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(旧) 天才は異世界の救世主[厄災]となる  作者: ポルゼ
第一章 天才は異世界に連行される
14/59

予想外と想定内

 魔族との戦いは始まった。第一線で魔族の軍団に突っ込んで行くアルファと精鋭達。大抵の知能の低い相手に苦労するような精鋭ではない。そのため、どんどんと魔族を殲滅していく。更にそこにエルファ達、城壁の上にいる精鋭の魔術師達が魔法を放っている。

 しかし如何せん敵の数が多い。まだまだ万を超える魔族がいる。アルファとエルファがいくら強いと言っても、人間である事に変わりはない。するとどうしても疲労や魔力の枯渇などが起きる。ただでさえ町の戦える人間は数が少なく、一人当たりに求められる魔族の討伐数が多い。

 先程の精鋭達による攻撃で敵の軍団の前の方にいた魔族はほとんど消えた。しかし、その攻撃で消えた魔族は雑魚がほとんどであり、軍団の後方にはそんな簡単に倒せる敵はほとんどいないだろう。


「さて、いつまで持つかしらね」


 そんな事はエルファ達も分かっている。だからこそ、人間は力を合わせて相手を殲滅するのだ。

 第一線の半分はアルファについて行って魔族達の元へ向かって戦っている。彼らならば相当数の敵を倒してくれる。

 だがやはり限度がある。そこで出てくるのが第二線以降の冒険者、兵士たちだ。 


「行くぞー!」


 第二線のおよそ半分の人員が城壁まで走ってきてそのまま外に出る。それからアルファ達第一線の、つまり敵と真正面から戦っている者達の少し離れたところから中距離攻撃を仕掛ける。

 彼らは第一線のエルファ達のような遠距離の超強力な魔法が打てるわけではない。しかし、中距離の魔法や弓のエンチャントなどを駆使してアルファ達の援護に回っているのだ。

 更に、町の城壁の内側から何かが大量に射出された。魔族達は一瞬それが何か分からず呆けて見ているが、すぐに気付く。

 それは岩である。直径三メートル程の岩が大量に上空から落ちきているのだ。それらはアルファ達の戦っている場所より更に先の場所に落ちていく。それによって魔族達は悲鳴のようなものを上げながら大きな岩に潰されていく。

 また、時には火のついた樽が落ち、爆発して周囲の魔族を吹き飛ばしたりしている。これらは急ピッチで大量に作られたカタパルトによるものだ。

 これらの援護を行なっているのは第二線の残りの人員と、第三線の者達である。世莉架達がいる第四線の者達は岩や樽をカタパルトで撃ち出している者達の補助だ。具体的には岩や樽の補填、少しでも魔法のエンチャントができる者がエンチャントを施したり、武器や食料など諸々の補給だ。

 世莉架達の背後にある学校内に様々な戦いに必要な物が置いてある。かつ、その学校には町の上層部の人間がいる。


「次々運べ!」


 できる限り早くカタパルトに岩や樽を補填して撃ち出す。とにかく撃ち出す。射出する角度に関しては第一線付近にいる者が信号弾を少々複雑に使って支持している。


「今どれくらい倒せたのかな……」


 せっせと働く世莉架達だが、メリアスが突然立ち止まってそう言った。


「どうかしらね。衝撃と振動からアルファ達の初手の攻撃が相当なものだった事は分かる。その攻撃がきちんと敵に当たっていて、カタパルトの攻撃が有効に働いていて、更に今魔族達の元へ向かって近距離戦をしているであろうアルファ達が凄まじい速さで殲滅していっている……そういう風に考えたら既に一万は消えてるかもね」

「一万……上手くいっているならばの話だよね」

「えぇ。それに一万体の魔族が倒せているとしても、それは恐らく雑魚がほとんどでしょう。きっと敵の前線にいるのは雑魚ばかりだと思うからね。つまり、これからどんどん強い魔族が出てくるという事。これからが本番よ」

「う、うん」


 メリアスは少し不安げだが、すぐに作業を再開した。

 第四線にいる者にできる事はそれくらいしかない。とにかくサポートだ。そしてそのサポートはこの戦いにおいてとても大事だ。世莉架達は次の作戦にいくまで、ひたすら作業を続けるのであった。


「そろそろかしら」


 城壁の上で魔法を撃っていたエルファが一旦魔法を作ることをやめる。エルファ以外の魔術師は皆息切れしており、エルファも多少息が上がっていた。初手の魔法を撃ってから立て続けに魔法を撃っていたのだ。当然集中力も落ちてくるし魔力の枯渇と疲労は仕方ない。

 

「魔力が枯渇しかけている者は一旦下がって第二線の者と交代して! 後方には魔力を補給してくれるポーションがあるわ!」

 

 言われて急いで下がっていく者達がかなり多くいた。やはり強力な魔法を撃ち続けているのは無理がある。

 しかし第二線の者達との交代はスムーズであった。確かに火力は落ちる。だがそれでもある程度実力と経験のある者がほとんどなため、なんとか持ちこたえることができそうだった。

 エルファは下がらず継続して魔法による攻撃をしている。多少魔法の威力は下げて魔力消費量を下げてはいるが、どうしても疲労は溜まっていく。

 もしもこの戦いにアルファとエルファがいなかったら既に町は占領されていたことだろう。戦う者達は皆、アルファとエルファに感謝しながら士気を更に上げ、魔族を打ち倒していく。


「おらぁ!」


 アルファは最前線で炎を体に纏いながら敵を消しとばしていく。その姿はまるで怒り狂った鬼だが、どこか美しさや神聖なものも感じさせられるような戦い方だった。適当に広範囲の攻撃をしているように見えてしっかり仲間のカバーをし、効率よく、かつ手強い敵がなるべく仲間に当たらないようにそのような敵から倒していく。

 攻撃は恐ろしく速く、威力と攻撃範囲は異常と呼べるほどだ。体に纏った炎は近づいた敵を燃やし尽くす。かと言って遠距離攻撃しようとしてもアルファの野生の勘なのか感知スキルによるものかは分からないが、すぐにその遠距離攻撃を認識し、回避、または炎で弓矢のような物を生成して敵を撃ち抜く。

 最初、アルファと共に前線に出て戦うと決まった冒険者と兵士は、皆で出来る限りアルファが自由に動けるように援護しようという話をしていた。だがその必要は全く無いことを戦いが始まってから痛感した。むしろアルファに援護されている。自分たちの援護など無くてもアルファは一人で数百、いや数千人分というレベルの仕事量をこなしていた。

 圧倒的だ。その姿に憧れて冒険者になる者は相当多いだろう。そのカリスマ性と勇者候補になる程の実力。特に男ならば憧れない理由がない。


「!」


 そんなアルファを筆頭に、勢いよく敵を殲滅していく第一線の精鋭達だが、ある事に気づく。


「イージーゲームはここらで終わりだな」


 未だ雑魚の魔族と戦いをしていたが、段々と敵として立ちはだかる魔族のレベルが変わってきていることにアルファ達は気づいた。

 まず変わったのはその雰囲気。先ほどまで戦っていた魔族は明らかに知能が低く、適当に突っ込んでくるだけだった。しかし今アルファ達の前に立ちはだかる魔族達は多少ながらも知性を感じるのだ。魔族は体が大きければイコール強いということではない。むしろ強ければ強いほど人間らしい姿をしているのだ。勿論体が大きければその分腕力などの純粋な力は強くなる。しかし、本物の魔族の強者達は人間に近しい姿でありながらそれらの体の大きい魔族を赤子を捻るようにすり潰せる。

 数の利が大きく戦況を左右しかねないような現状の戦いでは、体が大きいだけでも脅威になり、そこに更に知性を多少感じる魔族がいるとなると人間側からするととても嫌な展開なのだ。


「お前ら、ここからは必ず数人で固まって動け! 少しでも危ないと思ったらすぐに城壁まで退避しろ! もう俺の援護が全員に届くことは無いと思え!」


 アルファのその言葉に精鋭達は気を引き締めた。もう簡単に魔族を蹂躙できることは無い。油断すればすぐに死ぬだろう。

 第二線より後ろの冒険者と兵士が行なっているカタパルトによる攻撃もあまり効かなくなっている。上から降ってくる岩や樽程度、簡単に躱されるようになってきているのだ。中には堂々と真正面から受け止めて尚、平然としている魔族もいる。

 おまけにエルファ達第一線の後衛陣の息切れが激しくなってきた。このままだと押し返される可能性がとても高い。

 

「第二線、第三線の皆に伝えて! カタパルトによる攻撃を半分にして余った者達はこの城壁まで来ること! その際には大量のポーションなどの薬品も持ってくるように!」

「了解!」


 エルファは魔法を放ちながら伝令役の人にそう伝えた。


「さて……相手はこれで巻き返せると思ってるのかもしれないけどね。そんな甘く無いわよ人間という生き物は」


 魔族からしたら人間側の勢いが見るからに落ちていることは目に見えている。それ故に魔族達は士気が向上しているようで、かなり昂ぶっている。だが、それでやられるような町では無い。

 先程まではアルファ達によってみるみるうちに相手の軍隊の奥深くまで進んでいたが、今はお互いに拮抗しており、戦線が動いていない。強力になった魔族相手に苦戦していることは明らかだ。

 それから少しして、エルファ達のいる城壁に第二線、第三線の者達が駆けつけてきた。彼らの背中に背負ったバッグには大量のポーションがある。そのポーションは魔力を回復してくれるため、これで戦いを続ける事ができる。

 元々魔力回復ポーションはエルファ達第一線の者達は所持していたが、既にほとんど飲み終わってしまっている。

 ここにきて大量の魔力回復が見込める。まだまだ人間側の勢いはあるのだ。


「物理、魔法による遠距離攻撃が苦手な者は城壁のすぐ後ろで例のアレの準備! これからは本当に予想外の展開が多くなると思われる。皆よく考えて行動するように!」


 エルファの綺麗で、しかし力のある声が響く。カリスマ性があるのはアルファだけでは無い。エルファも同様に人を引っ張る能力がある。

 エルファの指示通り、遠距離攻撃ができる者達は城壁の上まで登り、攻撃を始めた。それ以外の者達は城壁にある町に入るための大きな扉の後ろで何やら作業を開始していた。

 一方、世莉架達は。


「いつまでこれ続けるの?」


 カタパルトによる攻撃の補助に徹しているが、もうこの程度の攻撃は効かなくなっているのでは無いかと思ったメリアスが近くで同じように補助をしていた世莉架に尋ねる。


「そろそろ限界でしょうね。もうカタパルトによる攻撃は対して有効に働いていないでしょう。ただこの攻撃が相手にダメージを与えられなくても邪魔にはなっていると思うわ。だから多少なりともこの攻撃は続ける価値がある」

「そっか。このまま終わってくれればいいんだけどなぁ」

「ま、それは無いでしょう。アルファ達の言っていた事が本当なら魔族の幹部クラスがいるはずだからね。そんな簡単に終わるなら私はいらないでしょうに」

「確かに……」


 メリアスは心配そうな顔をしている。世莉架はそんなメリアスを少し見つめた後、頭にポンと手を置いた。


「世莉架?」

「私がいる限り貴方には傷一つつけないから安心しなさい」

「……私だけじゃなくて、他の皆も守ってね。でも、ありがとう」


 メリアスは笑みを浮かべた。綺麗な笑顔だ。世莉架はそんなメリアスの笑顔を見て少しの間見惚れてしまった。

 メリアスは神である。しかし、どこか言動は幼いところがあったりして表情がコロコロ変わる。神故に人の醜いところは嫌という程知っているだろうが、それでも美しい純粋さがメリアスにはあった。それは世莉架には無いものだ。ずっと前に、もういつ失くしたかも分からないほど純粋さなどとは無縁な世莉架にとって、そんなメリアスはとても眩しく見えた。


「……えぇ。できる限り守るわ」


 そう答えた直後だった。


「!」

「世莉架?」


 世莉架は何かを感じた。それは大きな力。城壁の外にいる有象無象の魔族とは格が違うと嫌でも思わされるような巨大で禍々しい力。


「皆、逃げて!」


 世莉架が叫ぶ。ここは第四線で戦場とはそれなりに距離があるため、いまいち戦場の雰囲気がない。敵が見えないところにいて、しかも安全圏にいると不安と恐怖こそあれど、自分達が戦うことになることはないのでは? と油断してしまうのだ。第四線にいるのは初心者の冒険者と兵士がほとんどなため尚更だ。

 逃げろという言葉に困惑する第四線の者達。そこには少ないが念のために配置されていた上級者の冒険者と兵士もいたが、その上級者達も何のことか分かっていなかった。


「っ……!」


 世莉架は急いでメリアスを掴んで抱え、またすぐ近くにいたハーリアの元へ行って同じように抱える。


「な、何が来るの!?」


 いきなりのことでハーリアは驚いていたが、それでも世莉架の言動から何か危機が迫っていることは分かっている。


「多分、魔族の幹部よ」

「!」


 魔族の幹部という言葉に驚いたメリアスとハーリア。その直後、学校前の第四線のど真ん中にあり得ないほどの速さで遥か上空から隕石のように何かが落ちてきた。

 地面に当たった衝撃波は凄まじく、周りにあった建物はほぼ全て吹き飛ばされた。学校も半壊している。

 だが死者は出なかった。その理由は至って単純、世莉架が魔法で守ったのだ。衝撃波がくる直前、何が起こるのか分かっていなかった者達を簡易ながらも岩の魔法で囲い、直撃から守ったのだ。とはいえ衝撃波を完全に遮断することは簡易魔法ではできず、大きな負傷をした者達が大勢いた。

 

「な、なんだ!?」


 上級冒険者の一人が自身を囲っていた岩を砕き、外に出る。流石に上級冒険者は岩で囲われた瞬間に危険を察知し、咄嗟に自分を守る魔法を使ったのだ。

 眼前には大きなクレーターがあり、土煙で視界が悪かった。


「人間が我々に勝てると思っているなんて愚かだな」


 声が聞こえる。それはクレーターを作った者の声であることはすぐに分かった。他にも数人いた上級冒険者と兵士がクレーターに集まっている。完全に包囲されていてもその声の主は動じない。いや、この程度動じるようなことではないのだ。


「お前達、今ここで土下座して謝り、こちらの配下に加わると言うのなら特別に許そう」


 土煙が消え、その声の主が姿を現す。

 そこには一人の魔族がいた。たった一人。しかしその存在感は異常と言っていいほど強く、その魔族から目を逸らせない冒険者と兵士達。

 その魔族は黒いスーツを着ており、背筋をピンとして姿勢正しく立っている。髪は黒く、見た目的には中年くらいで端正な顔立ちをしている男だ。肌は白くてあまり生気を感じられない。だが人間にしか見えないその男は人間ではない。


「配下だと……? そもそもお前はなんだ? まさか……」

「そのまさかだ。私はガルグ・ウェル。魔王軍第三幹部隊所属だ」

「お前が幹部か!」


 その会話を世莉架は瓦礫の陰から聞いていた。


「第三幹部隊……? 幹部クラスということから複数いることは分かっていたけれど、第三というからには想像以上に幹部は多くいるようね」

「あ、あんなのどうやって……」


 ハーリアとメリアスも同様に会話を聞いていた。ハーリアはガルグの姿を見た瞬間にその強さを理解してしまったらしく、怯えて弱気になっている。


「現状第四線でまともに動けるのは私達と上級者たちだけ。当然アルファやエルファ達もこの事態には気づいていると思うけれど、報告と救援要請は必要よ。そしてその役目はハーリア、貴方に任せるわ」

「わ、私?」

「えぇ。そしてメリアスも一緒に連れて行って安全な場所に保護して欲しい。報告と救援要請、メリアスの安全の確保が終わったらアルファ達の指示を仰いで」

「で、でもそうしたらセリカが……」

「私は大丈夫。なんとかバレないように上手くやるわ。ハーリア、メリアス、よく聞いて。私達の現状は最悪よ。アルファ達の方にはまだまだ強い魔族が残っているだろうし、それらを遥かに凌駕する魔王軍幹部が目の前にいる。つまり挟まれているような状況ね。アルファとエルファにあの魔族の対処を任せたいけど、そう上手くいくかもわからないわ。もしもアルファ達第一線の方も苦戦していてこちらに人を割けないと分かった時はこの町を出て首都のある方へ逃げなさい」

「え……!?」


 首都の方へ逃げろと言われた途端、メリアスとハーリアの声が被った。


「そうなった時は絶望的な状況ということよ。貴方達だけでもいいから逃げなさい」

「セリカはどうするの? 私達だけ逃げても貴方がいなきゃ……」


 ハーリアは今にも泣きそうな顔をしている。心配させて申し訳なくなった世莉架はハーリアの肩に手を置いて言う。


「大丈夫、そうなったら私も隙を見て逃げるから。その時は首都で合流しましょう」

「……」


 ハーリアは俯いてしまったが、再び顔を上げた時には覚悟が決まったようだった。


「メリアスも、いいわね?」

「……分かった。でも一つ約束。死なないこと」

「当然でしょう」

「絶対だよ。どんな手を使ってもどんなことをしても生きてまた私達と再会すること」

「えぇ、約束するわ。それじゃあもう行きなさい」

「うん」


 ハーリアとメリアスは急いでアルファ達の元へ向かった。一人になった世莉架はガルグの方を見る。


「まさか空からくるなんてね。気付けてよかったわ」


 世莉架は当然真正面からしか敵が来ないなんて思っていなかった。知性のある幹部クラスの魔族がいるならそんな馬鹿なことはしない。そのため、世莉架は常に三百六十度を広範囲に渡って索敵していた。これはメリアスから贈られたギフトの世莉架の着ているコートの能力だ。とはいえ最初はその範囲外にいたガルグだが、世莉架の勘と敵意、また空気の流れなどから上空から降りてくることを誰よりも早く察知することができたのだ。


「間違いなくあの上級冒険者と兵士達はやられる。でも殺させるわけにはいかないから、アルファ達がここに来てくれる事を願って隠れてサポートするしかなさそうね。本当は他にやりたいことがあるんだけど……」


 世莉架は魔法の準備をする。戦いを序盤を終え、中盤になっていた。


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