、世莉架を呑み込もうとする。

 そしてその闇はガルグの背後で三十センチメートルくらいまで小さくなった。

 瞬間、大量の血を流すガルグは表情には出なかったが、勝ったと思い込んだ。闇の重力で押し潰したと思っていた。だが、それが間違いだとすぐに気づく。

 そう、ガルグの認識は間違っていたのだ。ガルグは世莉架がアルファとエルファに並ぶ国の最大戦力だと思っていた。それは違ったのだと、そこで思い知らされた。


「全く、こんな人間がいるなんて、心底面白い世界だと思うよ」


 ガルグはいつの間にか自身の横に立っている世莉架に言った。


「生憎私も、常識に当てはまらない歪な存在なの」

「何が起きるか分からない。だからこそ人生は面白い。お前に殺されるのも楽しい出来事と思うことにしよう」

「もしも地獄があるなら待ってなさい。私はどんな善行を積んでも絶対に天国にはいけない。だからいつか地獄に行く。そしたら私が地獄に送った者達と仲良く一緒に苦しんであげるわ」

「はっはっは! それはいい。待ち遠しいね、その時が」

「それじゃあ……さようなら、ガルグ」

「さよならだ、セリカ」


 世莉架の振るった短剣は音もなくガルグの首を切断する。首を無くしたガルグの体は力なくその場に倒れた。


「ふぅ。これで最初の試練はクリアかしらね」


 魔法で炎を生み出し、それをガルグの死体にそっと宿す。

 やがてパチパチと音を立てながら燃え始めた。


「ガルグが倒された事実は別に知られる必要はない。むしろ誰がやったのかの言及が始まる。それは面倒ね」


 燃えているガルグを見ながら、世莉架はようやく一息つくのだった。





 **





 ルイン攻防戦を終えた翌日。冒険者と兵士は重傷者の手当や首都へ向かう準備を進めていた。結果的に町は半壊し、戦いが始まる前の発展した様子の町並みは見る影もない。

 幸い、冒険者と兵士に死者は出なかった。戦力差を考えればほとんど死亡してもおかしくないような戦いだったが、アルファやエルファなどの上級冒険者、上級兵士達のおかげで人的損害は少なく済んだ。

 だが、町の上層部の人間が未だ見つかっていない。世莉架が殺し、学校を倒壊させたために今は瓦礫の下敷きになっているが、大量の死体はいつか見つかってしまうだろう。

 倒壊した学校の地下に隠れていたウェールは、世莉架がガルグを倒した後にいち早く救出した。それによって町の上層部の人間がウェール以外全員死亡した事実が発覚したが、冒険者や兵士に与えた影響は案外少なく済んだ。

 アルファとエルファは疲れているにも関わらず、町の上層部の人間に変わってずっと指揮をとっている。本当はここで町の復興を進めたいところだが、ルインにまた同じような脅威が来ないとも限らない。今はとにかく全員の無事の確保のために首都へ向かうことが最優先だ。ルインはかなり大きい町だが、首都はルインより遥かに大きく兵力も潤沢であり、安全であることは間違いない。

 ガルグに逃げられたと申し訳なさそうに話すアルファとエルファを責めるような愚か者などおらず、本当に助かったと、ありがとうと賞賛と感謝の意をこれでもかと伝えられた二人は少々照れくさそうにしていた。

 ハーリアは急激な魔力切れによってなかなか起きなかったが、翌日の昼間に目を覚ました。世莉架はアルファ達の指示に従って色々な準備をしている。


「……本当に攻防戦は終わったんだね」


 ハーリアは簡素な昼ご飯をメリアスと一緒に摂っている。起きたら皆が普通に作業をしているのを見てやっと戦いが終わった実感が湧いているようだ。


「うん。今は首都へ向かうための準備中。今日中に出るのは難しいかもだけど、明日には首都へ向かうことになると思うよ」

「そっか。セリカは?」

「色々と作業してる。みんな疲れてるはずなのに、本当凄いよ」


 メリアスはお腹が空いていたのか少ない食事をすぐに食べ終わった。


「私達もご飯食べ終わったら世莉架の手伝いしに行こう」

「うん」


 二人は食事を終えて作業を手伝いに行った。


「セリカ」


 世莉架は作業を一つ終えた時、エルファが声をかけたきた。


「どうしたの?」

「いやー……セリカは昨日怪我とかしなかった?」

「えぇ。運良く無事だったわ」

「そっか。セリカは私とアルファが魔族の幹部と戦っていたとき、どこにいたの?」


 世莉架はその質問を受けてエルファを観察する。その観察は一瞬だったが、その質問がどういう意図を含んでいるのかをすぐに見抜いた。


「幹部が空から落ちてきた衝撃波によって多くの冒険者と兵士が吹き飛ばされたわ。私も吹き飛ばされたけど運良く大きなダメージはなかった。当然幹部と戦える訳ないから負傷した冒険者や兵士達を救助してたわ。その時メリアスとハーリアにアルファ達に救援を頼むように指示したの」


 実際は世莉架がガルグを足止めし、最後には止めを刺したのだが、そのことを話す訳にはいかない。それでは実力が露呈してしまうからだ。


「……そっか。でもみんな無事で良かった。準備も順調に進んでるし、明日には首都へ向けて出発できると思うよ」


 エルファは世莉架に悪い疑念を持っている訳ではない。好感は持っているし、何かと気にかけようとしている。しかしエルファはその鋭い感覚、感性からなんとなく世莉架が何かを訳あって隠しているのではないかと思っているのだ。

 しかし、世莉架はあっけらかんと嘘をつく。人間は嘘をつくときに出てしまう癖というものが普通は誰しもあるものだが、世莉架にそんなものはない。

 エルファはそんな世莉架の嘘を察し、隠されていることに若干の寂しさを覚えたが、気にしないことにした。

 それから作業が進み、次の日。とうとう首都へ向かうことになった。

 負傷者を列の真ん中に配置し、歩くことも困難な者は担架などで運びながら向かうことになるため、通常よりも時間がかかってしまう。何はともあれ全員が首都へ向かうことができるのは素直に喜んでいいことだ。


「さて、それじゃあ行きましょう。フェンシェント国の首都へ」


 半壊した町を横目に、世莉架達は大都市へ向かう。





 **





 ある城の中、ある男が廊下を歩いている。その男は立ち止まり、一つの扉を開けた。


「お前ら、ガルグからの連絡が途絶えた」

「!」


 そこには少数ながらも禍々しい雰囲気を放つ者達が数人いた。


「確かか?」

「あぁ。本当ならもうフェンシェント国のルインという町を占領し終え、ガルグがその報告をするはずだったんだが、まだ報告がこないんだ」

「おいおい、マジでやられたのか?」

「ルインという町にはアルファとエルファという人間の中でも異次元の強さを持つ冒険者がいるそうだ。そいつらにやられたのか、やられてはいなくとも苦戦しているのか、負けそうになって逃亡しているのか、もう既に殺されたか……どれかだな」


 そこにいた者達は大なり小なり驚いてはいるようだ。


「どうするよ。誰かが確認しに行くか?」

「万が一のことがある。まさか連れて行った魔族も全てやられてガルグもやられたなどとは考えにくいが、確認する価値はありそうだな」


 人間に屈したかもしれないという可能性に、彼らは悲しむ……のではなく、楽しそうに、嬉しそうに笑った。


「俺達に近い実力を持った人間が勇者以外にもいるかもしれねぇってことだよな。楽しそうじゃん」

「それで、誰が行く?」


 誰が確認しに行くのかを尋ねると全員が手を挙げた。


「おいおい、俺に譲れよ」

「いや、なんでお前なんだよ」


 強烈な個性を持つ彼らは譲らないし、まともな話し合いにならない。


「はぁ……じゃあ平等に運で決めよう」


 扉を開けて部屋に入った男がポケットからコインを取り出し、椅子に座っていた男にコインを撃ち出す。


「おっと」


 そのコインを受け止める男の手から煙が出ている。ただ撃ち出しただけで、異常なほどのスピードが出ていたことが分かる。


「それで決めといてくれ。俺はやることがあるから確認に行くことはできないからな。決まったら後で教えてくれ」

「やったぜ、一人減ったな」


 男が部屋から出ると、中から大きな声が聞こえてきた。どうやら白熱しているようだ。


「本当にガルグがやられたのだとしたら、少しは対策を考えなければならないかもしれないな」


 男は疲れた様子でため息をつき、これからのことを考えるのだった。


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― 新着の感想 ―
[一言] セリカさん、仕事完璧ですね! そしてどうやら魔族は人間と同じく複雑かつ面倒臭い社会をしているそうですね、別に全員クズの種族という訳じゃなさそう。
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